命を灯す花
1週間後・・・
駿「じゃあね。バイバイ!」
友達「じゃあな!」
あれから1週間。お兄ちゃんは帰ってきていない。
一体、どこにいるんだろ・・・・!!
駿「あ・・・え・・・?」
曲がり角の電柱に、お兄ちゃんがいる。
晴翔「ふぅ・・・あ、駿か。よっ。」
駿「お兄ちゃん!?」
晴翔の元へ駆けつく。
駿「どこ行ってたのぉ!?」
晴翔「静かに。」
真面目な顔で語りかける。
晴翔「駿。着いてこい。」
駿「え、どこ行くの?」
晴翔「ふっ。面白いものを見せてやろう。」
良く見ると、リュックがパンパンだ。
何が入ってるんだろう・・・。
30分ほど歩き、廃ビルに着いた。
駿「ここは・・・・?」
晴翔「今日は祭りだから、人がよく集まる。」
時刻は午後6時22分。太陽は沈みつつある。
そして、人は増え続けている。
晴翔「よし、入るぞ。」
駿も晴翔に着いていく。
そして、屋上に入る。
駿「ねぇ、何するの?お兄ちゃん・・・。」
晴翔「祭りが始まったら、お前はこれで遊べ。」
渡されたのは、普通の花火。
駿「わぁ、ありがとう・・・!」
晴翔「まあな。迷惑かけたしっ。」
そして、30分程花火で遊んだ。
パッと兄の方を見ると、何かを作っていた。
普通の花火の中に・・・粉?を入れてる。
まあ、そんなことを気にせず遊んでいると・・・
女性「いやぁ!?」
急に悲鳴が聞こえた。
駿「!?」
声が聞こえた方向に目を向ける。
そこには、[大文字]人が居た。[/大文字]
え、人が居る???てか、浮いてる??
え、何でなんで?何が起こってんだ?
そうだ、お兄ちゃん・・・・・・???
晴翔は、花火人花の粉を入れた花火に火をつけ、
[大文字]その女性を操っていた。[/大文字]
駿「え、な、何してるの・・・?」
晴翔「ああ、あの女を浮かせてんだよ。」
駿「え、なに?浮かしてる・・・?」
晴翔「あいつの心臓部分見てみ?」
よく見ると、心臓部分が赤く光ってる。
と思ったら黄色に変わった。
いろんな色に光ってる。まるで花火だ。
晴翔「これはそう長く持たないんだ。もうそろそろ・・・」
その瞬間、女性の心臓部分で光っていた光が消えた。
と、その時・・・・
女性「ひゃっ!」
短い悲鳴を上げ、女性は下へ落ちていった。
無音の空気が流れた。祭りの音さえ聞こえなかった。
そして、次第に悲鳴が聞こえてきた。
男性「うわぁあ!!」
子供「あああああ!!!???」
いろんな人の叫び声が聞こえる。
僕は見なかった。怖かったから。
そこにあるものが、安易に想像できたから。
駿「お兄・・・ちゃん・・・!」
晴翔「見たか?駿・・・」
後ろを振振り向く。
晴翔「人が・・・死んだぞ・・・!」
その顔は、初めて彼女ができた中学生のような、
満足感ある笑顔だった。
駿「じゃあね。バイバイ!」
友達「じゃあな!」
あれから1週間。お兄ちゃんは帰ってきていない。
一体、どこにいるんだろ・・・・!!
駿「あ・・・え・・・?」
曲がり角の電柱に、お兄ちゃんがいる。
晴翔「ふぅ・・・あ、駿か。よっ。」
駿「お兄ちゃん!?」
晴翔の元へ駆けつく。
駿「どこ行ってたのぉ!?」
晴翔「静かに。」
真面目な顔で語りかける。
晴翔「駿。着いてこい。」
駿「え、どこ行くの?」
晴翔「ふっ。面白いものを見せてやろう。」
良く見ると、リュックがパンパンだ。
何が入ってるんだろう・・・。
30分ほど歩き、廃ビルに着いた。
駿「ここは・・・・?」
晴翔「今日は祭りだから、人がよく集まる。」
時刻は午後6時22分。太陽は沈みつつある。
そして、人は増え続けている。
晴翔「よし、入るぞ。」
駿も晴翔に着いていく。
そして、屋上に入る。
駿「ねぇ、何するの?お兄ちゃん・・・。」
晴翔「祭りが始まったら、お前はこれで遊べ。」
渡されたのは、普通の花火。
駿「わぁ、ありがとう・・・!」
晴翔「まあな。迷惑かけたしっ。」
そして、30分程花火で遊んだ。
パッと兄の方を見ると、何かを作っていた。
普通の花火の中に・・・粉?を入れてる。
まあ、そんなことを気にせず遊んでいると・・・
女性「いやぁ!?」
急に悲鳴が聞こえた。
駿「!?」
声が聞こえた方向に目を向ける。
そこには、[大文字]人が居た。[/大文字]
え、人が居る???てか、浮いてる??
え、何でなんで?何が起こってんだ?
そうだ、お兄ちゃん・・・・・・???
晴翔は、花火人花の粉を入れた花火に火をつけ、
[大文字]その女性を操っていた。[/大文字]
駿「え、な、何してるの・・・?」
晴翔「ああ、あの女を浮かせてんだよ。」
駿「え、なに?浮かしてる・・・?」
晴翔「あいつの心臓部分見てみ?」
よく見ると、心臓部分が赤く光ってる。
と思ったら黄色に変わった。
いろんな色に光ってる。まるで花火だ。
晴翔「これはそう長く持たないんだ。もうそろそろ・・・」
その瞬間、女性の心臓部分で光っていた光が消えた。
と、その時・・・・
女性「ひゃっ!」
短い悲鳴を上げ、女性は下へ落ちていった。
無音の空気が流れた。祭りの音さえ聞こえなかった。
そして、次第に悲鳴が聞こえてきた。
男性「うわぁあ!!」
子供「あああああ!!!???」
いろんな人の叫び声が聞こえる。
僕は見なかった。怖かったから。
そこにあるものが、安易に想像できたから。
駿「お兄・・・ちゃん・・・!」
晴翔「見たか?駿・・・」
後ろを振振り向く。
晴翔「人が・・・死んだぞ・・・!」
その顔は、初めて彼女ができた中学生のような、
満足感ある笑顔だった。
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