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『 だから 息を止めようとした 。 』

#9

⌜ 殺してやりたかった ⌟

[明朝体]

父「大丈夫かい?手足も頭も包帯を巻いているじゃないか」

「は、え…?」

そんな状況に戸惑っていたとき。

看護師「●●ちゃん?!ここにいたの!?」

いつも私に付いていた看護師さんが入ってきた。

父「●●ちゃんっていうのか。よろしくな」

父の言葉に耳を疑った。

父の言っていることが理解できなかった。

「わ、私のこと知らないの…、?」

父「あぁ…ごめんね。俺は、記憶喪失みたいなんだ」


カランカランッ────


手からフィールドナイフを落とした音が、病室に響き渡る。

看護師「●●ちゃん?!このなんでナイフなんか持ってるの!?!?」

「き...おく、そう...、しつ...?」

あまりにも衝撃的な事実に混乱してしまう自分がいた。

看護師「…●●ちゃん、記憶喪失のことについて話があるの」

全てを察した表情をした看護師さんが、私にそう語りかける。

「──…嘘だ」

看護師「……え、?」

「嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だッッ!!!そんなの絶対に嘘だッッ!!!」

「私は復讐する為にここにきたのに!!!」

「なんで記憶喪失になってんのよ?!?!」

看護師「●●ちゃん!!落ち着いて!!!」

「──…ぁ、」

[小文字]看護師「●●ちゃん?![小文字]●●ちゃん!![小文字]●●ちゃ…」[/小文字][/小文字][/小文字]

ここで私はまた、意識を失った────。


[/明朝体]

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作者メッセージ

看護師さんの人、マジで多分ちょこっとしか出ないけど、
看護師さん役したい方いますか…?

2024/09/13 21:12

雪月華はんな@SS専用 ID:≫92AMLsj.b0ZNg
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