”都市伝説”といえば一般的には色々あるだろう。
例えば”口裂け女”や”こっくりさん”など、有名なものも多い。
ちなみに結真はそういうのは信じるタイプだ。小学３年生の年までこびと◯かんをまともに信じてたくらいだ。
『誰が書いたのかも分からねェし･･･』
薫「だが依頼は依頼だ。もう金も貰っちまったし、やるしかねェな」
『たまにはお前が行けよ、私の方が立場上だぞ』
薫「知らねェな、俺はめんどくさいのが嫌いだ。それに残念だな。依頼者はお前を指定してるぜ」
腕を組んでそう言う兄に溜息をつきながら、手紙に再び目をやる。
そこには、丁寧な字で、
[斜体]＿＿＿＿＿”本日は八神結真様にご依頼をしたいと思っております。依頼内容に関しては都市伝説の討伐になります。理由は説明できませんが依頼金ならご用意しております。ざっと1000万程です。直接会わずでの依頼になりますがどうか宜しくお願い致します＿＿＿＿＿[/斜体]
『金貰ってんならやるけど･･････差出人について色々探っておいてくれ。そういう能力ならウチには大勢居る』
薫「ん。準備はいるか？」
『私を誰だと思ってやがる、いるわけねェだろ』
強気な笑みを浮かべた結真を見て薫は「(血は争えねェな)」と思った。