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関係のある無関係な話

#1

なんなんだろうね

俺はいつも森に居た。森は落ち着くからだ。今日も今日とて森を歩く。突然背後から襲われた、抵抗したくてもできなかった。

気がつくと俺はガラス製のケースに閉じ込められていた。何をされるのか分からない恐怖に俺はどうにかなりそうだった。

飯を用意された。見たことが無い物だった。だが味は良かった。俺はこれを食べた。

月日が経ったが、相手は俺に何もしてこなかった。飯を渡し、観察するだけだった。俺は天敵も居ないこの空間に慣れを感じてきた。

最終的には俺はここで死んだ。悔いがあるとするなら死ぬまでここに居た。子供を作って子孫を残したかったくらいだ。





俺は生まれも育ちもこの箱だ。四方八方全て何も見えない。

他が別にいいと思う。なぜなら昔から兄弟が大量にいるからだ。俺は幸せに暮らしている。

だが定期的に兄弟が居なくなる。ここから出ることができたのだろうか。だとしたら俺は脱出方法を教えて欲しいもんだ。でもまぁ、そうだよな俺も外へ出れたら教えることなんて忘れて一目散に走りそうだ。

俺はある日身体を持ち上げられた。とてつもない力だ。抗うことが出来ない。1度その力から脱出できたが、またすぐに捕まった。

だがその力は俺を上へ運び、外で出してくれた。ありがたい話だ。俺は兄弟達も出して欲しいと思ったが、気付いたらその力はどこかへ行ったようだ。

その日から俺は何も記憶が無い。辛い。謎の液体や物体、やはり外の世界は厳しいのか、こんなんだったらあの箱の中に居る方がマシだったな……。あいつら、元気かな。



俺はある日歩いていると見た事ない面白そうなものを見つけたからそこへ走った。だが何かにぶつかったようだ。周りに注意をはらわなかったせいだな。結局あの変なものはなんだったんだろうか。



俺は結構本能的に生きてる自信がある。食って、寝て、起きて、食って、寝て、起きての繰り返しだ。

ある日俺の知り合いが死んだらしい。見たことの無い死に方で、そいつが言うに死んだ知り合いはは歩いている時に急に死んだらしい。寿命かと思ったが外傷があった。

だが俺には関係が無い話だ。この生活から何かを変える訳では無い。

俺はいつも通り起きてなにか食おうと思い家を出た。何食べようか考えている時に俺は身体が吹き飛びされた。何が起こったのか分からない。だが今から俺は死ぬということだけ分かる。

もしかしたらあの時の知り合いも、同じことを考えていたのかもしれない。



なぁ。これを読んでるお前ら読者よ、俺は、私は関係ないって思ってんだろ??お前らのことだぞ。

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2024/10/18 18:25

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