〔マシロ：クリスマスパーティーに参加の皆様！みんなで[太字]プレゼント交換[/太字]を行うので、それぞれひとつずつ、プレゼントのご用意をお願いしますっ！〕
グループラインに、マシロちゃんからのメッセージが。
(…プレゼント、交換…!？)

「ん～～～～………!!!!」
私は、ショッピングモールのいろんなお店に寄っては、ずっと棚の前で悩んでいた。
(何がいいんだろう………)
そもそも、友達とかいなかったから、プレゼントとかあげたことなかったし…!!!自分で言ってて悲しいけどもっ!!!
「よし、こういうときは…ググる！教えて、グーグル先生！」
・手袋
・マフラー
(あぁ～…確かに、今のシーズンなら…)
今いるお店には、手袋もマフラーもたくさん置いてある。
(でも…なんか、私らしいやつあげたいな)
…私のアイデンティティってエナドリしかなくないか？
「そうだなぁ～…」
色んなお店を渡り歩いて…
「これにしようっ！」

「えっと…まぁ、いいや！勘でやろう」(※説明書読まないタイプ※)
私が買ったのは、オルゴール
自分で作れるタイプで、これで曲を作ろうと思ったんだ。
(歌詞じゃないから、ちょっと不安だけど…)
まぁ、コトさんの作業隣で見てたし…これも、いい機会！
「誰に当たってもいいのにしたいから～…」

気付いたら、5時間ほど経っていて…
「ルカ、ご飯よ～今日はビーフシチュー…って…」
「わわわっ！アイナちゃん…」
慌ててオルゴールを隠した。
「ご飯よ。早く来ないと冷めるわよ」
「うんっ！すぐ行くねぇ～…」
間一髪。ギリギリセーフ…
「みんなは、プレゼントどうしたんだろ…」
頑張って作ったオルゴール。
当たる人は、まだ分かんないけど…
曲を聴いて、喜んでくれるといいな～！
「わぁ～っ！ビーフシチューだぁっ！いただきまーすっ」
「…本当、美味しそうに食べるわよねぇ…」
「ま、そこがいいところだよね」
「ん、なんか言った？」
「…なんもないわよ。クリスマスパーティー、キアクはご馳走作ってくれるんだっけ？」
「はい。頑張ります(それは打ち上げですけど…)」
(何だろうな～…タンドリーチキンかな…タンドリーチキンかな…)
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