とあるパン屋さんにて
謎の液体を作り始め五分経った・・・
晴島「よし、水晶を入れよう!」
鍋に水晶を入れる。
占い師「これで、大丈夫なはず・・・」
その瞬間
[大文字]パリィィィィィン!!![/大文字]
晴島「!?」
占い師「そんな・・・!まさか・・!」
腐敗人の掠れた声が聞こえてくる。
そして、ドアを叩く音がリビングに響く。
晴島「やばいやばいやばい!?水晶早く割れてくれ!」
占い師「もう一度結界を・・・!」
しかし、その瞬間占い師が倒れてしまう。
ドサッ・・・
晴島「え!?占い師さん!?」
占い師「うう・・もう、体力が・・・」
ドアを叩く音が大きくなる。
晴島「ええ、ちょっと!どうしたら!!」
占い師「私の代わりに・・・結界を張ってくれませんか?」
占い師「・・・手で三角を作り、中心となる部分に手を向けます。」
晴島「は、はい。」
言われた通りに準備する。
占い師「真ん中の空間を見つめ、【[漢字]守夜狩[/漢字][ふりがな]もりよかる[/ふりがな]】を3回唱えて下さい。」
晴島「ええ・・・守夜狩、守夜狩、守夜狩!」
その瞬間、晴島の手の中心が緑色に光った。
晴島「え!?まさかほんとに!?」
占い師「そのまま、手を前に突き出しながら念を込めて!!」
晴島「うう・・はっ!!!」
その瞬間、ものすごい勢いで緑色のオーラが出現した。
そのオーラは、瞬時に建物の周りを覆った。
占い師「キャッ!!」
晴島「うおっ!?」
その時、[大文字]パリィン!!![/大文字]
晴島「え!?」
腐敗人「ぐおおおおおお・・・・」
腐敗人の声がどんどん消えていく。
晴島「え・・・何で・・・?」
占い師「きっと・・・」
占い師が立ち上がる。
占い師「きっと、晴島さんの念が強くて、水晶にも影響が・・・」
鍋の中を覗く。
確かに、水晶が割れている。
真ん中から周りに向けて多くの亀裂が入っている。
晴島「すごい・・・ここまで・・。」
占い師「晴島さん、才能ありますよ。」
晴島「いえ、才能じゃないと思います。」
キッパリと言い切る。
晴島「過去に、この水晶と出会ったことがあると言ったでしょう?」
占い師「ああ・・はい。」
晴島「あの時も、こんな事あったんで・・・それがきっと。」
占い師「なるほど・・・」
しばらく沈黙が続いたあと、占い師のささやかな声が響く。
占い師「今日は、泊まって行きます?夜ですし・・・。」
晴島「え!?」
急に泊まれと言われ、狼狽える。
女性の家に泊まったことなど、ほんとどない晴島が、
ここで家に泊まる・・・
晴島「いいんですか・・・?」
占い師「ええ。助けてもらったお礼です。」
晴島「では、ありがたく・・・・」
時刻は7時。外はまだ明るかった。
晴島「そういえば、名前を聞いていませんでしたね。」
占い師が振り向く。
午後7時15分。鍋などの片付けをしてる最中、晴島は聞いた。
占い師「ああ、そうでしたね。」
占い師が恥ずかしそうに顔を伏せる。
東野「私は東野美沙。年齢は26歳。」
晴島「え!?」
驚きが隠せなかった。
初めて会った時、30代に見えた自分の目は何だったんだ???
晴島「26歳・・?すみませんそんな風に全然見えなかったんですけど・・・。」
東野「まあ、無理もありません。これも魔法のような物です。」
晴島「ああ、魔法・・老けて見える魔法か何かですか?」
東野「大体そう言った感じです。」
そうして、洗い物が終わった。
東野「それじゃ、風呂に入ってきます。あなたは?」
晴島「僕は・・僕は・・・銭っ湯に・・!行きますね。」
東野「あら、ここ使ってもらって結構ですよ?」
晴島「いえ!遠慮なく!銭湯に行って,そのまま帰ります。」
「今日は,泊まらせてもらわなくてもいいです。」
東野「あら・・分かりました。」
晴島「それじゃ、[大文字]また明日、来ます。[/大文字]」
東野「!」
東野は、その後何も言わずに、にっこりと微笑んだ。
晴島「ふぅ、怖かったーー!」
午後7時20分。太陽が沈み続ける中、駅に足を運ぶ。
晴島「まあ、解決したし、明日からまたパン屋を開こう!」
しかし、晴島智が次の日に、
[大文字]パン屋を開くことは無かった。[/大文字]
次回、最終話「魔女」
晴島「よし、水晶を入れよう!」
鍋に水晶を入れる。
占い師「これで、大丈夫なはず・・・」
その瞬間
[大文字]パリィィィィィン!!![/大文字]
晴島「!?」
占い師「そんな・・・!まさか・・!」
腐敗人の掠れた声が聞こえてくる。
そして、ドアを叩く音がリビングに響く。
晴島「やばいやばいやばい!?水晶早く割れてくれ!」
占い師「もう一度結界を・・・!」
しかし、その瞬間占い師が倒れてしまう。
ドサッ・・・
晴島「え!?占い師さん!?」
占い師「うう・・もう、体力が・・・」
ドアを叩く音が大きくなる。
晴島「ええ、ちょっと!どうしたら!!」
占い師「私の代わりに・・・結界を張ってくれませんか?」
占い師「・・・手で三角を作り、中心となる部分に手を向けます。」
晴島「は、はい。」
言われた通りに準備する。
占い師「真ん中の空間を見つめ、【[漢字]守夜狩[/漢字][ふりがな]もりよかる[/ふりがな]】を3回唱えて下さい。」
晴島「ええ・・・守夜狩、守夜狩、守夜狩!」
その瞬間、晴島の手の中心が緑色に光った。
晴島「え!?まさかほんとに!?」
占い師「そのまま、手を前に突き出しながら念を込めて!!」
晴島「うう・・はっ!!!」
その瞬間、ものすごい勢いで緑色のオーラが出現した。
そのオーラは、瞬時に建物の周りを覆った。
占い師「キャッ!!」
晴島「うおっ!?」
その時、[大文字]パリィン!!![/大文字]
晴島「え!?」
腐敗人「ぐおおおおおお・・・・」
腐敗人の声がどんどん消えていく。
晴島「え・・・何で・・・?」
占い師「きっと・・・」
占い師が立ち上がる。
占い師「きっと、晴島さんの念が強くて、水晶にも影響が・・・」
鍋の中を覗く。
確かに、水晶が割れている。
真ん中から周りに向けて多くの亀裂が入っている。
晴島「すごい・・・ここまで・・。」
占い師「晴島さん、才能ありますよ。」
晴島「いえ、才能じゃないと思います。」
キッパリと言い切る。
晴島「過去に、この水晶と出会ったことがあると言ったでしょう?」
占い師「ああ・・はい。」
晴島「あの時も、こんな事あったんで・・・それがきっと。」
占い師「なるほど・・・」
しばらく沈黙が続いたあと、占い師のささやかな声が響く。
占い師「今日は、泊まって行きます?夜ですし・・・。」
晴島「え!?」
急に泊まれと言われ、狼狽える。
女性の家に泊まったことなど、ほんとどない晴島が、
ここで家に泊まる・・・
晴島「いいんですか・・・?」
占い師「ええ。助けてもらったお礼です。」
晴島「では、ありがたく・・・・」
時刻は7時。外はまだ明るかった。
晴島「そういえば、名前を聞いていませんでしたね。」
占い師が振り向く。
午後7時15分。鍋などの片付けをしてる最中、晴島は聞いた。
占い師「ああ、そうでしたね。」
占い師が恥ずかしそうに顔を伏せる。
東野「私は東野美沙。年齢は26歳。」
晴島「え!?」
驚きが隠せなかった。
初めて会った時、30代に見えた自分の目は何だったんだ???
晴島「26歳・・?すみませんそんな風に全然見えなかったんですけど・・・。」
東野「まあ、無理もありません。これも魔法のような物です。」
晴島「ああ、魔法・・老けて見える魔法か何かですか?」
東野「大体そう言った感じです。」
そうして、洗い物が終わった。
東野「それじゃ、風呂に入ってきます。あなたは?」
晴島「僕は・・僕は・・・銭っ湯に・・!行きますね。」
東野「あら、ここ使ってもらって結構ですよ?」
晴島「いえ!遠慮なく!銭湯に行って,そのまま帰ります。」
「今日は,泊まらせてもらわなくてもいいです。」
東野「あら・・分かりました。」
晴島「それじゃ、[大文字]また明日、来ます。[/大文字]」
東野「!」
東野は、その後何も言わずに、にっこりと微笑んだ。
晴島「ふぅ、怖かったーー!」
午後7時20分。太陽が沈み続ける中、駅に足を運ぶ。
晴島「まあ、解決したし、明日からまたパン屋を開こう!」
しかし、晴島智が次の日に、
[大文字]パン屋を開くことは無かった。[/大文字]
次回、最終話「魔女」
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