文字サイズ変更

月白の魔法使い様

#13

第一章『月白の魔法使い様』十三話「Aランクとご対面」

ドロシー『うわあ…!これが、Aランクがいる部屋!?』

アレン『Aランクだけが入れる部屋なんだって。まあ何する部屋か知らないけれど…。』

Aランクになった私たちは、”Aランクルーム”という部屋に案内された。アレンが言っている通り、案内されただけで何をするか知らない。辺りを見回していると、後ろから声がした。

???『…ん?おや、君たちがAランクに選ばれた期待の新入生かな?』

アレン『あっ…!初めまして!アレン・アルカネットです!よろしくお願いします…!』

ドロシー『ドロシー・アルカネットです!』

ツル『初めまして。僕はツル・ヴェルファー。君たちと同じAランクさ。よろしくね。』

アレン『こちらこそ…!』

どうやら同じAランクのツル・ヴェルファーさんという人だった。まあこの部屋にいるのはAランクだけだから当たり前だけどね。

ツルさんは、とても身長が高くて、すらっとしていてとてもクール。恐らく男性だろうけれど、こんな人いたら惚れちゃうんじゃないかしら。

ツルさんが手に持っていた本を部屋にあった机に置くと、メガネをかけて私たちにこう言った。

ツル『言っておくけれど、ここのみんな、強いからね。』

アレン『ツルさんはこの学校のAランクの中では強いんですか?』

ツル『せいか〜い。トップクラス並には強いんじゃないかな。…まあ僕より強いAランクなんて、まだいるけどね。』

アレン『どんな人ですか!?』

今日はやけにアレンがぐいぐいいくなと思ったのは私だけかもしれないが、まあそっとしておこう。

ツル『…のちのちわかるよ。それに、君たちは会わないかもしれないからね。』

ドロシー『会わない?学校に来てないんですか?』

ツル『せいか〜い。”彼”は不登校でね。あまり学校にこれていないんだ。』

ふ〜ん。まあ強い人に合わないだけでマシだと私は思った。強い人って怖いからね…。
でもツルさんは強くても優しいんじゃないかな?と思った。

ツル『まあ部屋に入ったんだし、是非僕と一戦どう?』

アレン『えっ、それってつまり…。』

ツル『練習試合だよ。2人でかかってきてよ。僕も流石に手を抜くよ。』

ドロシー『2人でかかってきてって…、そんなに私たちのこと弱く見てるんですか!!』

私は思わず言った。するとツルさんはニヤッと笑ってこう言った。

ツル『Aランクになると、最初は自分を強いと思い込む人が多いんだ。それを無くすため、でもあるかな。』

ツル『二人まとめてかかってこい!…だなんて、言ったことがないけれど。さっき言った通り、Aランクは強い。』

ツル『Sランクに上がれない、ただの落ちこぼれの集団じゃない。』

ツルさんはそう言って、この部屋に繋がっている別の部屋に案内した。

作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
年越しまでもうすぐですね…!

続きもよろしくお願いします…!

#年末年始の縺薙≠繧九s小説投稿祭

2024/12/26 18:38

縺薙≠繧九s ID:≫9820tLSVMWUTw
続きを執筆
小説を編集
パスワードをおぼえている場合は、ご自分で小説を削除してください。【削除方法

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

パスワードについて

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 13

コメント
[4]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL