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明鏡止水、虹は光る。

#6



レイラ「ここが国境か…確か超えるには冒険者カードがいるんだっけ?持ってる?」
ガレン「持ってます」

ルーラ「私も一応…」
肩にかけた大きなカバンを漁り、冒険者カードを取り出す。
ルーラのカードには『G』、レイラのカードは『C』、そしてガレンのカードには『A』と書かれている。

これは冒険者ランクと言って、冒険者としての経験が多い人や単純に強い人に高いランクが贈られる仕組みだ。

レイラ「…意外だな、ガレン。お前冒険とかしなさそうなのに」
ガレン「…ひどくないですか?」

ルーラ「まぁまぁ!」
苦笑いして宥めるルーラを連れて、国境をでる。

ここから先はモンスターの園だ。死ぬ可能性も否めない。



[水平線]



レイラ「案外モンスターいないもんだな」
ガレン「まだ街に近いですからね。」

近くの茂みから、ガサガサ音がする。
ルーラ「ひっ…」


ガサッと音がしたと思うと、耳の尖った緑の怪物が出てきた。

ルーラ「ひゃッ…ゴブリン…」
ガレン「そうだな」

相変わらず無表情のガレンに呆れつつも、レイラがナイフを構える。
レイラ「ルーラ、できるところまででいいから攻撃してみて!」
ルーラ「ひゃ、ひゃい!わ、わかりましたッ!」

突然の名指しに驚いたものの、正確な手付きで杖を構える。
彼女は魔法が使えさえしたら、[漢字]大魔法使い[/漢字][ふりがな]ハイウィザード[/ふりがな]になれたのかもしれない。

ぼんやりと思っていると、ルーラの魔法がゴブリンに飛んだ。

ルーラ「【ヘイル】!」

大きな音を立てて、ゴブリンに[漢字]雹[/漢字][ふりがな]ひょう[/ふりがな]が降る。
簡単な魔法ながらも威力が全然違う。

ルーラ「【フローズン】!【スノーマン】!」
パニックになりながら氷の技を連発するルーラに、ガレンが止めにかかる。

ガレン「ルーラ、もういいよ。」
ルーラ「へ?」
ぎゅっと瞑っていた目を開き、ゴブリンの方を見る。
凍りついて[漢字]雹[/漢字][ふりがな]ひょう[/ふりがな]に撃たれているゴブリンに、召喚した雪だるまが追い打ちをかけていた。

レイラ「あちゃ〜。これじゃ肉も取れないな…」
ルーラ「すみません…」
レイラ「ま、倒せればいいから別にいいけど…おい、先に進むぞ!」

マイペースに薬草をとっているガレンにレイラが声をかける。

ガレン「あ、これだけカバンに入れてからでもいいですか?」
レイラ「好きにしろ!」

ルーラ「あはは…」

作者メッセージ

ゴブリンさぁあああああん!!!!!!!

2024/12/31 07:08

すい ID:≫9pzU0bZ.dRYFw
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