あれからラグ・アルグル達は平和に生活していた。
ラグ・アルグル「なあモナ・アーミカ。お前はずっと人を観察するという暇つぶしの楽しさが分かるか？」

モナ・アーミカ「分からんな。楽しい事は全員同じってわけじゃないということだろう」

ラーゴ・ヴェラ「結構いい暇つぶしになるよ。だって人間って何考えてるかわかんないじゃん。それに一人の事が分かってもまだ沢山いるしね。というかずっとそのへんで寝転がってなんか見てるような奴に言われたくないんだけど」

ラグ・アルグル「いいやこれが楽なんだ。何も考えず寝転がってられる。この時間はとても貴重で幸せを感じるからな。おいモナ・アーミカ。どっちの方が暇そうに見える」

モナ・アーミカ「…お前だなラグ・アルグル。たまには買い物でもなんでも行ってみたらどうだ？行かないから暇そうに見える」

ラグ・アルグル「いやこれでも一応魔界の探索はー」

ラーゴ・ヴェラ「ジェネラルピラーがしてる、でしょ」

ラグ・アルグル「…」

モナ・アーミカ「なんか言って欲しそうにこっちを見るな」

ラグ・アルグル「そうか、もういい。拗ねてくるから」

ガキかよと思ったのはモナ・アーミカもラーゴ・ヴェラもそうだったが口にはださなかった

こうして平和に暮らしている悪魔三人はまだ厄災が降りかかるなど知る余地もなかった