月白の魔法使い様
ついに授業参観の日になった。しかも今回の授業は魔法の実技で、先生はこの学校の校長でもあり、私のパパである"ヒューイ・ファーレイト"が今回の授業の先生。
パパに見てもらえるなんて嬉しい!!…けれど、パパもしかして権力ってやつで私たちの授業やることにしたのかな。まあいいや。
みんなが実技場へ移動している。私も教室から移動しなきゃ、遅れちゃう!そう言って急いで準備していたら、アレンが私に話しかけてきた。
アレン『なあ、一緒に行こう実技場。』
ドロシー『いいよ!!』
もちろん即OK。私たちは荷物を持って教室を出た。授業参観だから、廊下にたくさん大人がいる。私たちはパパが先生をやるから、パパは授業が観れるけれど(厳密に言うと、授業をやってる)、ママは観れるのかな。ママは忙しいから来れないかもなぁ。パパいるし、ママも来るわけないか…。
私たちは実技場に来ると、既にクラスメイトたちが並んでいた。急いで座ると、パパもやってきた。パパは大人たちを引き連れてくる。その大人たちの中にはママはいなかった。
私は思わず、アレンに声をかけた。
ドロシー『ママいないね。』
アレン『いるわけないだろ、お母様は世界一の…。』
ヒューイ『はい、授業を始めるよ。』
そうパパが言うと、アレンは話すのをやめた。私も少し遅れてパパの方を見た。
ヒューイ『今日は、実技の授業だね。実技は入学して初めてなんじゃないかな。』
ヒューイ『実技担当の先生は、僕。まあもう一人いるけれど、稀にしかこないから基本的には僕が担当します。』
へえ、じゃあ実技の時はパパを観れるってことか…。パパ、校長で忙しいのに、実技の授業もやるんだ…。
ヒューイ『みんな、今日持ち物だった杖は持ってる?今日配られた人もいれば、元々持っていた人もいるよね。』
そう、私とアレンの杖は、ママ特製の杖だった。使いやすいようにしたり、どんな魔法でも使える杖にしてくれた。おまけに、杖には星のキーホルダーも付いている。
私の星は白色。アレンは黒色だ。
ヒューイ『じゃあ、魔法を出す練習をしてみようか。試しに、的に撃ってみないかい?』
的…?私は的と言われて辺りを見渡したが、的は見当たらなかった。他の子も周りをキョロキョロしている。アレンはパパの方を向いてしっかりと話を聞いていた。
イーメン・ルミネージュ『先生ー!的がありませんー!』
ヒューイ『嗚呼、今はないよ。』
ヒューイ『"もし[下線]的を壊されてしまったら[/下線]、注文するのが面倒だからね。"』
私は息をぐっとのんだ。あれは私とアレンに言っていることだと思ったからだ。「的を壊されてしまったら」壊してしまう可能性があるのは、私とアレン。他にもいるかもしれないけれど、強い人ほど壊す可能性が高い。
フラッシュ・レムライド『じゃあどうするんですか?』
ヒューイ『こうするんだよ。』
そうパパは言った。すると、突然パパの周りが光り始めた。美しく、少し黒色が混ざったかのように、綺麗にかっこよく。そしてパパはこう言った。
ヒューイ『[太字][下線][大文字]漆属性・[太字]創造[/太字][/大文字][/下線][/太字]』
パパがそういうと、的が突然現れた。そう、魔法だ。パパしか使えない、パパだけの特別な魔法…!![太字][下線][大文字]漆属性[/大文字][/下線][/太字]…!!
ヒューイ『あの的は、簡単には壊せないようになっているんだ。大丈夫、今回は壊すことがめあてじゃない。』
ヒューイ『あの的に魔法を当てれたら、合格だ。どんな魔法でもいい。君が使える攻撃魔法をあの的に当ててくれ。もちろん、失敗したら繰り返し行っていいよ。順番ずつだけどね。』
なんだ簡単だ!私はパパとママの特別訓練を受けているし、私は元々魔法を敵に狙うのが得意だから、とっても簡単に感じる。的は大人ぐらいの身長の人型で、私はなんなら壊してやろうかなと思った。
ヒューイ『けれど、一つ注意することがある。』
ヒューイ『この的、全身の9割は当たり判定がないから、そこは気をつけて。』
えっ?
パパに見てもらえるなんて嬉しい!!…けれど、パパもしかして権力ってやつで私たちの授業やることにしたのかな。まあいいや。
みんなが実技場へ移動している。私も教室から移動しなきゃ、遅れちゃう!そう言って急いで準備していたら、アレンが私に話しかけてきた。
アレン『なあ、一緒に行こう実技場。』
ドロシー『いいよ!!』
もちろん即OK。私たちは荷物を持って教室を出た。授業参観だから、廊下にたくさん大人がいる。私たちはパパが先生をやるから、パパは授業が観れるけれど(厳密に言うと、授業をやってる)、ママは観れるのかな。ママは忙しいから来れないかもなぁ。パパいるし、ママも来るわけないか…。
私たちは実技場に来ると、既にクラスメイトたちが並んでいた。急いで座ると、パパもやってきた。パパは大人たちを引き連れてくる。その大人たちの中にはママはいなかった。
私は思わず、アレンに声をかけた。
ドロシー『ママいないね。』
アレン『いるわけないだろ、お母様は世界一の…。』
ヒューイ『はい、授業を始めるよ。』
そうパパが言うと、アレンは話すのをやめた。私も少し遅れてパパの方を見た。
ヒューイ『今日は、実技の授業だね。実技は入学して初めてなんじゃないかな。』
ヒューイ『実技担当の先生は、僕。まあもう一人いるけれど、稀にしかこないから基本的には僕が担当します。』
へえ、じゃあ実技の時はパパを観れるってことか…。パパ、校長で忙しいのに、実技の授業もやるんだ…。
ヒューイ『みんな、今日持ち物だった杖は持ってる?今日配られた人もいれば、元々持っていた人もいるよね。』
そう、私とアレンの杖は、ママ特製の杖だった。使いやすいようにしたり、どんな魔法でも使える杖にしてくれた。おまけに、杖には星のキーホルダーも付いている。
私の星は白色。アレンは黒色だ。
ヒューイ『じゃあ、魔法を出す練習をしてみようか。試しに、的に撃ってみないかい?』
的…?私は的と言われて辺りを見渡したが、的は見当たらなかった。他の子も周りをキョロキョロしている。アレンはパパの方を向いてしっかりと話を聞いていた。
イーメン・ルミネージュ『先生ー!的がありませんー!』
ヒューイ『嗚呼、今はないよ。』
ヒューイ『"もし[下線]的を壊されてしまったら[/下線]、注文するのが面倒だからね。"』
私は息をぐっとのんだ。あれは私とアレンに言っていることだと思ったからだ。「的を壊されてしまったら」壊してしまう可能性があるのは、私とアレン。他にもいるかもしれないけれど、強い人ほど壊す可能性が高い。
フラッシュ・レムライド『じゃあどうするんですか?』
ヒューイ『こうするんだよ。』
そうパパは言った。すると、突然パパの周りが光り始めた。美しく、少し黒色が混ざったかのように、綺麗にかっこよく。そしてパパはこう言った。
ヒューイ『[太字][下線][大文字]漆属性・[太字]創造[/太字][/大文字][/下線][/太字]』
パパがそういうと、的が突然現れた。そう、魔法だ。パパしか使えない、パパだけの特別な魔法…!![太字][下線][大文字]漆属性[/大文字][/下線][/太字]…!!
ヒューイ『あの的は、簡単には壊せないようになっているんだ。大丈夫、今回は壊すことがめあてじゃない。』
ヒューイ『あの的に魔法を当てれたら、合格だ。どんな魔法でもいい。君が使える攻撃魔法をあの的に当ててくれ。もちろん、失敗したら繰り返し行っていいよ。順番ずつだけどね。』
なんだ簡単だ!私はパパとママの特別訓練を受けているし、私は元々魔法を敵に狙うのが得意だから、とっても簡単に感じる。的は大人ぐらいの身長の人型で、私はなんなら壊してやろうかなと思った。
ヒューイ『けれど、一つ注意することがある。』
ヒューイ『この的、全身の9割は当たり判定がないから、そこは気をつけて。』
えっ?
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