1年A組の天才的なアイドル様
アイ『ただいま』
芦戸「おかえりー!職員室に呼び出されて怒られたって何したの?」
アイ『職員室には呼び出されたけど怒られてないし、怒られるようなことはしてないよー』
芦戸「?じゃあなんで、職員室に呼び出されたの?」
アイ『んー、天使に会ってた』
芦戸「何それ!?」
[漢字]妹[/漢字][ふりがな]天使[/ふりがな]に会ってたのは本当なので珍しく嘘は付いていない。
それでも絡んでくるクラスメイトを適当にあしらっていたら5時間目の始まりを告げるチャイムが鳴った。
ナイスタイミングだ。
オールマイト「わーたーしーが!!普通にドアから来た!!!」
午後一番の授業は、ヒーロー科ならではのヒーロー基礎学だった。
教師として来たオールマイトさんは声み身体も大きくい。うーん、慣れない。
「オールマイトだ……!すげえや本当に先生やってるんだな……!!」
「銀時代のコスチュームだ……! 画風違いすぎて鳥肌が……」
色んな声が聞こえる中、私は一人焦っていた。
やばい……オールマイトについて詳しく知らないから何言ってるか分かんない。
アメコミっぽいし、凄いのは分かるけど私はレディ・ナガンの方が好き。
勿論身内贔屓ありだけど。
オールマイト「ヒーロー基礎学!ヒーローの基礎地をつくる為、様々な訓練を行う科目だ!!単位数も最も多いぞ。早速だが今日はコレ!!戦闘訓練!!!」
オールマイトの持ち上げたカードにあるBATTLEの文字。
BATTLE……戦い。
どうしよっかなー、身体強化は出来るって言っても私の『[漢字]アイドル[/漢字][ふりがな]個性[/ふりがな]』は戦闘向きじゃないし………
魅了もできる限り使いたくない。
私が思考を巡らせている中、話はどんどん進んでいく。
オールマイト「入学前に送ってもらった個性届と要望に沿ってあつらえた…戦闘服!!!」
みんな「「おおお!!!」」
オールマイト「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!」
みんな「「はーい!!!」」
┈┈┈┈┈┈┈☆
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈★
オールマイト「始めようか有精卵共!!!戦闘訓練のお時間だ!!」
更衣室から出て、グラウンドβへ。
街がまるまる演習場だなんて凝ってるなーと、思っていたら突然足元で叫び声があがった。
??「ア、ア、ア、アイドル衣装!!!!古き良き日本の伝統装束じゃねーか!!しかも白ニーハイ最高だぜぇェエエ」
アイ『ふふふっ。アイドル好きだから結構要望出しちゃったんだ!えーっと、君は……?」
峰田「俺、峰田。よろしくなアイドル!」
アイ『よろしくねー』
私が出した要望は一つ。
[中央寄せ]「動き易くてアイドルっぽい感じで!」[/中央寄せ]
そうして出来上がったのが“星野アイ”が初登場で着ていた襟に青いリボンがついた衣装。
あんなにふわっとした要望だったのに、ちゃんと“アイ”っぽい。
なんだかここまで来たら運命感じちゃうよねー
衣装と一緒に入っていた開発部さんの手紙には、
「全開事故が起きないようにしていますが、下着が全く見えないのも嫌なので〜〜(省略)〜〜パンチラは男のロマンなんです!!!」
うん。癖に正直でよろしい。
だが。アイドルっていうのは撮影以外ではおっぱいもパンツ見せない。
ライブだってギリギリで見えそうだけど、全然見えないところにファンが燃えるんだ。
なんて話はいい。
オールマイト「良いじゃないか皆。カッコイイぜ!!」
飯田「先生!ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」
あっ、飯田くんの戦闘服かっこいいな。
私も“星野アイ”の可能性に賭けてゴツメのテクノロジー系の衣装も着てみたい。
オールマイト「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!!敵退治は主に屋外で見られるが、統計で言えば屋内のほうが凶悪敵出現率は高いんだ。監禁・軟禁・裏商売…このヒーロー飽和社会。ゲフン、真に賢しい敵は屋内にひそむ!!」
オールマイト「君らにはこれから敵組とヒーロー組に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!!」
飯田「ですが先生!!我々のクラスは21人、1人余ってしまいますが!」
オールマイト「それは1チームだけ3人でやってもらおう!!」
飯田「人数の差は大きいのではないでしょうか!」
オールマイト「敵が同じ人数とは限らないからね!そういう経験を積んでおくのも自分のためになると思うのさ!」
飯田「なるほど!!」
頑張って説明してるオールマイトさんだけど、カンペめっちゃバレてる。
でも、大きい人が頑張る姿ってかわいいよね。
┈┈┈┈┈┈┈☆
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈★
厳正なるくじ引きの結果、私は[漢字]I[/漢字][ふりがな]アイ[/ふりがな]チームになった。
メンバーは私と透明な葉隠ちゃんと、尻尾の男の子らしい。
私の名前もアイだし、愛がいっぱいのIチームだね、といったら微妙な顔された。
私も話が滑って微妙な感じ。
アイ『作戦会議とかしとく? あっ、星野アイだよ』
白尾「尾白猿夫です。よろしく」
葉隠「アイちゃん一緒なの嬉しいー!」
握手した手がブンブンと振られる。元気だねぇー
葉隠「って言っても作戦会議って何すればいいんだろ?」
白尾「とりあえずお互いの個性とか?と、言っても俺は見たまま『尻尾』だけど」
葉隠「私も見たまま透明化だよ! そういえばアイちゃんの個性って強化系なのは大体分かるけど、詳しいのは知らないかも」
アイ「あれ、言ってなかったけ?私の個性は『アイドル』だよ」
白尾・葉隠「「えっ?」」
ふふっ、声がぴったり。
仲良しさんだね。
芦戸「おかえりー!職員室に呼び出されて怒られたって何したの?」
アイ『職員室には呼び出されたけど怒られてないし、怒られるようなことはしてないよー』
芦戸「?じゃあなんで、職員室に呼び出されたの?」
アイ『んー、天使に会ってた』
芦戸「何それ!?」
[漢字]妹[/漢字][ふりがな]天使[/ふりがな]に会ってたのは本当なので珍しく嘘は付いていない。
それでも絡んでくるクラスメイトを適当にあしらっていたら5時間目の始まりを告げるチャイムが鳴った。
ナイスタイミングだ。
オールマイト「わーたーしーが!!普通にドアから来た!!!」
午後一番の授業は、ヒーロー科ならではのヒーロー基礎学だった。
教師として来たオールマイトさんは声み身体も大きくい。うーん、慣れない。
「オールマイトだ……!すげえや本当に先生やってるんだな……!!」
「銀時代のコスチュームだ……! 画風違いすぎて鳥肌が……」
色んな声が聞こえる中、私は一人焦っていた。
やばい……オールマイトについて詳しく知らないから何言ってるか分かんない。
アメコミっぽいし、凄いのは分かるけど私はレディ・ナガンの方が好き。
勿論身内贔屓ありだけど。
オールマイト「ヒーロー基礎学!ヒーローの基礎地をつくる為、様々な訓練を行う科目だ!!単位数も最も多いぞ。早速だが今日はコレ!!戦闘訓練!!!」
オールマイトの持ち上げたカードにあるBATTLEの文字。
BATTLE……戦い。
どうしよっかなー、身体強化は出来るって言っても私の『[漢字]アイドル[/漢字][ふりがな]個性[/ふりがな]』は戦闘向きじゃないし………
魅了もできる限り使いたくない。
私が思考を巡らせている中、話はどんどん進んでいく。
オールマイト「入学前に送ってもらった個性届と要望に沿ってあつらえた…戦闘服!!!」
みんな「「おおお!!!」」
オールマイト「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!」
みんな「「はーい!!!」」
┈┈┈┈┈┈┈☆
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オールマイト「始めようか有精卵共!!!戦闘訓練のお時間だ!!」
更衣室から出て、グラウンドβへ。
街がまるまる演習場だなんて凝ってるなーと、思っていたら突然足元で叫び声があがった。
??「ア、ア、ア、アイドル衣装!!!!古き良き日本の伝統装束じゃねーか!!しかも白ニーハイ最高だぜぇェエエ」
アイ『ふふふっ。アイドル好きだから結構要望出しちゃったんだ!えーっと、君は……?」
峰田「俺、峰田。よろしくなアイドル!」
アイ『よろしくねー』
私が出した要望は一つ。
[中央寄せ]「動き易くてアイドルっぽい感じで!」[/中央寄せ]
そうして出来上がったのが“星野アイ”が初登場で着ていた襟に青いリボンがついた衣装。
あんなにふわっとした要望だったのに、ちゃんと“アイ”っぽい。
なんだかここまで来たら運命感じちゃうよねー
衣装と一緒に入っていた開発部さんの手紙には、
「全開事故が起きないようにしていますが、下着が全く見えないのも嫌なので〜〜(省略)〜〜パンチラは男のロマンなんです!!!」
うん。癖に正直でよろしい。
だが。アイドルっていうのは撮影以外ではおっぱいもパンツ見せない。
ライブだってギリギリで見えそうだけど、全然見えないところにファンが燃えるんだ。
なんて話はいい。
オールマイト「良いじゃないか皆。カッコイイぜ!!」
飯田「先生!ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」
あっ、飯田くんの戦闘服かっこいいな。
私も“星野アイ”の可能性に賭けてゴツメのテクノロジー系の衣装も着てみたい。
オールマイト「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!!敵退治は主に屋外で見られるが、統計で言えば屋内のほうが凶悪敵出現率は高いんだ。監禁・軟禁・裏商売…このヒーロー飽和社会。ゲフン、真に賢しい敵は屋内にひそむ!!」
オールマイト「君らにはこれから敵組とヒーロー組に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!!」
飯田「ですが先生!!我々のクラスは21人、1人余ってしまいますが!」
オールマイト「それは1チームだけ3人でやってもらおう!!」
飯田「人数の差は大きいのではないでしょうか!」
オールマイト「敵が同じ人数とは限らないからね!そういう経験を積んでおくのも自分のためになると思うのさ!」
飯田「なるほど!!」
頑張って説明してるオールマイトさんだけど、カンペめっちゃバレてる。
でも、大きい人が頑張る姿ってかわいいよね。
┈┈┈┈┈┈┈☆
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈★
厳正なるくじ引きの結果、私は[漢字]I[/漢字][ふりがな]アイ[/ふりがな]チームになった。
メンバーは私と透明な葉隠ちゃんと、尻尾の男の子らしい。
私の名前もアイだし、愛がいっぱいのIチームだね、といったら微妙な顔された。
私も話が滑って微妙な感じ。
アイ『作戦会議とかしとく? あっ、星野アイだよ』
白尾「尾白猿夫です。よろしく」
葉隠「アイちゃん一緒なの嬉しいー!」
握手した手がブンブンと振られる。元気だねぇー
葉隠「って言っても作戦会議って何すればいいんだろ?」
白尾「とりあえずお互いの個性とか?と、言っても俺は見たまま『尻尾』だけど」
葉隠「私も見たまま透明化だよ! そういえばアイちゃんの個性って強化系なのは大体分かるけど、詳しいのは知らないかも」
アイ「あれ、言ってなかったけ?私の個性は『アイドル』だよ」
白尾・葉隠「「えっ?」」
ふふっ、声がぴったり。
仲良しさんだね。
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