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いじめ表現あり

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最強の狐と僕

#1

出会い

「あー…友達が欲しい…」

僕は公園の草原に仰向けに寝っ転がりながら言った。

「毎日遊べるような友達がいたらなあ…」

他のみんなは友達を持ち遊んでいる。

「くそっ!」

そういって僕は勢いよく起き上がった。

「暇だし散歩でもするかあ」

た、た、た、た、た、た、…(歩く音)





「あ、やべ、いつの間にか知らないとこ来ちゃった…」

日の光が入り込まないほど木々が生い茂り、まるで樹海のような場所に来ていた。

「どーしよー…」

「ん?」

「あんなとこの段ボールおいてる…」

「しかも大きい…」

少し怖かったが好奇心が勝ちそろそろとそれに近づいていった

スッ…(覗く)

「え…なに、これ…」

それは、白の狐だった。

「み、見たことない…」

「しかもところどころケガしてる…?」

ぴくっ

「あ!動いた!まだ生きてる!」

「連れて行こう!」

タタタタタタタタタタタ…(走る)







「水あげなきゃ」

こと…(水が入った容器を置く)

※現在タオルの上にそれを置いてる感じ

「…大丈夫かな」

ピト(ちょっと触る)

「あったかい…」

なでなで

「ふあふあだ」

ぴく、むく(ゆっくり起き上がる)

「あ!起きた!」

<?>

「だいじょーぶ?」

<コクコク>

「え、言葉分かるの⁉」

<コクコク>

「すご!」

「あ、そういえば、狐さん水って大丈夫?」

<?コクコク>

「じゃあちょっと体洗おう!」





「よいしょっと」

たらいに狐さんを入れた。おとなしく座っている

「狐さん、落ち着いてるね」

<…>

「じゃあ、水かけるよ」

ジャアアアアア…

「湯加減とか大丈夫?」

<コクコク>

「よかった、じゃあ泡つけるよー」

わしゃわしゃ…

「力加減はいかがです?」

<コクコク>

「ふひひ、気持ちよさそうだねえ」

「じゃあ流すよー」

ジャアアアアア…

「よし、終わり!」

< ババババババ…>(体を振る)

「わあわあ!めっちゃとんでる!とんでる!」

< どやっ>

「どや顔だ―w」

「よし、乾かすよ。さっきめっちゃとばしてたけどね」

<コクコク>





「てってれードライヤー!」

「熱いから気を付けてねー」

<コクコク>

ブオオオオオオオオオ…

< ふあふあふあ>

「あったかい?」

<コークコーク>(ゆっくりうなずく)

カチ(ドライヤーのスイッチを消す)

「終わり!」

<わーん>

「鳴いた!」

「犬みたいな鳴き声だね」

「ふひひ、あ、けがの治療しなきゃ!」

「ちょっと待ってて!」

<コクコク>

<わんっ…!>

ふぁぁぁぁぁぁぁ…(赤い模様が狐の体に浮かび上がる)

「待たせたね!」

「って、なんか赤い模様出てる⁉」

<わーん>

「だ、大丈夫なの?」

<コクコク>

「とりあえず、治療するね!」

ガサガサ





「ほい!できた!」

<わんっ!>

「よかったよかった」

「…そういえばさ、狐さん」

<?>

「目、開かないけど、目、見えないの?」

<…コク>

「そっか…」

「じゃあさ、このままだとすごく惨いことになってるから…」

「これつけて!」

僕がガサゴソと出したのは両端に紐がついた赤の布だった

<?>

「って言っても見えないか…」

「赤い布だよ。これを君の目の部分につけるね」

<コクコク>

「よいせよいせ…」

「できた!」

僕は目にかぶせるように赤い布を結び付けた。

<わーんー!>

「ふひー、よかったねえ」

「そうだ!」

「狐さんに名前を付けよう!」

<…!>

「ん~…どうしよっかなあ…」

「僕の最初の反応が頷きだから…」

「コクにしよう!」

<!>

<わん!>

「コク―!」

<わん!>

「ふひひひ」





「ふひひ、久しぶりに笑ったよ」

<?>

「僕さ、友達とかいないし、一人っ子だからあんまり笑えることがなくてさ…」

<…>

ぽふっ

「!」

コクが僕の手に足を乗せてくれた。

「…慰めてくれるの?」

<コクコク>

「ありがとう」

「…コク」

<?>

「僕たち、友達にならない?」

<!>

<コクコク!>

「やったあ!初めての友達だ!」



これが僕と最強の狐さんとの出会いだ。






このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

展開が謎過ぎる…

楽しんでいただけたら幸いです…

2024/08/17 15:00

一月 ID:≫2pzxaDu/TQv9I
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