【参加〆】異世界歌い手も悪くない。
ダンジョーナカヨクのステージが終わって、私たちは2人にたくさん[太字]「すごい」[/太字]と[太字]「ありがとう」[/太字]を伝え合った。
私たち100組目の出番は、まだまだ先。
ちょっと暇…だけど、知らないバンドのパフォーマンスを見れて、勉強ができる。これは凄くありがたいこと!
自分たちに足りないこと、私たちと同じことを意識しているところなら、お客さんからどう見えてるか分かる。
歌詞も、どれも心に響くものばっかり。もちろん、みんなで書いたフォアドリの歌詞が一番だとも思うけど、それぞれのバンドの個性と感情が出て、聞いててとっても楽しい。
パフォーマンスを見るだけで、そのバンドがどれだけ楽しくて、どれだけ仲が良くて、どれだけ、音楽が好きかってことが分かる。
みんなのステージもとっても良かったし、私たちのステージも、きっと良いものになる。
緊張してガッチガチ…なのもちょっとはあるけど、もったいないよね!
せっかく、こんなに近くに、私たちの歌を待ってくれて、聴いてくれて、楽しんでくれて、拍手をしてくれて、笑顔になって、応援してくれるお客さんがたくさんいるのに。
笑顔で、お客さん1人1人の顔を見て、歌えたらいいな。
全員に、フォアドリの歌を聴いて欲しい。
「次は、あそこね」
「いよいよだね~」
「楽しみです。楽屋、出ますか?」
「そうね!生で見たいわ」
みんな、ペンライトを持って楽屋から出る。
「次って、どこだっけ?」
「もぉ~、ちゃんとプログラムに目通しときなさいよ」
「ごめん、ごめんっ」
(えぇっと…55番目は…)
「よし、見に行こうっ!」
「うん」
「はい」
「えぇ、うちらが、一番のファンサをもらってやるわ!」
最初は、邪魔してきて、何だコイツって思ってた。
嫌いだったよ。だって、音楽を楽しんでないんだもん!
でも、一緒にステージに立って、気が変わった。
なんだ、ちゃんと音楽好きなんじゃん!それならそうと、最初から言ってよね!
一緒にやりたい、って言ってくれれば。私たち、笑顔で答えるのに。
いいよ、やろうって。素直に伝えてくれればね。
それができない、恥ずかしがり屋なみんな。
あのとき、嫌いなままだったら…とかって、たまに思うよ。
良かった、みんなのことを好きになれて。
[太字]「55番目はー…」[/太字]
私たち100組目の出番は、まだまだ先。
ちょっと暇…だけど、知らないバンドのパフォーマンスを見れて、勉強ができる。これは凄くありがたいこと!
自分たちに足りないこと、私たちと同じことを意識しているところなら、お客さんからどう見えてるか分かる。
歌詞も、どれも心に響くものばっかり。もちろん、みんなで書いたフォアドリの歌詞が一番だとも思うけど、それぞれのバンドの個性と感情が出て、聞いててとっても楽しい。
パフォーマンスを見るだけで、そのバンドがどれだけ楽しくて、どれだけ仲が良くて、どれだけ、音楽が好きかってことが分かる。
みんなのステージもとっても良かったし、私たちのステージも、きっと良いものになる。
緊張してガッチガチ…なのもちょっとはあるけど、もったいないよね!
せっかく、こんなに近くに、私たちの歌を待ってくれて、聴いてくれて、楽しんでくれて、拍手をしてくれて、笑顔になって、応援してくれるお客さんがたくさんいるのに。
笑顔で、お客さん1人1人の顔を見て、歌えたらいいな。
全員に、フォアドリの歌を聴いて欲しい。
「次は、あそこね」
「いよいよだね~」
「楽しみです。楽屋、出ますか?」
「そうね!生で見たいわ」
みんな、ペンライトを持って楽屋から出る。
「次って、どこだっけ?」
「もぉ~、ちゃんとプログラムに目通しときなさいよ」
「ごめん、ごめんっ」
(えぇっと…55番目は…)
「よし、見に行こうっ!」
「うん」
「はい」
「えぇ、うちらが、一番のファンサをもらってやるわ!」
最初は、邪魔してきて、何だコイツって思ってた。
嫌いだったよ。だって、音楽を楽しんでないんだもん!
でも、一緒にステージに立って、気が変わった。
なんだ、ちゃんと音楽好きなんじゃん!それならそうと、最初から言ってよね!
一緒にやりたい、って言ってくれれば。私たち、笑顔で答えるのに。
いいよ、やろうって。素直に伝えてくれればね。
それができない、恥ずかしがり屋なみんな。
あのとき、嫌いなままだったら…とかって、たまに思うよ。
良かった、みんなのことを好きになれて。
[太字]「55番目はー…」[/太字]