二次創作
1年A組の天才的なアイドル様
アイ『わっ、“アイ”っぽいじゃん』
鏡の前で糊でパキッとした制服でクルッと回ってお馴染みのポーズを取れば、可愛い女の子もおんなじ事をした。
うん。可愛い。
というか、
まさか本当に英雄高校に合格しちゃうなんてねー
英雄高校ってなんていうか、私みたいな嘘吐きじゃなくて、もっとちゃんとやる気のある子を取るんだと思ってた。
でもまぁ、そんな簡単にバレる嘘をついた覚えはないんだけど。
可愛い弟にそう話せば「流石は最新型の嘘発見器も騙し通す天才サマだな」と返された。
アイ『うん、いつも通りクールなアクアだね』
アクア「うるさい。それよりアイ、時間は大丈夫なのか?」
アイ『えーっと、電車が来る時間は………………あと、5分です』
アクア「はぁ!?」
アイ『走ればいけるよ!じゃあもう出るから、ルビー起こしてちゃんと朝ごはん食べるんだよ!』
アクア「言われなくても!」
怒鳴るようなアクアの返事を聞いてから、私はローファーを履いて玄関の扉を開けた。
┈┈┈┈┈┈┈☆
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈★
アイ『わっ、おっきー』
あの後、駅まで全力疾走したらギリギリ電車には間に合った。
でも、乗った電車で痴漢に遭いかけたりっと、色々トラブルには遭遇したがなんとか無事に英雄高校の門の前まで来れた。
ここ、国立雄英高校はヒーローを目指す者の頂点であり、プロヒーローへの特急切符配布所。
異形型の個性にも対応する為に校舎は広い。
まるで自分がミニチュアになった気分で1年A組を目指す…………
モブ「ねぇねぇ君、新入生?めっちゃ可愛いね!あのさ、良かったらちょっと話さない?」
アイ『でも入学式があるし……』
モブ「じゃあLINEかインスタだけでも教えて!」
アイ『すいません、親が厳しくてインスタもやってないし、LINEは勝手に交換とか出来なくて』
モブ「マジで!?」
アイ『ホントにすいません!あっ、でもお父さんの携帯の電話番号なら渡せますよ』
モブ「アッ、じゃあいいですぅ」
某電子マネー・QR・ポイントも使えるお店の決済サービスのCMを思わせる言い方で、しょんぼり肩を落として帰っていった。
その様子を尻目にまた歩きだす。
また途中でナンパされたけど、おんなじ事を言ったらみんな諦めていった。いやー、顔がいいのも困りもんだね。
親が厳しいのはホント。
インスタやってないのもホント。
LINEは勝手に交換できないのは嘘。
別に勝手に交換して怒る親はもういない。
私達を引き取って面倒を見てくれてる火伊那さんは何も言われていないので、生きているかすら分からない。
まっ、知ったところでちゃんと[漢字]愛せる[/漢字][ふりがな]嘘を吐ける[/ふりがな]か分かんないから、会いたくないってのも本音なんだけど。
でも、今はそんな事考えてる時じゃない。
この階段を登れば1年A組。
目を閉じて息を深く吸う。
私という嘘に、“星野アイ”という嘘を重ねて本当を見せないよう、決して嘘がバレないように。
それから星が煌めく両目を見開き、大股で歩き出す。
廊下の人々が私を見るのが分かる。
全方向どこから見てもから可愛いように見せてるから、目線を引いちゃうよね。
1年A組と書かれたプレートを確認してから大きな扉を開けた。
さぁ、ここから私のヒーローアカデミアが始めよう。
[大文字][大文字][大文字][右寄せ][明朝体]1年A組の天才的なアイドル様______開幕[/明朝体][/右寄せ][/大文字][/大文字][/大文字]
鏡の前で糊でパキッとした制服でクルッと回ってお馴染みのポーズを取れば、可愛い女の子もおんなじ事をした。
うん。可愛い。
というか、
まさか本当に英雄高校に合格しちゃうなんてねー
英雄高校ってなんていうか、私みたいな嘘吐きじゃなくて、もっとちゃんとやる気のある子を取るんだと思ってた。
でもまぁ、そんな簡単にバレる嘘をついた覚えはないんだけど。
可愛い弟にそう話せば「流石は最新型の嘘発見器も騙し通す天才サマだな」と返された。
アイ『うん、いつも通りクールなアクアだね』
アクア「うるさい。それよりアイ、時間は大丈夫なのか?」
アイ『えーっと、電車が来る時間は………………あと、5分です』
アクア「はぁ!?」
アイ『走ればいけるよ!じゃあもう出るから、ルビー起こしてちゃんと朝ごはん食べるんだよ!』
アクア「言われなくても!」
怒鳴るようなアクアの返事を聞いてから、私はローファーを履いて玄関の扉を開けた。
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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈★
アイ『わっ、おっきー』
あの後、駅まで全力疾走したらギリギリ電車には間に合った。
でも、乗った電車で痴漢に遭いかけたりっと、色々トラブルには遭遇したがなんとか無事に英雄高校の門の前まで来れた。
ここ、国立雄英高校はヒーローを目指す者の頂点であり、プロヒーローへの特急切符配布所。
異形型の個性にも対応する為に校舎は広い。
まるで自分がミニチュアになった気分で1年A組を目指す…………
モブ「ねぇねぇ君、新入生?めっちゃ可愛いね!あのさ、良かったらちょっと話さない?」
アイ『でも入学式があるし……』
モブ「じゃあLINEかインスタだけでも教えて!」
アイ『すいません、親が厳しくてインスタもやってないし、LINEは勝手に交換とか出来なくて』
モブ「マジで!?」
アイ『ホントにすいません!あっ、でもお父さんの携帯の電話番号なら渡せますよ』
モブ「アッ、じゃあいいですぅ」
某電子マネー・QR・ポイントも使えるお店の決済サービスのCMを思わせる言い方で、しょんぼり肩を落として帰っていった。
その様子を尻目にまた歩きだす。
また途中でナンパされたけど、おんなじ事を言ったらみんな諦めていった。いやー、顔がいいのも困りもんだね。
親が厳しいのはホント。
インスタやってないのもホント。
LINEは勝手に交換できないのは嘘。
別に勝手に交換して怒る親はもういない。
私達を引き取って面倒を見てくれてる火伊那さんは何も言われていないので、生きているかすら分からない。
まっ、知ったところでちゃんと[漢字]愛せる[/漢字][ふりがな]嘘を吐ける[/ふりがな]か分かんないから、会いたくないってのも本音なんだけど。
でも、今はそんな事考えてる時じゃない。
この階段を登れば1年A組。
目を閉じて息を深く吸う。
私という嘘に、“星野アイ”という嘘を重ねて本当を見せないよう、決して嘘がバレないように。
それから星が煌めく両目を見開き、大股で歩き出す。
廊下の人々が私を見るのが分かる。
全方向どこから見てもから可愛いように見せてるから、目線を引いちゃうよね。
1年A組と書かれたプレートを確認してから大きな扉を開けた。
さぁ、ここから私のヒーローアカデミアが始めよう。
[大文字][大文字][大文字][右寄せ][明朝体]1年A組の天才的なアイドル様______開幕[/明朝体][/右寄せ][/大文字][/大文字][/大文字]
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