命を灯す花
歩くこと10分・・・
晴翔「これは・・・!」
婆さん「綺麗じゃろ。ここでしか取れない華じゃ。」
目の前には、色とりどりの華がたくさん咲いている。
赫、蒼、紫、桃、白、黄・・・
まるで絵の具を直に塗ったかのような色・・・
婆さん「この花の名前はな、花火人花と言っての。」
晴翔「花火・・・人花?なんで人花なんです?」
婆さん「この花はな、花火の原材料になるんじゃよ。」
晴翔「それが、何?」
婆さん「花火にすると、ある方法を使って[大文字]人を殺す事[/大文字]が出来るんじゃ。」
晴翔「え・・?人を・・・殺すって・・・・」
婆さん「まあ、これを見つけたのはワシじゃがな。」
晴翔「婆さんは・・・人、殺した事ある?」
婆さん「わし?わしは・・・・・」
その瞬間、婆さんはニヤリと笑い、
婆さん「さぁね・・・・・!」
と言った。
晴翔(この花・・・殺人・・・)
婆さん「それじゃ、山を降りようか。」
晴翔「婆さん・・・この花の使い方・・・」
「[大文字]教えてよ。[/大文字]」
婆さん「・・・!」
婆さんは少し口角をあげ、
婆さん「・・わしの家に来な。誘拐じゃないから安心しなよ。」
と言った。
晴翔「これは・・・!」
婆さん「ここがわしの部屋じゃ。ここ以外は綺麗じゃからな。」
「ここには、わしが集めた原材料たちが沢山ある。」
部屋の中は、回りいっぱいに詰められた原材料。
床は綺麗なのに、机はビビるぐらい汚い。
婆さん「花火にはな、酸化剤、可燃剤、色火剤の三つに分類される原材料がある。」
「そこに、あの花火人花を入れるんじゃ。」
慣れた手つきで棚を漁りながら、1人で話し続けた。
婆さん「花火人花入りの花火に火を付けると、通常と違う燃え方をする。」
晴翔「通常と違う?どんな?」
婆さん「炎の色は赫と蒼を繰り返し燃えるように、」
「花火の持ち手部分などは灰色になる。」
晴翔「ええ!?中身関係なく?」
婆さん「ああ、試したわい。」
そして、棚の奥から花束を出した。
婆さん「花火人花のデメリットと言えば、1つじゃ効果が出ない事だね。」
晴翔「ええ、一つじゃ無理なの?」
婆さん「最低10本じゃ。」
晴翔「婆さん・・・何者?」
婆さん「わしか。わしはな・・・・」
婆さんは少し黙って、言い放った。
東野「わしは[漢字]東野美沙[/漢字][ふりがな]あずまみさ[/ふりがな]。魔女じゃ。」
晴翔「これは・・・!」
婆さん「綺麗じゃろ。ここでしか取れない華じゃ。」
目の前には、色とりどりの華がたくさん咲いている。
赫、蒼、紫、桃、白、黄・・・
まるで絵の具を直に塗ったかのような色・・・
婆さん「この花の名前はな、花火人花と言っての。」
晴翔「花火・・・人花?なんで人花なんです?」
婆さん「この花はな、花火の原材料になるんじゃよ。」
晴翔「それが、何?」
婆さん「花火にすると、ある方法を使って[大文字]人を殺す事[/大文字]が出来るんじゃ。」
晴翔「え・・?人を・・・殺すって・・・・」
婆さん「まあ、これを見つけたのはワシじゃがな。」
晴翔「婆さんは・・・人、殺した事ある?」
婆さん「わし?わしは・・・・・」
その瞬間、婆さんはニヤリと笑い、
婆さん「さぁね・・・・・!」
と言った。
晴翔(この花・・・殺人・・・)
婆さん「それじゃ、山を降りようか。」
晴翔「婆さん・・・この花の使い方・・・」
「[大文字]教えてよ。[/大文字]」
婆さん「・・・!」
婆さんは少し口角をあげ、
婆さん「・・わしの家に来な。誘拐じゃないから安心しなよ。」
と言った。
晴翔「これは・・・!」
婆さん「ここがわしの部屋じゃ。ここ以外は綺麗じゃからな。」
「ここには、わしが集めた原材料たちが沢山ある。」
部屋の中は、回りいっぱいに詰められた原材料。
床は綺麗なのに、机はビビるぐらい汚い。
婆さん「花火にはな、酸化剤、可燃剤、色火剤の三つに分類される原材料がある。」
「そこに、あの花火人花を入れるんじゃ。」
慣れた手つきで棚を漁りながら、1人で話し続けた。
婆さん「花火人花入りの花火に火を付けると、通常と違う燃え方をする。」
晴翔「通常と違う?どんな?」
婆さん「炎の色は赫と蒼を繰り返し燃えるように、」
「花火の持ち手部分などは灰色になる。」
晴翔「ええ!?中身関係なく?」
婆さん「ああ、試したわい。」
そして、棚の奥から花束を出した。
婆さん「花火人花のデメリットと言えば、1つじゃ効果が出ない事だね。」
晴翔「ええ、一つじゃ無理なの?」
婆さん「最低10本じゃ。」
晴翔「婆さん・・・何者?」
婆さん「わしか。わしはな・・・・」
婆さんは少し黙って、言い放った。
東野「わしは[漢字]東野美沙[/漢字][ふりがな]あずまみさ[/ふりがな]。魔女じゃ。」
このボタンは廃止予定です