最強の狐と僕
「あー…友達が欲しい…」
僕は公園の草原に仰向けに寝っ転がりながら言った。
「毎日遊べるような友達がいたらなあ…」
他のみんなは友達を持ち遊んでいる。
「くそっ!」
そういって僕は勢いよく起き上がった。
「暇だし散歩でもするかあ」
た、た、た、た、た、た、…(歩く音)
…
…
「あ、やべ、いつの間にか知らないとこ来ちゃった…」
日の光が入り込まないほど木々が生い茂り、まるで樹海のような場所に来ていた。
「どーしよー…」
「ん?」
「あんなとこの段ボールおいてる…」
「しかも大きい…」
少し怖かったが好奇心が勝ちそろそろとそれに近づいていった
スッ…(覗く)
「え…なに、これ…」
それは、白の狐だった。
「み、見たことない…」
「しかもところどころケガしてる…?」
ぴくっ
「あ!動いた!まだ生きてる!」
「連れて行こう!」
タタタタタタタタタタタ…(走る)
…
…
家
「水あげなきゃ」
こと…(水が入った容器を置く)
※現在タオルの上にそれを置いてる感じ
「…大丈夫かな」
ピト(ちょっと触る)
「あったかい…」
なでなで
「ふあふあだ」
ぴく、むく(ゆっくり起き上がる)
「あ!起きた!」
<?>
「だいじょーぶ?」
<コクコク>
「え、言葉分かるの⁉」
<コクコク>
「すご!」
「あ、そういえば、狐さん水って大丈夫?」
<?コクコク>
「じゃあちょっと体洗おう!」
…
…
「よいしょっと」
たらいに狐さんを入れた。おとなしく座っている
「狐さん、落ち着いてるね」
<…>
「じゃあ、水かけるよ」
ジャアアアアア…
「湯加減とか大丈夫?」
<コクコク>
「よかった、じゃあ泡つけるよー」
わしゃわしゃ…
「力加減はいかがです?」
<コクコク>
「ふひひ、気持ちよさそうだねえ」
「じゃあ流すよー」
ジャアアアアア…
「よし、終わり!」
< ババババババ…>(体を振る)
「わあわあ!めっちゃとんでる!とんでる!」
< どやっ>
「どや顔だ―w」
「よし、乾かすよ。さっきめっちゃとばしてたけどね」
<コクコク>
…
…
「てってれードライヤー!」
「熱いから気を付けてねー」
<コクコク>
ブオオオオオオオオオ…
< ふあふあふあ>
「あったかい?」
<コークコーク>(ゆっくりうなずく)
カチ(ドライヤーのスイッチを消す)
「終わり!」
<わーん>
「鳴いた!」
「犬みたいな鳴き声だね」
「ふひひ、あ、けがの治療しなきゃ!」
「ちょっと待ってて!」
<コクコク>
<わんっ…!>
ふぁぁぁぁぁぁぁ…(赤い模様が狐の体に浮かび上がる)
「待たせたね!」
「って、なんか赤い模様出てる⁉」
<わーん>
「だ、大丈夫なの?」
<コクコク>
「とりあえず、治療するね!」
ガサガサ
…
…
「ほい!できた!」
<わんっ!>
「よかったよかった」
「…そういえばさ、狐さん」
<?>
「目、開かないけど、目、見えないの?」
<…コク>
「そっか…」
「じゃあさ、このままだとすごく惨いことになってるから…」
「これつけて!」
僕がガサゴソと出したのは両端に紐がついた赤の布だった
<?>
「って言っても見えないか…」
「赤い布だよ。これを君の目の部分につけるね」
<コクコク>
「よいせよいせ…」
「できた!」
僕は目にかぶせるように赤い布を結び付けた。
<わーんー!>
「ふひー、よかったねえ」
「そうだ!」
「狐さんに名前を付けよう!」
<…!>
「ん~…どうしよっかなあ…」
「僕の最初の反応が頷きだから…」
「コクにしよう!」
<!>
<わん!>
「コク―!」
<わん!>
「ふひひひ」
…
…
「ふひひ、久しぶりに笑ったよ」
<?>
「僕さ、友達とかいないし、一人っ子だからあんまり笑えることがなくてさ…」
<…>
ぽふっ
「!」
コクが僕の手に足を乗せてくれた。
「…慰めてくれるの?」
<コクコク>
「ありがとう」
「…コク」
<?>
「僕たち、友達にならない?」
<!>
<コクコク!>
「やったあ!初めての友達だ!」
これが僕と最強の狐さんとの出会いだ。
僕は公園の草原に仰向けに寝っ転がりながら言った。
「毎日遊べるような友達がいたらなあ…」
他のみんなは友達を持ち遊んでいる。
「くそっ!」
そういって僕は勢いよく起き上がった。
「暇だし散歩でもするかあ」
た、た、た、た、た、た、…(歩く音)
…
…
「あ、やべ、いつの間にか知らないとこ来ちゃった…」
日の光が入り込まないほど木々が生い茂り、まるで樹海のような場所に来ていた。
「どーしよー…」
「ん?」
「あんなとこの段ボールおいてる…」
「しかも大きい…」
少し怖かったが好奇心が勝ちそろそろとそれに近づいていった
スッ…(覗く)
「え…なに、これ…」
それは、白の狐だった。
「み、見たことない…」
「しかもところどころケガしてる…?」
ぴくっ
「あ!動いた!まだ生きてる!」
「連れて行こう!」
タタタタタタタタタタタ…(走る)
…
…
家
「水あげなきゃ」
こと…(水が入った容器を置く)
※現在タオルの上にそれを置いてる感じ
「…大丈夫かな」
ピト(ちょっと触る)
「あったかい…」
なでなで
「ふあふあだ」
ぴく、むく(ゆっくり起き上がる)
「あ!起きた!」
<?>
「だいじょーぶ?」
<コクコク>
「え、言葉分かるの⁉」
<コクコク>
「すご!」
「あ、そういえば、狐さん水って大丈夫?」
<?コクコク>
「じゃあちょっと体洗おう!」
…
…
「よいしょっと」
たらいに狐さんを入れた。おとなしく座っている
「狐さん、落ち着いてるね」
<…>
「じゃあ、水かけるよ」
ジャアアアアア…
「湯加減とか大丈夫?」
<コクコク>
「よかった、じゃあ泡つけるよー」
わしゃわしゃ…
「力加減はいかがです?」
<コクコク>
「ふひひ、気持ちよさそうだねえ」
「じゃあ流すよー」
ジャアアアアア…
「よし、終わり!」
< ババババババ…>(体を振る)
「わあわあ!めっちゃとんでる!とんでる!」
< どやっ>
「どや顔だ―w」
「よし、乾かすよ。さっきめっちゃとばしてたけどね」
<コクコク>
…
…
「てってれードライヤー!」
「熱いから気を付けてねー」
<コクコク>
ブオオオオオオオオオ…
< ふあふあふあ>
「あったかい?」
<コークコーク>(ゆっくりうなずく)
カチ(ドライヤーのスイッチを消す)
「終わり!」
<わーん>
「鳴いた!」
「犬みたいな鳴き声だね」
「ふひひ、あ、けがの治療しなきゃ!」
「ちょっと待ってて!」
<コクコク>
<わんっ…!>
ふぁぁぁぁぁぁぁ…(赤い模様が狐の体に浮かび上がる)
「待たせたね!」
「って、なんか赤い模様出てる⁉」
<わーん>
「だ、大丈夫なの?」
<コクコク>
「とりあえず、治療するね!」
ガサガサ
…
…
「ほい!できた!」
<わんっ!>
「よかったよかった」
「…そういえばさ、狐さん」
<?>
「目、開かないけど、目、見えないの?」
<…コク>
「そっか…」
「じゃあさ、このままだとすごく惨いことになってるから…」
「これつけて!」
僕がガサゴソと出したのは両端に紐がついた赤の布だった
<?>
「って言っても見えないか…」
「赤い布だよ。これを君の目の部分につけるね」
<コクコク>
「よいせよいせ…」
「できた!」
僕は目にかぶせるように赤い布を結び付けた。
<わーんー!>
「ふひー、よかったねえ」
「そうだ!」
「狐さんに名前を付けよう!」
<…!>
「ん~…どうしよっかなあ…」
「僕の最初の反応が頷きだから…」
「コクにしよう!」
<!>
<わん!>
「コク―!」
<わん!>
「ふひひひ」
…
…
「ふひひ、久しぶりに笑ったよ」
<?>
「僕さ、友達とかいないし、一人っ子だからあんまり笑えることがなくてさ…」
<…>
ぽふっ
「!」
コクが僕の手に足を乗せてくれた。
「…慰めてくれるの?」
<コクコク>
「ありがとう」
「…コク」
<?>
「僕たち、友達にならない?」
<!>
<コクコク!>
「やったあ!初めての友達だ!」
これが僕と最強の狐さんとの出会いだ。
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