1年A組の天才的なアイドル様
私が忘れ物に気がついたのは3時間目の休み時間のときだ。
制服のポケット、鞄を漁っても出てこない……
ありゃりゃ。これは完全にやからかしたな。
挙動不審者だった私を不思議がって、お茶子ちゃんと上鳴くんが近づいてきた。
麗日「アイちゃん、どうかした?」
アイ『うーん、スマホ忘れたっぽい』
麗日「えぇ!今気づいたん!?」
アイ『外でそんなに触らない派でさー』
上鳴「現代人とは思えない発言」
困ったなーでも、外ではそんなに使わないのでいっかー
っと呟けば二人には楽観的だと怒られた。
アイ「大丈夫、大丈夫。忘れたのは家だし、盗まれてないよ」
にコーっと笑えば怒る気も無くなったのか、まあひとまず置いといてっとお昼ご飯に誘われた。
そういえば、英雄高校ってランチラッシュがご飯作ってるんでしょ?
洋食あるかな。
今日はパンの気分なんだよねー
お昼ご飯に期待を膨らませて私は4時間目に挑んだ。
┈┈┈┈┈┈┈☆
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈★
相澤「星野、職員室に行くぞ。付いてこい」
アイ『えっ、はい』
ご飯も食べ終わって教室でクラスメイトと談笑していたところ、相澤先生に呼び出されたので大人しく行く。
後ろからは「なにやらかしたんだ……?」という懐疑的な視線が向けられる。
えーん。
意図も容易くクラスメイトとの絆が崩れていく……出会って2日だけど。
相澤先生の後を大人しく着いていけば、当然職員室に着いた。
入るように促されたので入れば、忙しく走り回る先生方と________
アイ『ルビー!?』
ルビー「あっ、おねーちゃん!」
そこには私の可愛い可愛い可愛いが十行あっても足りないくらい可愛い妹のルビーがそこに居た。
アイ『えっ、どうしたの?学校は?』
ルビー「おねーちゃんのスマホ届けにきたんだよ!学校は今日は2時間目まで!」
元気よく答えるルビーに思わずキュン死しかけたが、意地で耐える。
アイ『そっかー。ありがとね!おねーちゃんスマホ無くて困ってたからルビーが来てくれて助かったなー』
ルビー「えっへへ」
相澤先生の「スマホ無くてもいっかーって言ってただろ」という言葉は全力で聴こえないふりをする。
聞けば火伊那さんの仕事がお休みだったこともあり、一緒に届けに来てくれたそうだ。
火伊那さんありがとう。
授業という苦痛の中で私の妹という天使(とスマホ)を届けてくれて………
アクアはおそらく「めんどくさい」と言って行かなかったのだろう。想像できる。
暫くルビーとお話していたが、相澤先生が「時間だ」っと刑務所の監視みたいなことを言ったので泣く泣くお別れた。
校門まで先生方が送ってくれるそうなので安心だけど、寂しい……
バイバイと内心血涙流しながら手を振ると、ルビーは私のところにまたパタパタと駆け寄ってきた。
かわいい。
口元を手でおおい、内緒話の形にするとちょっと照れながら話してくれた。
ルビー「あのね、本当はね、おねーちゃんに会いたくてスマホ届けにきたの」
アイ『そっか!!私もルビーに会いたかったから嬉しいなー!』
ルビー「ほんと!!」
アイ『ほんとほんと。両思いだねー』
ルビー「ねー」
えへへとお花が飛び交う姉妹の会話に職員室の先生方はほっこりだ。
わかる、うちの子天才的に可愛いし、私も最高にかわいいもんね。
今度こそバイバイと手を振ってルビーの姿が見えなるまで、というか見えなくなっても校長先生に「授業に行こうか」と言われるまで手を振り続けた。
制服のポケット、鞄を漁っても出てこない……
ありゃりゃ。これは完全にやからかしたな。
挙動不審者だった私を不思議がって、お茶子ちゃんと上鳴くんが近づいてきた。
麗日「アイちゃん、どうかした?」
アイ『うーん、スマホ忘れたっぽい』
麗日「えぇ!今気づいたん!?」
アイ『外でそんなに触らない派でさー』
上鳴「現代人とは思えない発言」
困ったなーでも、外ではそんなに使わないのでいっかー
っと呟けば二人には楽観的だと怒られた。
アイ「大丈夫、大丈夫。忘れたのは家だし、盗まれてないよ」
にコーっと笑えば怒る気も無くなったのか、まあひとまず置いといてっとお昼ご飯に誘われた。
そういえば、英雄高校ってランチラッシュがご飯作ってるんでしょ?
洋食あるかな。
今日はパンの気分なんだよねー
お昼ご飯に期待を膨らませて私は4時間目に挑んだ。
┈┈┈┈┈┈┈☆
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈★
相澤「星野、職員室に行くぞ。付いてこい」
アイ『えっ、はい』
ご飯も食べ終わって教室でクラスメイトと談笑していたところ、相澤先生に呼び出されたので大人しく行く。
後ろからは「なにやらかしたんだ……?」という懐疑的な視線が向けられる。
えーん。
意図も容易くクラスメイトとの絆が崩れていく……出会って2日だけど。
相澤先生の後を大人しく着いていけば、当然職員室に着いた。
入るように促されたので入れば、忙しく走り回る先生方と________
アイ『ルビー!?』
ルビー「あっ、おねーちゃん!」
そこには私の可愛い可愛い可愛いが十行あっても足りないくらい可愛い妹のルビーがそこに居た。
アイ『えっ、どうしたの?学校は?』
ルビー「おねーちゃんのスマホ届けにきたんだよ!学校は今日は2時間目まで!」
元気よく答えるルビーに思わずキュン死しかけたが、意地で耐える。
アイ『そっかー。ありがとね!おねーちゃんスマホ無くて困ってたからルビーが来てくれて助かったなー』
ルビー「えっへへ」
相澤先生の「スマホ無くてもいっかーって言ってただろ」という言葉は全力で聴こえないふりをする。
聞けば火伊那さんの仕事がお休みだったこともあり、一緒に届けに来てくれたそうだ。
火伊那さんありがとう。
授業という苦痛の中で私の妹という天使(とスマホ)を届けてくれて………
アクアはおそらく「めんどくさい」と言って行かなかったのだろう。想像できる。
暫くルビーとお話していたが、相澤先生が「時間だ」っと刑務所の監視みたいなことを言ったので泣く泣くお別れた。
校門まで先生方が送ってくれるそうなので安心だけど、寂しい……
バイバイと内心血涙流しながら手を振ると、ルビーは私のところにまたパタパタと駆け寄ってきた。
かわいい。
口元を手でおおい、内緒話の形にするとちょっと照れながら話してくれた。
ルビー「あのね、本当はね、おねーちゃんに会いたくてスマホ届けにきたの」
アイ『そっか!!私もルビーに会いたかったから嬉しいなー!』
ルビー「ほんと!!」
アイ『ほんとほんと。両思いだねー』
ルビー「ねー」
えへへとお花が飛び交う姉妹の会話に職員室の先生方はほっこりだ。
わかる、うちの子天才的に可愛いし、私も最高にかわいいもんね。
今度こそバイバイと手を振ってルビーの姿が見えなるまで、というか見えなくなっても校長先生に「授業に行こうか」と言われるまで手を振り続けた。
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