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【参加まだ可です!】異世界歌い手も悪くない。

#6

誰かと一緒に

「ん。朝ぁ…?」
フカフカのベッド。
私のボロアパートのかったい床とは大違い。
(ごめんね、母さん…床で寝てたよ…。)
リビングに行くと、キアクが朝ご飯の準備をしてくれていた。
「キアク、おはよう。早いねぇ…」
「おはようございます。ルカさん」
「…ルカでいいよ。呼び捨てで。メンバーでしょ?」
「…うん。ルカ」
ちょっと、仲が深まったかな。
「もう、できるので2人起こしてきてくれる?」
「うん!」
アイナちゃんの部屋のドアをノックする。
「アイナちゃん?朝だよ~」
「…」
多分、起きてるだろうな…。電気ついてるし。
「あ~、えっと、キアクがとんでもなく美味しそうな朝ご飯作って待ってるナァ~」
「…」
バンッ
ドアが開かれて、私のおでこにクリティカルヒット。
「いっだぁぁぁっ」
「わぁっルカちゃん…?おはよう…。」
「おい、アイナ。謝れよ。意外と痛いぞ~それ」
「ごめんっ」
(よし、めっちゃ痛いけど、可愛いから許そう。)
みんな席に着いて、手を合わせる。
「ん~っおいしい!」
「さすが、キアクっ!」
本当に、キアクのご飯は美味しい。
「今日は、路上ライブしてみようか」
アキくんが、提案した。
「いいね~!!」
「うち早く2人のデュエット聞きたい!」
私もアイナちゃんもノリノリ。
(あ、キアクは、まだ緊張とかしてるかな…)
何もしゃべっていないキアクのほうをそーっと見ると、
「…」
ぱぁぁぁっと笑顔になって、なんか…
「子供みたい…」
「それで、歌なんだけど…」
そうか、歌う歌。
「あの…実は」
キアクが照れながら差し出したノートの表紙には…。
「「「 作詞ノート? 」」」
ペラペラっと中を見る。
(わぁっ…)
すごく、胸を打たれる、感動する…そんな歌詞がいっぱい。
「これっ、私、これ歌いたい!」
私が見つけた歌詞。
なんだか、夢を追って、波を待ってた私。ここにきて仲間と出会った私達に、ぴったり。
---……。
「バンド名、どうするよ」
「まぁ、まだメンバー集めるし~まだいいっしょ!」
マイペースなメンバーたちと、今は路上ライブの準備中。
「じゃあ、始めようか」
アキくんとアイナちゃんが演奏を始める。
私は、キアクと目を合わせて、合図。
「「 ~♪夢にはきっと届くから 諦めないでさぁ進もう 星が夜空でずっと輝いてる
いつか輝けるから あの日みたいに ずっと待ってた~♪ 」」
---……。
(楽しかった…!)
誰かと一緒に歌うのって、こんなに楽しいんだ…!
隣を見れば、キアクも楽しそう。
(バンド、頑張ろう…!)
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作者メッセージ

書くの楽しい…!今回使わせていただいた歌詞は、ユウさん、彩奈さんのものを合わせたものです!ありがとうございますっ!私はお二人の合わせただけで、なんもしてないんですけど、全然違和感なくて驚いてます!まだまだキャラも歌詞も募集してますし、意外と歌詞使う回が多いので送ってください!次のお話もお楽しみに~

2024/09/21 15:45

みこと ID:≫kpJo3MY4lNspo
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