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【参加まだ可です!】異世界歌い手も悪くない。

#51

ザムトとクレイジーエナジー

(緊張する……)
なぜ、私、ザムトが前所属してたバンドの家のドアの前にいるかって?
それは、昨日の夜のこと…
「ルカ、本当にありがとう。歌詞とか…」
『いやいや、提案したのはザムトだし~』
夜寝る前に、ルカと電話していた。
ライブが終わった後、みんなで話し合った。
音楽祭も近いから、しばらく遊んだりするという目的で会うことはできないと。
悲しいけど、音楽祭で優勝したいのはみんなそうだ。
だから、せめてと思って、週1くらいの頻度でルカと電話している。
改めて、ライブでクレイジーエナジーのみんなに私の気持ちを言えたことの感謝を伝えていた。
『会って話したりとかはしなくていいの?』
「でも、ちょっと気まずくない?」
『きっと、みんな今のザムトのこと認めてるだろうし、聞きたいと思うよ?』
そう言われた。
ルカに言われたら、なんかできそうな気がしてそれで連絡を入れてみた。
「あ、ザムト。久しぶり!入れよ」
「え、えぇ…」
ガッチガチのまま、部屋に入る。
(なんか、つい最近までいたのにすごく懐かしい…)
「みんな、久しぶり。」
「久しぶり!ザムト、元気そうだな」
「ねっ!」
(変わってない…)
「急にやめて、ごめんね。」
私がそう言うと、みんなは…
「あの歌詞、ザムトが考えたんでしょ?私、泣いちゃったな~」
「ごめんね。数字ばっか気にしてさ!あの後、みんなで話し合ってまた、楽しむをモットーにって決めたんだ」
「そうなの…それなら、よかった。私の気持ちが伝わってて…」
「ザムトは、もう戻ってこないんだよね?」
リーダーが、切なそうに言う。
(…私は、もう居場所を見つけたもの)
「うん。私は、フロースムジカのギターなの。あそこで、1番になりたい。
 だから、ここにはもう戻らないわ」
「そっか。ザムト、自分の意見を言えるようになったよね」
「あの歌詞にも出てきた、キミって人のおかげ?」
「えぇ…、まぁそうね!」
「じゃあ、お互い頑張ろうね!フロースムジカのみんなにもよろしく!ライブよかったよって言っといてよ!」
「えぇ、ありがとう。それと…今まで、ありがとう」
それだけ言って、部屋を出た。
(私は、家に帰らなきゃっ)
ラナと、マロンとアオイのいる…フロースムジカに。
この仲間と、この4人で、1番になって認められたい。
[大文字][太字]「ただいま!」[/太字][/大文字]
暖かい、大好きな家に向かって、そう言った。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

個人的にザムトが超絶好みなので、フロースムジカのお話もたくさん書きたいですね!
これからの予定としては、過去編&新キャラを出す&各バンドのそれぞれの音楽祭への取り組み、などなど…いろんな書き方をしていきたいなって思います!
次回お楽しみに!!

2024/11/06 17:23

みこと ID:≫kpJo3MY4lNspo
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