1年A組の天才的なアイドル様
??「危ねぇなぁ。仮にもヒーロー志望だろ?自宅とはえいえもっと危機感持った方がいいんじゃねーの。
____なっ、アイちゃん」
そう話しかけて来た男を鏡越しに見ると、相変わらず端整な顔立で、ふあふあな白猫みたいな髪の毛だった。
そして私を抱きしめる手は火傷で所々変色している。
アイ『ビックリしたー、なんだ燈矢くんか』
燈矢「なんだって失礼だなぁ。せっかく仕事の合間を縫って来たのに、堂々と無視されたんだから、俺は悲しいんだ」
アイ『もしかして最初から家に居た?』
燈矢「居た居た。なんならリビングので胡座かいて座ってたぜ」
アイ『ウッソ!気付かなかった……』
燈矢『危機感〜』
トントンっと軽く燈矢くんの腕を叩いたら直ぐに拘束は外してくれた。
燈矢くんは今や知らぬ人が居ないほど人気なヒーローだ。
なんでそんな人が我が星野家に居るのかというと、私が彼を助けたことがあるから。
助けたと言っても裸足で、煤だらけ。しかも顔はツギハギという一目見れば通報待った無しの不審者の風体だった燈矢くん(推定16歳)を私がうっかりファンサして魅了状態にしてしまったのが出会いだ。
魅了状態が解けた後は「帰らなきゃ」「お父さんが待ってる」「見て」などと譫言を繰り返した。
火伊那さんに連絡した所、事情アリと判断されて公安委員会に連行された。
最初は抵抗したようだけど、結界的にはいい方向に持っていけたのでお礼を言いに行くという大義名分で私達の住所を特定。
そして妙に高いテンションで花束と感謝と愛が詰まったラブレター(A4 40枚)を渡してくれた。
火伊那さんは引いてたけど、アクアとルビーは「アイはこれくらい一途に愛してくれる人じゃないと付き合えないでしょ。重いくらいが丁度いいんじゃない?」と言って割と好意的だった。
でも、トータル100回を超えるぐらいになると流石に引いていた。
そんな経緯で出来た燈矢くんと星野家の縁はまだ続いている。
燈矢「アイちゃんアイちゃん。英雄高校の入学式ってどうだった?」
アイ『入学式に出てないから知らないよー』
燈矢「初日からサボりとは、不良になったなアイちゃん」
アイ『あはは、サボってないよ。なんかね、入学式とかガイダンスとかすっ飛ばして直ぐに個性把握テストやったんだー』
燈矢「はーん流石天下の英雄様だな。士傑高校とは偉い違いだ」
そういえば、燈矢くん士傑高校だったなーっと思い出しながらオムライスを食べる。
そんな様子を燈矢くんはじっと見つめてくる。
暇なのかな?
アイ『あっ、そうだ。クラスに燈矢くんの弟くん居たよ』
何気なく言った言葉が失言だと分かった。
燈矢くんがニヤニヤと浮かべていた表情を一瞬で剥ぎ落として、激しく憎悪の籠った目で私を見つめていた。
やっちまったなーと、後悔しながら。
でも、燈矢くんの様子を気づいていないようにしながら言葉を続ける。
アイ『でも、やっぱり燈矢くんの方が綺麗な火だったなー』
私は一応、“星野アイ”を目指しているのでこうやって「○○の方が〜」みたいな人を比べるようなことは言わないように心掛けている。
だけど、これ言っとかないと良く大火傷。悪くて消し炭だ。
流石に私は自殺願望はない。
燈矢くんは私の言葉を聞くと、みるみるうちに口角を吊り上げて[漢字]敵[/漢字][ふりがな]ヴィラン[/ふりがな]も真っ青な悪役の笑みを浮かべる。
燈矢「そっかァ!やっぱりアイちゃんは焦凍なんかよりも俺を選んでくれんだよね!浮気かと疑ったけど、違うかった。ごめんね!」
アイ『ふぇんふぇん(訳:ぜんぜん)』
燈矢「食べながら喋ったら行儀悪いよ」
コラっと。笑いながら叱る燈矢くんを見て、当分は弟くんの話題を出さない方がいいなと思った。
というか、家族のことになると情緒不安定すぎるでしょ……
巷ではクールヒーローとかって騒がれてるのに、テレビと星野家での態度が違いすぎる。
アクアとルビーが妙に具体性がある「燈矢とブルーフレイム別人説」を言い出すくらいだ。
一瞬信じかけた。
┈┈┈┈┈┈┈☆
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈★
[下線]オマケ[/下線]
ルビー「私の出番全然ない!!」
アクア「仕方ないだろ。だっておまえ最初の時ぐっすり寝てたじゃん」
ルビー「だってアレ、作者が高級アロマ炊いて睡眠用ASMRを流して来たからだもん!しかも理由がルビーまで書くのが面倒いだよ!?私の出番は何処!?」
アクア「それは……………はぁ。ちょっと待ってろ直接聞くぞ」
ルビー「?うん」
〜数分後〜
アクア「おいルビー、連れて来たぞ」
ルビー「えっ、何連れてきたったの……って、作者!?」
作者「っす、作者の君影 スズっす」
ルビー「野球部みたいな喋り方……それより私の出番どこ!次回?次回だよねェ!?」
作者「次回じゃないっす。体育祭編っす」
ルビー「遠っ!もっと直近でだしてよスズえも〜ん!」バタバタ
アクア「暴れるな。はぁ、ちょっと作者裏に来い。話し付ける」
作者「えッ、待って……いや落ち着いてくださいこのシスコン野郎!!さては暴力で妹の出番を作る気だろ!?そんな事で私がもう下書き終わってる5話の内容を変更する思うのか!?」
ルビー「すごい!混乱で宥めるのと罵倒を同時に行ってる!」
アクア「ぐだぐだ言わずに来い」
作者「ちょちょ、待ってェェェエエエエ!!!!あ”ッ!」
〜数分後〜
作者「ルビーさんの出演が次回に決まりました………」満身創痍
ルビー「わーい!」
アクア「良かったな」
作者「(くっそ、このシスコン野郎めっ!)」
アクア「聞こえてるぞ作者」
作者「ヒェ……」
と、いうことでアクアの圧力に屈したにで、ルビーちゃんを次回にねじ込みます。
____なっ、アイちゃん」
そう話しかけて来た男を鏡越しに見ると、相変わらず端整な顔立で、ふあふあな白猫みたいな髪の毛だった。
そして私を抱きしめる手は火傷で所々変色している。
アイ『ビックリしたー、なんだ燈矢くんか』
燈矢「なんだって失礼だなぁ。せっかく仕事の合間を縫って来たのに、堂々と無視されたんだから、俺は悲しいんだ」
アイ『もしかして最初から家に居た?』
燈矢「居た居た。なんならリビングので胡座かいて座ってたぜ」
アイ『ウッソ!気付かなかった……』
燈矢『危機感〜』
トントンっと軽く燈矢くんの腕を叩いたら直ぐに拘束は外してくれた。
燈矢くんは今や知らぬ人が居ないほど人気なヒーローだ。
なんでそんな人が我が星野家に居るのかというと、私が彼を助けたことがあるから。
助けたと言っても裸足で、煤だらけ。しかも顔はツギハギという一目見れば通報待った無しの不審者の風体だった燈矢くん(推定16歳)を私がうっかりファンサして魅了状態にしてしまったのが出会いだ。
魅了状態が解けた後は「帰らなきゃ」「お父さんが待ってる」「見て」などと譫言を繰り返した。
火伊那さんに連絡した所、事情アリと判断されて公安委員会に連行された。
最初は抵抗したようだけど、結界的にはいい方向に持っていけたのでお礼を言いに行くという大義名分で私達の住所を特定。
そして妙に高いテンションで花束と感謝と愛が詰まったラブレター(A4 40枚)を渡してくれた。
火伊那さんは引いてたけど、アクアとルビーは「アイはこれくらい一途に愛してくれる人じゃないと付き合えないでしょ。重いくらいが丁度いいんじゃない?」と言って割と好意的だった。
でも、トータル100回を超えるぐらいになると流石に引いていた。
そんな経緯で出来た燈矢くんと星野家の縁はまだ続いている。
燈矢「アイちゃんアイちゃん。英雄高校の入学式ってどうだった?」
アイ『入学式に出てないから知らないよー』
燈矢「初日からサボりとは、不良になったなアイちゃん」
アイ『あはは、サボってないよ。なんかね、入学式とかガイダンスとかすっ飛ばして直ぐに個性把握テストやったんだー』
燈矢「はーん流石天下の英雄様だな。士傑高校とは偉い違いだ」
そういえば、燈矢くん士傑高校だったなーっと思い出しながらオムライスを食べる。
そんな様子を燈矢くんはじっと見つめてくる。
暇なのかな?
アイ『あっ、そうだ。クラスに燈矢くんの弟くん居たよ』
何気なく言った言葉が失言だと分かった。
燈矢くんがニヤニヤと浮かべていた表情を一瞬で剥ぎ落として、激しく憎悪の籠った目で私を見つめていた。
やっちまったなーと、後悔しながら。
でも、燈矢くんの様子を気づいていないようにしながら言葉を続ける。
アイ『でも、やっぱり燈矢くんの方が綺麗な火だったなー』
私は一応、“星野アイ”を目指しているのでこうやって「○○の方が〜」みたいな人を比べるようなことは言わないように心掛けている。
だけど、これ言っとかないと良く大火傷。悪くて消し炭だ。
流石に私は自殺願望はない。
燈矢くんは私の言葉を聞くと、みるみるうちに口角を吊り上げて[漢字]敵[/漢字][ふりがな]ヴィラン[/ふりがな]も真っ青な悪役の笑みを浮かべる。
燈矢「そっかァ!やっぱりアイちゃんは焦凍なんかよりも俺を選んでくれんだよね!浮気かと疑ったけど、違うかった。ごめんね!」
アイ『ふぇんふぇん(訳:ぜんぜん)』
燈矢「食べながら喋ったら行儀悪いよ」
コラっと。笑いながら叱る燈矢くんを見て、当分は弟くんの話題を出さない方がいいなと思った。
というか、家族のことになると情緒不安定すぎるでしょ……
巷ではクールヒーローとかって騒がれてるのに、テレビと星野家での態度が違いすぎる。
アクアとルビーが妙に具体性がある「燈矢とブルーフレイム別人説」を言い出すくらいだ。
一瞬信じかけた。
┈┈┈┈┈┈┈☆
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈★
[下線]オマケ[/下線]
ルビー「私の出番全然ない!!」
アクア「仕方ないだろ。だっておまえ最初の時ぐっすり寝てたじゃん」
ルビー「だってアレ、作者が高級アロマ炊いて睡眠用ASMRを流して来たからだもん!しかも理由がルビーまで書くのが面倒いだよ!?私の出番は何処!?」
アクア「それは……………はぁ。ちょっと待ってろ直接聞くぞ」
ルビー「?うん」
〜数分後〜
アクア「おいルビー、連れて来たぞ」
ルビー「えっ、何連れてきたったの……って、作者!?」
作者「っす、作者の君影 スズっす」
ルビー「野球部みたいな喋り方……それより私の出番どこ!次回?次回だよねェ!?」
作者「次回じゃないっす。体育祭編っす」
ルビー「遠っ!もっと直近でだしてよスズえも〜ん!」バタバタ
アクア「暴れるな。はぁ、ちょっと作者裏に来い。話し付ける」
作者「えッ、待って……いや落ち着いてくださいこのシスコン野郎!!さては暴力で妹の出番を作る気だろ!?そんな事で私がもう下書き終わってる5話の内容を変更する思うのか!?」
ルビー「すごい!混乱で宥めるのと罵倒を同時に行ってる!」
アクア「ぐだぐだ言わずに来い」
作者「ちょちょ、待ってェェェエエエエ!!!!あ”ッ!」
〜数分後〜
作者「ルビーさんの出演が次回に決まりました………」満身創痍
ルビー「わーい!」
アクア「良かったな」
作者「(くっそ、このシスコン野郎めっ!)」
アクア「聞こえてるぞ作者」
作者「ヒェ……」
と、いうことでアクアの圧力に屈したにで、ルビーちゃんを次回にねじ込みます。
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