「よくぞきてくれました！仕掛け人の方々っ！」
部屋にいるのは、私、マシロとライくん、キアクくん、ザムトちゃん、ラナちゃん、アルくんの6人。
ホワイトボードにどデカく《クリスマスライブ》と書く。
「ライブ、何したい〜？」
「はいっ」
ザムトちゃんが、元気よく手を挙げた。
「物販でツリーの飾りを売って、ステージに大きなツリーを置くの。そこに飾り付けてもらうのはどう？」
「お客さんも参加できるのいいね！楽しそうっ」
・ツリーを飾って、飾り付けをする
「誰かがサンタに変装して出るっていうのはどうかしら？」
ラナちゃんのアイデアだ。
「楽しそう〜っ！みんなにプレゼント渡そう〜っ！」

その楽しそうな会議を、私たちは見ていた。
「暖かく見守り隊、枯花！」
「エラー…」
「枯葉！」
「ねー、お姉ちゃんっ！会議混ざりたいよぅ」
「邪魔しちゃダメだってば。私たちは暖かく見守り隊なんだから！」
枯葉は、ずっと混ざりたいってぐずってる。
「私ちゃんたちが入ったら邪魔だよ。ここは冷静に…」
「バレてるけど？」
「ばきゅあ！」
窓から顔を覗かせたのは、ザムトちゃんだった。
「あんたらうるさいのよ。声丸聞こえよ…？」
「うっ、ごめん！楽しそうで、つい…」
「…まぁ、いいとこに来たわね。あなたたち『3人』顔貸しなさい！」
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