月白の魔法使い様
ドロシー『うわあ…!これが、Aランクがいる部屋!?』
アレン『Aランクだけが入れる部屋なんだって。まあ何する部屋か知らないけれど…。』
Aランクになった私たちは、”Aランクルーム”という部屋に案内された。アレンが言っている通り、案内されただけで何をするか知らない。辺りを見回していると、後ろから声がした。
???『…ん?おや、君たちがAランクに選ばれた期待の新入生かな?』
アレン『あっ…!初めまして!アレン・アルカネットです!よろしくお願いします…!』
ドロシー『ドロシー・アルカネットです!』
ツル『初めまして。僕はツル・ヴェルファー。君たちと同じAランクさ。よろしくね。』
アレン『こちらこそ…!』
どうやら同じAランクのツル・ヴェルファーさんという人だった。まあこの部屋にいるのはAランクだけだから当たり前だけどね。
ツルさんは、とても身長が高くて、すらっとしていてとてもクール。恐らく男性だろうけれど、こんな人いたら惚れちゃうんじゃないかしら。
ツルさんが手に持っていた本を部屋にあった机に置くと、メガネをかけて私たちにこう言った。
ツル『言っておくけれど、ここのみんな、強いからね。』
アレン『ツルさんはこの学校のAランクの中では強いんですか?』
ツル『せいか〜い。トップクラス並には強いんじゃないかな。…まあ僕より強いAランクなんて、まだいるけどね。』
アレン『どんな人ですか!?』
今日はやけにアレンがぐいぐいいくなと思ったのは私だけかもしれないが、まあそっとしておこう。
ツル『…のちのちわかるよ。それに、君たちは会わないかもしれないからね。』
ドロシー『会わない?学校に来てないんですか?』
ツル『せいか〜い。”彼”は不登校でね。あまり学校にこれていないんだ。』
ふ〜ん。まあ強い人に合わないだけでマシだと私は思った。強い人って怖いからね…。
でもツルさんは強くても優しいんじゃないかな?と思った。
ツル『まあ部屋に入ったんだし、是非僕と一戦どう?』
アレン『えっ、それってつまり…。』
ツル『練習試合だよ。2人でかかってきてよ。僕も流石に手を抜くよ。』
ドロシー『2人でかかってきてって…、そんなに私たちのこと弱く見てるんですか!!』
私は思わず言った。するとツルさんはニヤッと笑ってこう言った。
ツル『Aランクになると、最初は自分を強いと思い込む人が多いんだ。それを無くすため、でもあるかな。』
ツル『二人まとめてかかってこい!…だなんて、言ったことがないけれど。さっき言った通り、Aランクは強い。』
ツル『Sランクに上がれない、ただの落ちこぼれの集団じゃない。』
ツルさんはそう言って、この部屋に繋がっている別の部屋に案内した。
アレン『Aランクだけが入れる部屋なんだって。まあ何する部屋か知らないけれど…。』
Aランクになった私たちは、”Aランクルーム”という部屋に案内された。アレンが言っている通り、案内されただけで何をするか知らない。辺りを見回していると、後ろから声がした。
???『…ん?おや、君たちがAランクに選ばれた期待の新入生かな?』
アレン『あっ…!初めまして!アレン・アルカネットです!よろしくお願いします…!』
ドロシー『ドロシー・アルカネットです!』
ツル『初めまして。僕はツル・ヴェルファー。君たちと同じAランクさ。よろしくね。』
アレン『こちらこそ…!』
どうやら同じAランクのツル・ヴェルファーさんという人だった。まあこの部屋にいるのはAランクだけだから当たり前だけどね。
ツルさんは、とても身長が高くて、すらっとしていてとてもクール。恐らく男性だろうけれど、こんな人いたら惚れちゃうんじゃないかしら。
ツルさんが手に持っていた本を部屋にあった机に置くと、メガネをかけて私たちにこう言った。
ツル『言っておくけれど、ここのみんな、強いからね。』
アレン『ツルさんはこの学校のAランクの中では強いんですか?』
ツル『せいか〜い。トップクラス並には強いんじゃないかな。…まあ僕より強いAランクなんて、まだいるけどね。』
アレン『どんな人ですか!?』
今日はやけにアレンがぐいぐいいくなと思ったのは私だけかもしれないが、まあそっとしておこう。
ツル『…のちのちわかるよ。それに、君たちは会わないかもしれないからね。』
ドロシー『会わない?学校に来てないんですか?』
ツル『せいか〜い。”彼”は不登校でね。あまり学校にこれていないんだ。』
ふ〜ん。まあ強い人に合わないだけでマシだと私は思った。強い人って怖いからね…。
でもツルさんは強くても優しいんじゃないかな?と思った。
ツル『まあ部屋に入ったんだし、是非僕と一戦どう?』
アレン『えっ、それってつまり…。』
ツル『練習試合だよ。2人でかかってきてよ。僕も流石に手を抜くよ。』
ドロシー『2人でかかってきてって…、そんなに私たちのこと弱く見てるんですか!!』
私は思わず言った。するとツルさんはニヤッと笑ってこう言った。
ツル『Aランクになると、最初は自分を強いと思い込む人が多いんだ。それを無くすため、でもあるかな。』
ツル『二人まとめてかかってこい!…だなんて、言ったことがないけれど。さっき言った通り、Aランクは強い。』
ツル『Sランクに上がれない、ただの落ちこぼれの集団じゃない。』
ツルさんはそう言って、この部屋に繋がっている別の部屋に案内した。