【参加まだ可です!】異世界歌い手も悪くない。
あの機材コード抜き事件から数日が経ち…。
私達は、そんなことすっかり忘れて4人で呑気にご飯を食べています。
「キアク、今日のご飯もおいしいよ~!」
「本当、本当!キアクがいなけりゃうちらどうなっていたか」
今日は、キアク手作りのパン。
「喜んでもらえてよかった」
私は、冷蔵庫からネナドリを取り出してぐびっと飲む。
「ねぇ、ルカ。エナドリやめたら?死ぬよ?」
いつのまにかアイナちゃんは、私のことを「ルカ」と呼ぶようになった。
「でも美味しいんだもん。私の主食これだったんだから」
親の顔よりも見たエナドリ…だが最近は面倒見のいいキアクによって個数制限がかかっている。
こんなくだらない会話が、すっごく楽しい。
そう、あの日の怒りなんてとっくに忘れた私達を現実に引き戻したのは、キアクの言葉だった。
「ボク、最近誰かの視線をよく感じるんだけど…。」
「ストーカーってこと!?」
「何かされてない?大丈夫?」
私たちがキアクに聞くと、首を横にふった。
「今のところは、大丈夫」
「うーん。今はそれだけでも、これから被害が出るかもね」
「とにかく、あのバンドを捕まえて、全部吐いてもらうわ!」
ーーーーーーーーー………
「追い出されちゃったね~」
「まぁさすがに嫌いなバンドを「はいど~ぞ」って入れるわけないよ。」
「そうだね…。」
私達はあの意地悪最低リーダーに追い出されてしまった。
(あいつ、許すまじ…!)
「なにか弱みでも握ろうとしてるのかしら?ルカはなにもなさそうだし、うちは気配をすぐ察知する。アキは怒るとまじで怖いし…。」
「ねぇ、アイナちゃん!私だけなんか酷くない?」
「でも、キアクはなんかチョロそう!!」
「ねぇ無視??」
「ボクの扱いも酷くない?」
でも、そうかもしれない。
キアク以外を狙うと、逆効果。キアクを精神的に削っていこうと…?
「絶対犯人捕まえよう!!」
ーーーーーーーー……。
「あぁ キアク様ぁ」
私は、ザムト・レキント 有名なバンドのギターを務める。
ついこの前。お昼ご飯を買おうと街に出たとき、路上ライブをするキアク様をみつけた。あの透き通った、でもしっかりとしたお声!!私の趣味にドストライク!!そこから、私の暖かく見守り隊(※ストーカー)始動。
(と、いうか…なによ。あのルカ、アキ、アイナって奴らぁ!)
キアク様と一緒にステージに立つのは私なのに!!ついでに人生のパートナーよ!!
「絶対に引き抜いてみせる!!」
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私達は、そんなことすっかり忘れて4人で呑気にご飯を食べています。
「キアク、今日のご飯もおいしいよ~!」
「本当、本当!キアクがいなけりゃうちらどうなっていたか」
今日は、キアク手作りのパン。
「喜んでもらえてよかった」
私は、冷蔵庫からネナドリを取り出してぐびっと飲む。
「ねぇ、ルカ。エナドリやめたら?死ぬよ?」
いつのまにかアイナちゃんは、私のことを「ルカ」と呼ぶようになった。
「でも美味しいんだもん。私の主食これだったんだから」
親の顔よりも見たエナドリ…だが最近は面倒見のいいキアクによって個数制限がかかっている。
こんなくだらない会話が、すっごく楽しい。
そう、あの日の怒りなんてとっくに忘れた私達を現実に引き戻したのは、キアクの言葉だった。
「ボク、最近誰かの視線をよく感じるんだけど…。」
「ストーカーってこと!?」
「何かされてない?大丈夫?」
私たちがキアクに聞くと、首を横にふった。
「今のところは、大丈夫」
「うーん。今はそれだけでも、これから被害が出るかもね」
「とにかく、あのバンドを捕まえて、全部吐いてもらうわ!」
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「追い出されちゃったね~」
「まぁさすがに嫌いなバンドを「はいど~ぞ」って入れるわけないよ。」
「そうだね…。」
私達はあの意地悪最低リーダーに追い出されてしまった。
(あいつ、許すまじ…!)
「なにか弱みでも握ろうとしてるのかしら?ルカはなにもなさそうだし、うちは気配をすぐ察知する。アキは怒るとまじで怖いし…。」
「ねぇ、アイナちゃん!私だけなんか酷くない?」
「でも、キアクはなんかチョロそう!!」
「ねぇ無視??」
「ボクの扱いも酷くない?」
でも、そうかもしれない。
キアク以外を狙うと、逆効果。キアクを精神的に削っていこうと…?
「絶対犯人捕まえよう!!」
ーーーーーーーー……。
「あぁ キアク様ぁ」
私は、ザムト・レキント 有名なバンドのギターを務める。
ついこの前。お昼ご飯を買おうと街に出たとき、路上ライブをするキアク様をみつけた。あの透き通った、でもしっかりとしたお声!!私の趣味にドストライク!!そこから、私の暖かく見守り隊(※ストーカー)始動。
(と、いうか…なによ。あのルカ、アキ、アイナって奴らぁ!)
キアク様と一緒にステージに立つのは私なのに!!ついでに人生のパートナーよ!!
「絶対に引き抜いてみせる!!」
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