【参加まだ可です!】異世界歌い手も悪くない。
たくさんの人が見る、私達バンドの演奏。
いつも見てくれる人もいれば、買い物のついでに見に来てくれた人。
「~♪キラキラと光る 宝石箱開けて 夢と希望詰まっているの
今日はどんな色に染めようかな ワクワクする気持ち止まらない
鏡の前で可愛い服を選んで ドキドキ胸が高鳴る
友達と笑い合って話して キラキラ輝いてる思い出
大切な宝物いっぱい詰めて 未来へ進んでいく勇気もらえる」
キアクが考えてくれた歌詞。ちょっとだけ、サビの歌詞は私も一緒に考えたりした。
可愛い女の子の歌。朝からずっと洋服で悩んでるアイナちゃんを見て、思いついたそうだ。
サビ前。みんなと目を合わせて、一気に盛り上げようと前を向いたときー…
ブツッ
急に、ギターとドラムの音がなくなって、マイクも入らなくなった。
(なに…!?)
アキくんも、アイナちゃんも、キアクもみんな焦っている。
いつのまにか、コードが外れてる。
(なにかが引っかかった…?でも、ステージの上だから、誰かが故意にやったとしか…。)
こんなこと考えてる場合じゃない。
どうしよう。
楽器も今からじゃ無理だ。本当に機材トラブルだとしたら、つかない。
私達も、お客さんも戸惑っていたら…
「~♪宝石箱開けて夢を叶えよう」
キアクが、サビを歌い出した。
アカペラで、歌うつもりらしい。
「~♪永遠に輝き続ける魔法かけて さあ行こう冒険待ってるよ」
私ものって、一緒に歌う。
アイナちゃんが、前に出て、ダンスを始める。
アキくんは…後ろで手拍子。
「~♪新しい世界広がる扉開けて let'sgo let'sgo 一緒に飛び出そう
元気思いが叶える未来~…」
歌い終わった。
いつもより、大きな拍手が響いた。
機材を片付けているとき…
「ねぇ、ルカちゃん。さっきのことどう思う?」
アイナちゃんが、怖い顔で聞いてくる。
「機材のこと?」
「うん。あれは絶対誰かのしわざよ」
やっぱり、そうだよね。
「でも、キアクと私のアカペラと、アイナちゃんのダンス…アキくん…で結果盛り上がったよ」
「ねぇオレは!?」
「アキは手拍子しかしてないじゃない」
でも、これからも今日のことのようなことがあるのは、駄目だよね。
「あの、ボク 見てたんだけど…」
キアクがマイクを直しながら、機材コード抜きの犯人を話す。
どうやら、先輩バンドのリーダーの影が見えたと言う。
今、ちょうど路上ライブを始めたようだ。
私達がずっと見ていることに気づいたのか、あっちは私達のほうを向いて、意地悪に笑った。
「うわぁ…確定であの人たちだね…。」
「むかつくわね!あいつぅ~…!!」
結成数日。無名のバンド、私達は早速大ピンチ。
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いつも見てくれる人もいれば、買い物のついでに見に来てくれた人。
「~♪キラキラと光る 宝石箱開けて 夢と希望詰まっているの
今日はどんな色に染めようかな ワクワクする気持ち止まらない
鏡の前で可愛い服を選んで ドキドキ胸が高鳴る
友達と笑い合って話して キラキラ輝いてる思い出
大切な宝物いっぱい詰めて 未来へ進んでいく勇気もらえる」
キアクが考えてくれた歌詞。ちょっとだけ、サビの歌詞は私も一緒に考えたりした。
可愛い女の子の歌。朝からずっと洋服で悩んでるアイナちゃんを見て、思いついたそうだ。
サビ前。みんなと目を合わせて、一気に盛り上げようと前を向いたときー…
ブツッ
急に、ギターとドラムの音がなくなって、マイクも入らなくなった。
(なに…!?)
アキくんも、アイナちゃんも、キアクもみんな焦っている。
いつのまにか、コードが外れてる。
(なにかが引っかかった…?でも、ステージの上だから、誰かが故意にやったとしか…。)
こんなこと考えてる場合じゃない。
どうしよう。
楽器も今からじゃ無理だ。本当に機材トラブルだとしたら、つかない。
私達も、お客さんも戸惑っていたら…
「~♪宝石箱開けて夢を叶えよう」
キアクが、サビを歌い出した。
アカペラで、歌うつもりらしい。
「~♪永遠に輝き続ける魔法かけて さあ行こう冒険待ってるよ」
私ものって、一緒に歌う。
アイナちゃんが、前に出て、ダンスを始める。
アキくんは…後ろで手拍子。
「~♪新しい世界広がる扉開けて let'sgo let'sgo 一緒に飛び出そう
元気思いが叶える未来~…」
歌い終わった。
いつもより、大きな拍手が響いた。
機材を片付けているとき…
「ねぇ、ルカちゃん。さっきのことどう思う?」
アイナちゃんが、怖い顔で聞いてくる。
「機材のこと?」
「うん。あれは絶対誰かのしわざよ」
やっぱり、そうだよね。
「でも、キアクと私のアカペラと、アイナちゃんのダンス…アキくん…で結果盛り上がったよ」
「ねぇオレは!?」
「アキは手拍子しかしてないじゃない」
でも、これからも今日のことのようなことがあるのは、駄目だよね。
「あの、ボク 見てたんだけど…」
キアクがマイクを直しながら、機材コード抜きの犯人を話す。
どうやら、先輩バンドのリーダーの影が見えたと言う。
今、ちょうど路上ライブを始めたようだ。
私達がずっと見ていることに気づいたのか、あっちは私達のほうを向いて、意地悪に笑った。
「うわぁ…確定であの人たちだね…。」
「むかつくわね!あいつぅ~…!!」
結成数日。無名のバンド、私達は早速大ピンチ。
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