【参加型】勇者に負けた魔王様は再びこの世を支配されるみたいで
_____世界は、魔王率いる”魔軍”に支配されていた。
魔王は人を無闇に傷つけることを嫌っており、人間にも友好的だった。
だが、魔王を討ち取り名を上げようと考えた一人の青年が、遂に”魔軍”を打ち倒し、魔王を追い詰めた。青年によって魔王は死んだことになり、青年は”勇者”と呼ばれるようになった。元”魔軍”は魔王が死んだことにより人間に逆らわなくなり、一部の人間___いわゆる王族や貴族に奴隷扱いされるようになった。
______それがもう200年前の話。
ある小さな村で一人の青年が新聞を読んでいる。
薄紫色の髪を短く束ねており、頭部には大きな黒角が二つ生えている、魔神族の青年だ。
青年が新聞と睨み合いをしていると、村の老人が青年に話しかけた。
「お前さんや、ずっと新聞とにらめっこをしとるな。どうしたんじゃ?」
「・・・・・・いえ、ただ最近は物騒なニュースもなくなったと思いまして」
青年がそう言うと老人は「ほっほっほ」と笑いながら、
「そりゃお前さん、もう昔のように”魔軍”に荒らされることもなくなったからのぉ」
老人の言葉に青年は一瞬だけ顔をしかめたが、すぐに笑顔になり、
「そうですね、平和ですもんね」
青年はそう言いその場を立ち去る。
ここでこの青年について紹介しよう。
青年の名はシェード。ずいぶん昔に”伝説の勇者”に追い詰められ、世間では死んだとされてしまった元魔王だ。
シェードは村の中を歩きながら拳を握りしめる。
シェ「(”魔軍”が村を荒らしていた?そんなの俺は命令したこともねえぞ、勝手に話を捏造しやがって、全部を俺達のせいにしやがったのか‼)」
シェードは人に恩があるので自分の部下には”人を無闇に傷つけるな”と言っていたのだ。勇者の功績しか見ずに、何もしていない”魔軍”に罪をかぶせてきた。
シェ「俺達は人間に手を貸してやったぞ・・・・・・チッ、政府のせいか」
今、この世界は政府が支配している。恐らく、”魔軍”が支配していた200年前よりも酷い気はするが、今はそんなの気にしていられない。
シェ「とりあえず、部下集めした方がいいよな」
”魔軍”を復活させる。それが今のシェードの目標だった。
奴隷となった仲間たちを救うにはまずは戦力を集める。
シェードは仲間集めの旅に出ることにした。
魔王は人を無闇に傷つけることを嫌っており、人間にも友好的だった。
だが、魔王を討ち取り名を上げようと考えた一人の青年が、遂に”魔軍”を打ち倒し、魔王を追い詰めた。青年によって魔王は死んだことになり、青年は”勇者”と呼ばれるようになった。元”魔軍”は魔王が死んだことにより人間に逆らわなくなり、一部の人間___いわゆる王族や貴族に奴隷扱いされるようになった。
______それがもう200年前の話。
ある小さな村で一人の青年が新聞を読んでいる。
薄紫色の髪を短く束ねており、頭部には大きな黒角が二つ生えている、魔神族の青年だ。
青年が新聞と睨み合いをしていると、村の老人が青年に話しかけた。
「お前さんや、ずっと新聞とにらめっこをしとるな。どうしたんじゃ?」
「・・・・・・いえ、ただ最近は物騒なニュースもなくなったと思いまして」
青年がそう言うと老人は「ほっほっほ」と笑いながら、
「そりゃお前さん、もう昔のように”魔軍”に荒らされることもなくなったからのぉ」
老人の言葉に青年は一瞬だけ顔をしかめたが、すぐに笑顔になり、
「そうですね、平和ですもんね」
青年はそう言いその場を立ち去る。
ここでこの青年について紹介しよう。
青年の名はシェード。ずいぶん昔に”伝説の勇者”に追い詰められ、世間では死んだとされてしまった元魔王だ。
シェードは村の中を歩きながら拳を握りしめる。
シェ「(”魔軍”が村を荒らしていた?そんなの俺は命令したこともねえぞ、勝手に話を捏造しやがって、全部を俺達のせいにしやがったのか‼)」
シェードは人に恩があるので自分の部下には”人を無闇に傷つけるな”と言っていたのだ。勇者の功績しか見ずに、何もしていない”魔軍”に罪をかぶせてきた。
シェ「俺達は人間に手を貸してやったぞ・・・・・・チッ、政府のせいか」
今、この世界は政府が支配している。恐らく、”魔軍”が支配していた200年前よりも酷い気はするが、今はそんなの気にしていられない。
シェ「とりあえず、部下集めした方がいいよな」
”魔軍”を復活させる。それが今のシェードの目標だった。
奴隷となった仲間たちを救うにはまずは戦力を集める。
シェードは仲間集めの旅に出ることにした。
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