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その少女、太宰の部下である。

#2

人生万事塞翁が虎②

敦の体内に大量のお茶漬けが消えていく。
その様子を太宰と少女、男は眺めていた。
少女の名は●●○○、男の名は[漢字]国木田独歩[/漢字][ふりがな]くにきだどっぽ[/ふりがな]と云うらしい。
国木田は苛ついた様子を隠さずに隣に座る太宰、正面に座る○○を見やった。
国「おい太宰、○○。早く仕事に戻るぞ」
”太宰の所為で予定が大幅に遅れた”そう云う国木田に太宰はにこやかな笑みを送る。
そんな太宰を叱る国木田に、頬いっぱいにお茶漬けを詰め込んだ敦は聞いた。
敦「ぬんむいえおむんぐむぐ?」
国「五月蝿い、出費計画の頁にも”俺の金で小僧が茶漬けをしこたま食う”とは書いていない」
敦「んぐむぬ?」
国「だから仕事だ‼俺達は軍警察の依頼で猛獣退治を―――」
何故か会話が成立している二人に、状況を見ていた太宰と○○は、
太「君達、なんで会話できてんの?」
『普通彼の云っていること判りませんよね?』
冷静に突っ込んだ。
――――暫くすると、机に大量の空の茶碗が置かれている。
敦は満足している腹を押さえ、笑顔になった。
敦「いや、ほんっとーに助かりました!孤児院を追い出され横浜に出てきてから、食べるものも寝るところもなく・・・・・・あわや斃死かと」
太「ふうん君、施設の出かい」
太宰の言葉に敦は自分が置かれた状況を説明する。
そんな彼らに国木田は厳しく云った。○○は静かに飲み物を飲んだ。
聞いている内に太宰等の仕事の事になっていたらしい。
この三人がかの”[太字][漢字]武装探偵社[/漢字][ふりがな]ぶそうたんていしゃ[/ふりがな][/太字]”と知ると、敦は大きな反応を見せた。
敦「お二人は判りますが、○○さんもですか?」
太「ああ、この子はしっかり者なのでね。私の手伝いをしてもらっている」
太宰はそう説明すると、意識をずらした。急に自殺のことを考え出す太宰と其れに振り回される国木田を見ながら、敦は○○に聞く。
敦「・・・・・・○○さん、苦労とかしてませんか?」
敦の言葉に、紅茶を飲んでいた○○は動きを止めた。その大きな瞳を更に大きく見開いている。”失礼だったか”敦が冷や汗をかいていると、ふと○○の形の良い口が綻んだ。

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2024/08/22 17:03

夏【SS専用】 ID:≫apE8Ebt/Yxa52
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