あの日。死にたかった。息をするのが辛かった。ただ消えてしまいたかった。



7/7この日。この日に死のうと思った。この日は暑くて汗をじっとりと書くような日だった。かいた汗でシャツが肌に張り付く感覚が気持ち悪かった。
確かそんな日だった。なんでこの日にしようとしたか，そんなことは忘れてしまった。というよりそんなことはどうでも良かったのだ。ただ疲れてしまった。
何もかもどうでも良かった

そんな日，僕は彼女に出会ってしまった。彼女はとても綺麗な人だった気がする。彼女にあんなにも魅了されていたのにいつの間にか、僕を呼ぶ声。柔らかい髪。整った顔全部記憶から綺麗さっぱり消えてしまった。あんなにも思っていたのに、、、、とふと思う。
確か隣町の女子高生だった。高校二年生だった。彼女のことは通学中よく見ていたので知っていた。いろんな生徒が彼女を好いていた。よく告白されていたし、僕もきっと知らぬ間に彼女に魅了されていたのだろう。しかし彼女は高嶺の花で僕にはもったいない女性だったから遠く離れたところで静かに見つめるだけだった。これから先もずっとそうだと思っていた。
だけど彼女は、、、。

続く