ヒューイ『今日は入学式に参加してくれてありがとう。』

ヒューイ『輝かしいスターシックス学校の新入生の君に、一つだけ伝えたいことがある。』

ヒューイ『…魔法は誰でも努力すれば上達することができる。それだけだ。』

ヒューイ『…校長先生の話はそれだけでいいよ。この後はランク測定とかあるし、みんな今日は気楽に過ごしていってね。』

…パパの話はそれだけだった。そして入学式が終わり、外に出ると、誰がどこのクラスか書かれてある紙が外に張り出されていた。

ドロシー『見てアレン！たくさん書いてあるよあの紙！』

アレン『ゔっ…、人がたくさんいて、僕たちがどこのクラスかさっぱりだ…。』

ドロシー『あ、あれじゃない！？ほら、私たち一緒のクラスだよ！』

私は目が良かったので、なんとか見つけることができた。どうやら私たちのクラスは『１年６組。１年生だけで9組まであるらしい。流石スターシックス学校。

私たちは６組までダッシュで行くことにした。

６組の教室に着くと、たくさん人がいた。けれど、教室もとても広くて過ごしやすい空間だと思った。

私たちは自分たちの机を見つけて座ると、教室に響き渡るような声で私たちにあることを言った。

？？？『お前らも雑魚みてーだな！』

その声がしたのは廊下から。どうやら他クラスの人が喧嘩を売りに来たようだ。周りは当然騒ついていた。

エレル『俺は１年１組の[太字][下線][大文字]エレル・ファーレルン[/大文字][/下線][/太字]だ！』

エレル『知ってるか？スターシックス学校では、１組になった人たち全員優秀らしいぞ？校長先生がそう配置してるって話を聞いたことがある。結構可能性高いらしいw』

エレル『てことはお前らは雑魚ってわけだな！どうせランクC、Dあたりで低迷するんだろうな！』

そう言って、エレルと名乗る人は行ってしまった。私は思った。エレルがいった話を他の人たちはその話を簡単に信じてしまう人が多いだろう。

けれど、パパの子供…。そう、私たちが６組にいるということから、その話は嘘だろう。私たちは瞬時に事態を把握した。

なんせ、私たちはパパやママからの特別な試練をやり遂げたんだもん。その試練はとても厳しくて、この試練をクリアできなかったらこの学校には入学できなかった。

みんながザワザワしている中、このクラスのランク測定が開始された。

特別な機械を持っている人が中に入ってきた。その後ろには、校長…、パパもいる。

そして機械は教室に置かれた。そうすると、パパがランク測定について説明をし始めた。

ヒューイ『これはランク測定器。新１３歳以上の人が使える測定器だ。この特定の場所に手を当てると、ランクがわかるんだ。』

ヒューイ『あ、そうそう。この測定器は不正行為は不可能。…なんせ、この測定器はXランク…、純白の大賢者様が作った測定器だからね。』

…！ママが作った…！

ヒューイ『じゃあ順番にどうぞ。』

そう言って、順番にやり始める。

そしてアレンの番になった。

アレンは…、！！

アレンのランクが表示された瞬間、周りがざわついた。

そう、[太字][下線]Aランク[/下線][/太字]だったのだ。

私も順番が来たので、手をかざしてみた。

すると、私も[太字][下線]Aランク[/下線][/太字]だった。

最強…、ではないけれども、Sランクになるための第一歩だった。

やっぱり試練を乗り越えたおかげだ！