あなたの町の害虫駆除
[明朝体]前回のあらすじ[/明朝体]
[明朝体]家が超貧乏な娘エレナは進学が就職か揺れ動いていた。帰路についている時何やら怪しい男が現れ…?![/明朝体]
[水平線]
「や!」
男は私に話しかけてきた。
よく見ると鼻血が出ておりワイシャツが赤く染まっておりあまりにも痛々しい容姿をしていた。
「だ…大丈夫ですか?!!」
「あー…大丈夫。いつものこと。ていうか君、制服着てるし学生だよね?何してたの〜?」
これはどうしよう。家族のために法律を破って働いていました〜★なんて言ったら通報されるだろう…
「…説明しにくいなら大丈夫だよ〜俺は仕事してたんだ」
「仕事?」
「そう。君が今手に持ってるそれ、それが俺が働いてる所だよ。」
男が指を刺したのは求人募集のパンフレット。
[大文字]害虫駆除[/大文字]と書かれている。
「これからまた仕事入ったからさよければ見ていかない?」
私は悩んだが同行することにした。
[水平線]
男は私を連れて鬱蒼とした森の中に入っていく。
「何かあるかもしれないからこれ持ってて」
と、男から渡されたのはナイフ。何事?!
「ナ、ナイフ?!やっぱり裏社会系だったんですか?!」
「違うよ〜ちゃんと国に認められてる〜…所で[漢字][大文字]食蝕[/大文字][/漢字][ふりがな]しょくばみ[/ふりがな]病って知ってるかな?」
「食蝕病?」
「そう。一昔前世界中で大規模感染症が出たやつ。表向きには視力低下や軽い風邪の症状って言われてるけど本当は違うんだ。」
森は暗く足元が見えない。何処から呻き声がする。
「本当は虫みたいなのが、目から侵入して自分の体を蝕まれてしまう。そして完全に蝕まれた人は…」
夜月の光が照らしている森の少し開けた所に目から植物が生え体は青白く照らされこちらに向かってくる化物の姿があった。
「こうなるってわけ」
「?!」
私は腰が抜け立てなくなっている。
にね「[明朝体]ギャァァァアァァァアア!!!![/明朝体]」
化け物は人ならざる奇声をあげこちらに向かってくる。
「こないで…!」
死を覚悟したその時……
ズバッ!!!!
目の前の化け物が真っ二つになった。
「ふぅ〜〜…お仕事お〜わり!」
「え…今の一瞬に何が?!!!」
「だから、あれを予め持ってた鉈で切ったんだよ」
「怖…」
「あぁ!そうだ!自己紹介してなかったね〜俺は[漢字]灯梨[/漢字][ふりがな]あかり[/ふりがな]。もし、また機会があったらよろしくね〜」
「は…はい…。」
「もう遅いからお家の人心配すると思うし帰った方がいいよ〜!ごめんね〜危険な目に合わせちゃって…」
「大丈夫です…放任主義なので…」
「ならいいけど〜…」
灯梨と名乗る男はその場から去っていった。
「…害虫駆除か…。」
[明朝体]家が超貧乏な娘エレナは進学が就職か揺れ動いていた。帰路についている時何やら怪しい男が現れ…?![/明朝体]
[水平線]
「や!」
男は私に話しかけてきた。
よく見ると鼻血が出ておりワイシャツが赤く染まっておりあまりにも痛々しい容姿をしていた。
「だ…大丈夫ですか?!!」
「あー…大丈夫。いつものこと。ていうか君、制服着てるし学生だよね?何してたの〜?」
これはどうしよう。家族のために法律を破って働いていました〜★なんて言ったら通報されるだろう…
「…説明しにくいなら大丈夫だよ〜俺は仕事してたんだ」
「仕事?」
「そう。君が今手に持ってるそれ、それが俺が働いてる所だよ。」
男が指を刺したのは求人募集のパンフレット。
[大文字]害虫駆除[/大文字]と書かれている。
「これからまた仕事入ったからさよければ見ていかない?」
私は悩んだが同行することにした。
[水平線]
男は私を連れて鬱蒼とした森の中に入っていく。
「何かあるかもしれないからこれ持ってて」
と、男から渡されたのはナイフ。何事?!
「ナ、ナイフ?!やっぱり裏社会系だったんですか?!」
「違うよ〜ちゃんと国に認められてる〜…所で[漢字][大文字]食蝕[/大文字][/漢字][ふりがな]しょくばみ[/ふりがな]病って知ってるかな?」
「食蝕病?」
「そう。一昔前世界中で大規模感染症が出たやつ。表向きには視力低下や軽い風邪の症状って言われてるけど本当は違うんだ。」
森は暗く足元が見えない。何処から呻き声がする。
「本当は虫みたいなのが、目から侵入して自分の体を蝕まれてしまう。そして完全に蝕まれた人は…」
夜月の光が照らしている森の少し開けた所に目から植物が生え体は青白く照らされこちらに向かってくる化物の姿があった。
「こうなるってわけ」
「?!」
私は腰が抜け立てなくなっている。
にね「[明朝体]ギャァァァアァァァアア!!!![/明朝体]」
化け物は人ならざる奇声をあげこちらに向かってくる。
「こないで…!」
死を覚悟したその時……
ズバッ!!!!
目の前の化け物が真っ二つになった。
「ふぅ〜〜…お仕事お〜わり!」
「え…今の一瞬に何が?!!!」
「だから、あれを予め持ってた鉈で切ったんだよ」
「怖…」
「あぁ!そうだ!自己紹介してなかったね〜俺は[漢字]灯梨[/漢字][ふりがな]あかり[/ふりがな]。もし、また機会があったらよろしくね〜」
「は…はい…。」
「もう遅いからお家の人心配すると思うし帰った方がいいよ〜!ごめんね〜危険な目に合わせちゃって…」
「大丈夫です…放任主義なので…」
「ならいいけど〜…」
灯梨と名乗る男はその場から去っていった。
「…害虫駆除か…。」
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