前回のあらすじ
試験を受けて学園に受かった主人公。
学園の図書館で資料を探すことにしたらしい。

〜放課後の図書館〜
「おや、僕以外にもここに来る人がいるとは！」
俺は図書館に資料を探しに来ただけなのだが。

「はい、ちょっと探し物を・・・」

「どんな内容だい？君、新入生だよね。僕は2年のワーヌっていうんだ。」
なるほど、先輩だったのか。

「ワーヌ先輩よろしくお願いします！私の探しているのはここの歴史の本なんですけど。」

「良いね！勉強熱心なんだなね！じゃあこの本をおすすめするよ。」
そういえば、トップクラスかノーマルコース、どちらなんだろう。

「おい！てめぇらぁ！ノーマルコースかトップクラスか言え！」

「僕はノーマルコースです。」
先輩が悲しそうな目で言った。

「俺はトップクラスです」

「そうかぁ、お前トップクラスかぁ、ニヤニヤ。」
トップクラスのことがいけなかったのだろうか。

「トップクラスだからなんですか？ノーマルコースと差別化を図ろうってことですか？」

「お前を鍛えてやるよ。」
怪しい笑みを浮かべながら言った。

「いや、僕は遠慮してきます。」
怖いもんな、うん。

「ノーマルの雑魚どもは鍛えたらいじめと校長のジジイに言われてしまった。」
不満そうに言う。

「だから同じトップクラスを狙って！？」

「たりめぇよ、雑魚はいくらやっても雑魚だからな。」

「一つ良いですか？」
先輩が言う。

「お、ノーマルの雑魚か。どうしたんだ？」

「ならその戦い受けて立つよ。ここまで煽られて良い気分はしないからね。