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命を灯す花

#3


歩くこと10分・・・
晴翔「これは・・・!」
婆さん「綺麗じゃろ。ここでしか取れない華じゃ。」
目の前には、色とりどりの華がたくさん咲いている。
赫、蒼、紫、桃、白、黄・・・
まるで絵の具を直に塗ったかのような色・・・
婆さん「この花の名前はな、花火人花と言っての。」
晴翔「花火・・・人花?なんで人花なんです?」
婆さん「この花はな、花火の原材料になるんじゃよ。」
晴翔「それが、何?」
婆さん「花火にすると、ある方法を使って[大文字]人を殺す事[/大文字]が出来るんじゃ。」
晴翔「え・・?人を・・・殺すって・・・・」
婆さん「まあ、これを見つけたのはワシじゃがな。」
晴翔「婆さんは・・・人、殺した事ある?」
婆さん「わし?わしは・・・・・」
その瞬間、婆さんはニヤリと笑い、
婆さん「さぁね・・・・・!」
と言った。
晴翔(この花・・・殺人・・・)
婆さん「それじゃ、山を降りようか。」
晴翔「婆さん・・・この花の使い方・・・」
  「[大文字]教えてよ。[/大文字]」
婆さん「・・・!」
婆さんは少し口角をあげ、
婆さん「・・わしの家に来な。誘拐じゃないから安心しなよ。」
と言った。




晴翔「これは・・・!」
婆さん「ここがわしの部屋じゃ。ここ以外は綺麗じゃからな。」
   「ここには、わしが集めた原材料たちが沢山ある。」
部屋の中は、回りいっぱいに詰められた原材料。
床は綺麗なのに、机はビビるぐらい汚い。
婆さん「花火にはな、酸化剤、可燃剤、色火剤の三つに分類される原材料がある。」
   「そこに、あの花火人花を入れるんじゃ。」
慣れた手つきで棚を漁りながら、1人で話し続けた。
婆さん「花火人花入りの花火に火を付けると、通常と違う燃え方をする。」
晴翔「通常と違う?どんな?」
婆さん「炎の色は赫と蒼を繰り返し燃えるように、」
   「花火の持ち手部分などは灰色になる。」
晴翔「ええ!?中身関係なく?」
婆さん「ああ、試したわい。」
そして、棚の奥から花束を出した。
婆さん「花火人花のデメリットと言えば、1つじゃ効果が出ない事だね。」
晴翔「ええ、一つじゃ無理なの?」
婆さん「最低10本じゃ。」
晴翔「婆さん・・・何者?」
婆さん「わしか。わしはな・・・・」
婆さんは少し黙って、言い放った。
東野「わしは[漢字]東野美沙[/漢字][ふりがな]あずまみさ[/ふりがな]。魔女じゃ。」

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作者メッセージ

あの、皆さん。
ファンタジー系の作品を出すとなると、
かっこいいもしくは可愛い技名を考えなければならないじゃないですか。
それを友達に言うとですね、「厨二病やん。」って言われました。
え、ほんまに?

2024/09/03 21:56

戸部夏実 ID:≫.psyZPMB6Zfrw
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