鬼神様はゆったり暮らしたい・改
スマホをぶん投げ、服を着替えた結真の自宅に一人の青年がやって来た。
[漢字]八神薫[/漢字][ふりがな]やがみかおる[/ふりがな]。結真の兄だ。
薫「とっとと片付けろ、バカ妹」
『人の部屋に文句を言う暇があんなら自分の部屋片付けろよ!』
薫に監視されながら部屋の片付けをする結真。一時間くらいは片付けをしているからか、ずいぶんと片付いた。
薫「この前片付けしたよな・・・どう生活したらこうなるんだよ」
『片付け苦手なんだよ!』
薫「それでも服くらいはクローゼット入れたりしろよ」
『どーせまた着るじゃねぇか・・・いちいち出すのはめんどくさいし・・・』
ぶつぶつと文句を呟く結真の頭に薫のゲンコツが落ちる。鈍い音が部屋に響いた。
『いったァッ!!このクソゴリラか‼妹には優しくしろよ‼こちとら嫁入り前の乙女だぞ⁉』
薫「お前を嫁にする奴はせいぜいイノシシくらいだな。良くてクマ」
『うるせェな‼未だに彼女も出来た事がないくせによォ‼』
薫「てめェ・・・・・・!いいか?彼女なんて出来た事がない奴なんてこの世にはいくらでもいるんだぜ?お前は今そんな奴らを敵に回したことになる・・・」
『いつにも増して饒舌だな・・・』
そこから兄妹ゲンカは1時間も続いた。
『ていうかよ、結局なんの用で来たんだよ?何もねェなら追い出すぞ』
薫「ああ、すっかり忘れてたわ。お前への恨みで頭がいっぱいだった」
『いちいちめんどくせェな、もっかいやるか?』
薫「いや、やらねェ」
薫は持ってきたバッグから手紙を出した。結真は差し出された手紙を受け取り、開いて中の紙に目を通す。
『・・・・・・おい、クソ兄貴。”都市伝説”ってのは本当にいんのかよ?』
薫「は?」
結真の部屋に二人の声が響いた。
[漢字]八神薫[/漢字][ふりがな]やがみかおる[/ふりがな]。結真の兄だ。
薫「とっとと片付けろ、バカ妹」
『人の部屋に文句を言う暇があんなら自分の部屋片付けろよ!』
薫に監視されながら部屋の片付けをする結真。一時間くらいは片付けをしているからか、ずいぶんと片付いた。
薫「この前片付けしたよな・・・どう生活したらこうなるんだよ」
『片付け苦手なんだよ!』
薫「それでも服くらいはクローゼット入れたりしろよ」
『どーせまた着るじゃねぇか・・・いちいち出すのはめんどくさいし・・・』
ぶつぶつと文句を呟く結真の頭に薫のゲンコツが落ちる。鈍い音が部屋に響いた。
『いったァッ!!このクソゴリラか‼妹には優しくしろよ‼こちとら嫁入り前の乙女だぞ⁉』
薫「お前を嫁にする奴はせいぜいイノシシくらいだな。良くてクマ」
『うるせェな‼未だに彼女も出来た事がないくせによォ‼』
薫「てめェ・・・・・・!いいか?彼女なんて出来た事がない奴なんてこの世にはいくらでもいるんだぜ?お前は今そんな奴らを敵に回したことになる・・・」
『いつにも増して饒舌だな・・・』
そこから兄妹ゲンカは1時間も続いた。
『ていうかよ、結局なんの用で来たんだよ?何もねェなら追い出すぞ』
薫「ああ、すっかり忘れてたわ。お前への恨みで頭がいっぱいだった」
『いちいちめんどくせェな、もっかいやるか?』
薫「いや、やらねェ」
薫は持ってきたバッグから手紙を出した。結真は差し出された手紙を受け取り、開いて中の紙に目を通す。
『・・・・・・おい、クソ兄貴。”都市伝説”ってのは本当にいんのかよ?』
薫「は?」
結真の部屋に二人の声が響いた。
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