最強の狐と僕
<わんわん、わーん>(怪我を治しながら、話を聞くよ)
「うん。ありがとう。」
「でも…何から話そうかな…」
<…わん、わんわんわふん?>(…もし、自分から話せないのなら私の質問に答えてくれない?)
「うん、おねがい」
<わん、わんわん>(では、最初の質問)
<わん、わんわんわーん?>(ご主人は、何であんなことをされるようになったの?)
「それはね……僕に関する[太字]ある噂[/太字]を流されたことがきっかけなんだ。」
<わふん?>(噂?)
「そう。その噂は、僕が3年生の時に流されたんだ。」
「具体的に言うとね、当時、僕とゆうと君が好きだった女の子についての噂なんだ」
「僕がその子をいじめたってね」
<⁉>
<わーんわん?>(あくまで噂なんだよね?)
「もちろん!全くもって身に覚えがないよ」
「僕がその子こと、好きだなんて言ったことはなかったからみんなは知らなかったんだ」
「だから僕は、”そんなことしない”、”僕はあの子が好きなんだ!いじめることなんてしない!”って言ったんだけど皆は
「”お前は好きだからいじめるんだろ?”だとか”奇人だ”とか”キチガイとか…」
<わふ、わんわーん?>(好きだからいじめるってそんなことあるの?)
「う~ん…僕はよく分からないけど、みんなは僕より色々なことを見聞きしてるから言ったのかもね」
<わん…>(そっか…)
「で、そんな噂が流されたから僕はいじめっこって言われ始めたんだ」
「最初は無視だった。」
「その時は僕の味方がある程度いたけど、噂を信じる子たちに取り込まちゃって数週間後ぐらいで僕は空気になっちゃった」
「そこからどんどんエスカレートしていってさ、殴られたり蹴られたり、[小文字]給食や水をかけられたり[/小文字]、[小文字][明朝体]裸にされちゃったり[/明朝体][/小文字]……」
僕は、かすれそうな声で言った。
<…わん、わーんわんわふん?>(…そもそもの話なんだけど、なんで根の葉もないような噂がたくさんの人に信じられちゃったの?)
「そこが嫌なとこなんだよね…」
「実はこの噂、僕が好きな子本人が流した噂なんだ」
<わん⁉>(本人なの⁉)
「そうなんだよ。しかもその子僕がいじめたと思わせるようにあざまで作ってきたんだ」
<わん⁉>(ファ⁉)
「とはいっても、ほんとにぶつけてあざ作るような子じゃ無かったから適当に書いたりとかしたんだろうね」
<わふん…>(逆にすごいよ…)
「だよねー…僕も正直最初の頃そう思ってた。結構リアルだったし、泣く演技とかも上手かったからみんな騙されて信じてしまったんだ」
<わんわん>(そんなことがあったんだね)
「うん…それから2年、今もいじめられてる。」
「みんな正義でやってるんだろうね。まるでヒーローにでもなったような顔してやっているからね。」
<…わふん>(…悲しいものですね)
「…そうだね」
<…わん……>(…ご主人は……)
<わんわーんわんわん?>(その子たちを56してやりたいなとか復讐したいなとか思ったことあるの?)
「まさか!56してやりたい…とは思わない。でも、いじめは…やめてほしい」
<わん。わんわん>(優しいねえ。ご主人は)
「ふひひ、そうかなあ。コクも僕の話を聞いてくれてありがとうね」
<わふん!>(いえいえ!)
<…>
<…わん>(ご主人)
「なにー?」
<わん、わふん?>(私を、学校に連れて行ってくれませんか?)
「…え?コクを学校に?」
<わん>(はい)
「いいけど、僕の学校動物持っていくの禁止だよ?」
<わんわんわふん>(私が体そのまま行ったらご主人が怒られるのでこうするんです。)
ボアボアボア…(コクの模様が炎になりコクを包む)
「わあ!炎が!!」
ボアボア…ヒュンッ!(その炎の塊が僕の後ろへ飛んでいく)
「え!なになになになに!!」
「って、なにこれ!なんかコクが後ろにいる!」
<わんわん>(こんな感じです)
<わふん?>(ちょっと透けてるでしょ?)
「あ!ほんとだ!足の方とか透けてる!すご!なにこれ!」
<わーんわんわん>(私があなたの守護神的なものになったんですよ)
「やば!なんか神々しい…!」
<わっふん!わっふん!>(そうでしょう!そうでしょう!)
<わんわん。わふん>(この状態になるとご主人にしか声や姿は見えません)
<わんわふーんわん>(周りの人には私の気配しか捉えることしかできません)
「へ~!すごー!これでコクも学校に行けるね!」
<わん!>(はい!)
「じゃあさっそく明日一緒に行こ―!」
<わふん!>(わかりました!)
<…>(少しだけ、ご主人の敵を懲らしめてやろう)
<わふっ>(ふふっ)
「?なんで笑ってるの?」
<わん、わんわーん>(いえ、お気になさらず)
「?????」
「うん。ありがとう。」
「でも…何から話そうかな…」
<…わん、わんわんわふん?>(…もし、自分から話せないのなら私の質問に答えてくれない?)
「うん、おねがい」
<わん、わんわん>(では、最初の質問)
<わん、わんわんわーん?>(ご主人は、何であんなことをされるようになったの?)
「それはね……僕に関する[太字]ある噂[/太字]を流されたことがきっかけなんだ。」
<わふん?>(噂?)
「そう。その噂は、僕が3年生の時に流されたんだ。」
「具体的に言うとね、当時、僕とゆうと君が好きだった女の子についての噂なんだ」
「僕がその子をいじめたってね」
<⁉>
<わーんわん?>(あくまで噂なんだよね?)
「もちろん!全くもって身に覚えがないよ」
「僕がその子こと、好きだなんて言ったことはなかったからみんなは知らなかったんだ」
「だから僕は、”そんなことしない”、”僕はあの子が好きなんだ!いじめることなんてしない!”って言ったんだけど皆は
「”お前は好きだからいじめるんだろ?”だとか”奇人だ”とか”キチガイとか…」
<わふ、わんわーん?>(好きだからいじめるってそんなことあるの?)
「う~ん…僕はよく分からないけど、みんなは僕より色々なことを見聞きしてるから言ったのかもね」
<わん…>(そっか…)
「で、そんな噂が流されたから僕はいじめっこって言われ始めたんだ」
「最初は無視だった。」
「その時は僕の味方がある程度いたけど、噂を信じる子たちに取り込まちゃって数週間後ぐらいで僕は空気になっちゃった」
「そこからどんどんエスカレートしていってさ、殴られたり蹴られたり、[小文字]給食や水をかけられたり[/小文字]、[小文字][明朝体]裸にされちゃったり[/明朝体][/小文字]……」
僕は、かすれそうな声で言った。
<…わん、わーんわんわふん?>(…そもそもの話なんだけど、なんで根の葉もないような噂がたくさんの人に信じられちゃったの?)
「そこが嫌なとこなんだよね…」
「実はこの噂、僕が好きな子本人が流した噂なんだ」
<わん⁉>(本人なの⁉)
「そうなんだよ。しかもその子僕がいじめたと思わせるようにあざまで作ってきたんだ」
<わん⁉>(ファ⁉)
「とはいっても、ほんとにぶつけてあざ作るような子じゃ無かったから適当に書いたりとかしたんだろうね」
<わふん…>(逆にすごいよ…)
「だよねー…僕も正直最初の頃そう思ってた。結構リアルだったし、泣く演技とかも上手かったからみんな騙されて信じてしまったんだ」
<わんわん>(そんなことがあったんだね)
「うん…それから2年、今もいじめられてる。」
「みんな正義でやってるんだろうね。まるでヒーローにでもなったような顔してやっているからね。」
<…わふん>(…悲しいものですね)
「…そうだね」
<…わん……>(…ご主人は……)
<わんわーんわんわん?>(その子たちを56してやりたいなとか復讐したいなとか思ったことあるの?)
「まさか!56してやりたい…とは思わない。でも、いじめは…やめてほしい」
<わん。わんわん>(優しいねえ。ご主人は)
「ふひひ、そうかなあ。コクも僕の話を聞いてくれてありがとうね」
<わふん!>(いえいえ!)
<…>
<…わん>(ご主人)
「なにー?」
<わん、わふん?>(私を、学校に連れて行ってくれませんか?)
「…え?コクを学校に?」
<わん>(はい)
「いいけど、僕の学校動物持っていくの禁止だよ?」
<わんわんわふん>(私が体そのまま行ったらご主人が怒られるのでこうするんです。)
ボアボアボア…(コクの模様が炎になりコクを包む)
「わあ!炎が!!」
ボアボア…ヒュンッ!(その炎の塊が僕の後ろへ飛んでいく)
「え!なになになになに!!」
「って、なにこれ!なんかコクが後ろにいる!」
<わんわん>(こんな感じです)
<わふん?>(ちょっと透けてるでしょ?)
「あ!ほんとだ!足の方とか透けてる!すご!なにこれ!」
<わーんわんわん>(私があなたの守護神的なものになったんですよ)
「やば!なんか神々しい…!」
<わっふん!わっふん!>(そうでしょう!そうでしょう!)
<わんわん。わふん>(この状態になるとご主人にしか声や姿は見えません)
<わんわふーんわん>(周りの人には私の気配しか捉えることしかできません)
「へ~!すごー!これでコクも学校に行けるね!」
<わん!>(はい!)
「じゃあさっそく明日一緒に行こ―!」
<わふん!>(わかりました!)
<…>(少しだけ、ご主人の敵を懲らしめてやろう)
<わふっ>(ふふっ)
「?なんで笑ってるの?」
<わん、わんわーん>(いえ、お気になさらず)
「?????」
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