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最初は病みが多いです。飛ばすか見るのをやめて下さい。

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ぼっちの演奏(修正版)

#1

きっかけ

もう、いいかな…
私は1人だった。友達はいるけれど別のクラス。ペアになるといつも私が余る。
「辛い。もう、◯にたい。」
私は最近、性格が変わった。
読書好きになったし、静かになったし、1人が好きになったし、目立たなくなった。
部活は、別のクラスの友達と一緒だった。
その子はピアノが上手に弾ける。1回聴かせてくれた。指が滑らかに移動してる。その時の友達はかっこよかった。
「私もあんな風になりたいな。」
憧れた。
これがピアノを始めるきっかけだった。

私は独学でピアノを練習した。
家には丁度ピアノがあった。
まずは右手から。
「ド」はどこ?
そこからだった。
鍵盤は苦手だった。
ドレミシールを自分で作り、貼り練習した。
一日一回、一時間は練習した。宿題なんかほったらかしに。
何回も練習したある日、上手くなったと実感した。
でも終わりではない。「左手」が残ってる。
このままじゃ普通の人でもできる。
私が練習したのは好きなアニメの主題歌だった。
左手だと黒鍵も使うからカッコよく見えるかもしれない。
軽い気持ちでやった。
だけど全然違う曲みたいになった。
同時、黒鍵、合わせ方…全てがダメだった。
毎日2時間やる。と決め、練習した。
辛い学校生活と諦めかけてるピアノ。
両方とも苦しかった。
テスト勉強もしないでピアノに没頭した日々。
左は右と一緒にやらないと分からない。
だけど必死に練習してるのは学校の辛さを忘れられるメリットがあるからやめられない。
何度も叩いたピアノ。何度も叩いた自分。
「このピアノのせいだ!」
そう怒りながら叩いたピアノ。だけどピアノは耐えた。
何度も強い拳で叩いたのに。ピアノは無傷だった。
病みながらも弾いた。
「絶対に友達みたいになるから!」
諦めそうだけど諦めなかった。

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作者メッセージ

辛いです…

2023/11/11 11:58

貴志柚夏 ID:≫9820tLSVMWUTw
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