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月白の魔法使い様

#8

第一章『月白の魔法使い様』八話「授業参観後半」

メルル・ファウナ『あ、あの、次は私でいいでしょうか…。』

ヒューイ『…へえ、いいよ。』


メルル・ファウナさんは立ち上がって、そう言って線の前に立った。だがこんな声が聞こえた。

「無理だよこれ、誰ができるの?」
「無理ゲー」
「どうせ全員無理なんだろうなぁ。」

でも、私ならできるかもしれないし、アレンも序盤だったからダメだったかもしれない…!

アレン『…ファウナさんが魔法を撃ったら、もう一回やろうかなぁ…。』

アレンは負けず嫌いなのか、そう呟いた。私もやらないとなぁ、でもどこが的なの…?

私はそう思っていると、メルル・ファウナさんは私のパパにこう言った。

メルル『や、やっぱり…。校長先生、こんな引っ掛け、私には引っかかりませんよ…。』

そうメルルさんは言って、突然急に目では追えない速度で、走り始めた。そして、すぐに私のママの前に行った。


メルル『こんにちは、あなたが[下線][太字]的を持っているんですよね[/太字][/下線]?』

メルル『魔法、撃ってもいいですか?』


アレン『はっ…?』

ど、どういうこと!?私はよく目をこらしてママを見たが、まとはどこにも見当たらない。しかし、ママがニコッと笑ってこう言った。

アリス『流石、やっぱり格が違うね!今後が期待できちゃうねヒューイ!』

みんなが唖然としている。私も頭の中は混乱している。パパはママに笑いかけて頷いた。

そしてパパが話し始めた。

ヒューイ『実は、これは実技の授業じゃない。この広い場所に来てもらったのは理由がある』

ヒューイ『[太字][大文字][下線]魔力探知[/下線][/大文字][/太字][下線]をしてもらうためさ。[/下線]』

魔力探知…!!

私は魔力に気がつけなかったのだ。頭に魔力を集中させると、確かにママから魔力を感じられる。

アレン『そういうことか…。』

アレンががっかりした顔で俯いている。

そ、そんなことより、なんでメルル・ファウナさんは気付けたの…??

みんな、メルル・ファウナさんの方を見ていた。みんな不思議そうな顔で、彼女を見ている。

そしてそれを抑えるように、パパはこう言った。

ヒューイ『メルル・ファウナさんは、史上最年少の[太字][下線][大文字]Sランク[/大文字][/下線][/太字]なんだ。』



ドロシー『ええっ!?』

アレン『は…!?』






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作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/10/02 20:22

縺薙≠繧九s ID:≫94SCXkg9r2d.U
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