とあるパン屋さんにて
その日の夜・・・
晴島「テレビでもつけるか・・・。」
そう言って、テレビをつける。
晴島「えーと、幽霊が集まりやすい場所・・・?」
「そこは・・邪気が溜まっている・・・?」
晴島「ええ?僕の店に邪気が溜まってるだってぇ?そんなバカな・・・」
[大文字]心当たりはある。[/大文字]
ここの店は、パン屋になる前は「[大文字]幽霊相談所[/大文字]」だったらしく、
噂では、成仏しきれていない幽霊たちが相談をしにきて、代金を渡すらしい。
晴島「うーん、状況が一緒なんよな・・・」
つまり、幽霊達は気づいてないのか。ここがパン屋だってこと・・・
いや見た目でわかるやろ!
晴島「明日も来るのかな〜。そしたらまた10,000円・・・!」
少しいい気分になって、眠りについた。
晴島「よし、店開くか!」
そうして、店を開いた。
パンが売れて、昼になった。
晴島「お腹すいたなぁ、よし、パン食べるか。」
そうして、取っておいたメロンパンを口に運ぶ。
晴島「やっぱり美味いなぁ!メロンパン!」
その時、客がきた。
晴島「おっと、いらっしゃいませ!」
??「あの、悩みを聞いてもらってもいいですか?」
来たきた!
晴島「ええ。良いですよ。」
3人目「[漢字]柴田友成[/漢字][ふりがな]しばたともなり[/ふりがな]」
柴田「僕は子供2人と暮らしている、いわゆるシングルファザーというやつです。」
「でも、子供も大きくなるにつれ、お母さんお母さんって・・・」
「こっちは汗水垂らして育ててんのに・・・お前らは気楽で良いよなって・・・」
「思ってはいけないことばかり思っちゃって・・・そして・・・」
「僕は子供2人を殺してしまいました。」
晴島「!!」
柴田「人の気持も知らないで、べちゃくちゃ言いやがってって・・・思ってしまったんです。」
「子供が生きてることが、妻の最後の願いなのに・・・!僕は・・!」
「[大文字]うわあぁぁああぁぁぁぁ!!!!!![/大文字]」
相手は泣いてしまった。そりゃそうだろうなぁ。
晴島「あなたは、僕からしたら最悪のことをしてしまっています。」
「子供は、わがままな生き物なんです。仕方がないですよ。文句を言うのは。」
「貴方は、ただ自分がしていることに自信を持てていられなかっただけです。」
「そこが分かれば、良いと思いますよ。」
その時、女性が入ってきた。
春子「あなた・・・ごめんなさいね。先に死んでしまって・・・!」
柴田「[漢字]春子[/漢字][ふりがな]はるこ[/ふりがな]・・・!」
「すまない!僕はほんっっとうに悪いことをした!」
「いや、謝っても許されないんだ!ごめん!ごめん!!ごめん・・・・・!」
春子「もう、良いのよ。家族4人で、天国で暮らしましょう。」
柴田「僕は無理だ・・・子供を殺したんだ・・・地獄へ行くべきだ・・!」
春子「貴方が地獄に行くなら、私が引っ張るわ。」
柴田「!」
春子「貴方が居ない家になんて、子供たちは帰りたくないわよ。」
子供達「パパー!パパー!!」
柴田「[漢字]智[/漢字][ふりがな]さとる[/ふりがな]・・[漢字]恵美子[/漢字][ふりがな]えみこ[/ふりがな]!」
春子「逝きましょう・・・」
そう言って、4人は消えていった。
足元に10,000円札を四枚残して。
晴島「テレビでもつけるか・・・。」
そう言って、テレビをつける。
晴島「えーと、幽霊が集まりやすい場所・・・?」
「そこは・・邪気が溜まっている・・・?」
晴島「ええ?僕の店に邪気が溜まってるだってぇ?そんなバカな・・・」
[大文字]心当たりはある。[/大文字]
ここの店は、パン屋になる前は「[大文字]幽霊相談所[/大文字]」だったらしく、
噂では、成仏しきれていない幽霊たちが相談をしにきて、代金を渡すらしい。
晴島「うーん、状況が一緒なんよな・・・」
つまり、幽霊達は気づいてないのか。ここがパン屋だってこと・・・
いや見た目でわかるやろ!
晴島「明日も来るのかな〜。そしたらまた10,000円・・・!」
少しいい気分になって、眠りについた。
晴島「よし、店開くか!」
そうして、店を開いた。
パンが売れて、昼になった。
晴島「お腹すいたなぁ、よし、パン食べるか。」
そうして、取っておいたメロンパンを口に運ぶ。
晴島「やっぱり美味いなぁ!メロンパン!」
その時、客がきた。
晴島「おっと、いらっしゃいませ!」
??「あの、悩みを聞いてもらってもいいですか?」
来たきた!
晴島「ええ。良いですよ。」
3人目「[漢字]柴田友成[/漢字][ふりがな]しばたともなり[/ふりがな]」
柴田「僕は子供2人と暮らしている、いわゆるシングルファザーというやつです。」
「でも、子供も大きくなるにつれ、お母さんお母さんって・・・」
「こっちは汗水垂らして育ててんのに・・・お前らは気楽で良いよなって・・・」
「思ってはいけないことばかり思っちゃって・・・そして・・・」
「僕は子供2人を殺してしまいました。」
晴島「!!」
柴田「人の気持も知らないで、べちゃくちゃ言いやがってって・・・思ってしまったんです。」
「子供が生きてることが、妻の最後の願いなのに・・・!僕は・・!」
「[大文字]うわあぁぁああぁぁぁぁ!!!!!![/大文字]」
相手は泣いてしまった。そりゃそうだろうなぁ。
晴島「あなたは、僕からしたら最悪のことをしてしまっています。」
「子供は、わがままな生き物なんです。仕方がないですよ。文句を言うのは。」
「貴方は、ただ自分がしていることに自信を持てていられなかっただけです。」
「そこが分かれば、良いと思いますよ。」
その時、女性が入ってきた。
春子「あなた・・・ごめんなさいね。先に死んでしまって・・・!」
柴田「[漢字]春子[/漢字][ふりがな]はるこ[/ふりがな]・・・!」
「すまない!僕はほんっっとうに悪いことをした!」
「いや、謝っても許されないんだ!ごめん!ごめん!!ごめん・・・・・!」
春子「もう、良いのよ。家族4人で、天国で暮らしましょう。」
柴田「僕は無理だ・・・子供を殺したんだ・・・地獄へ行くべきだ・・!」
春子「貴方が地獄に行くなら、私が引っ張るわ。」
柴田「!」
春子「貴方が居ない家になんて、子供たちは帰りたくないわよ。」
子供達「パパー!パパー!!」
柴田「[漢字]智[/漢字][ふりがな]さとる[/ふりがな]・・[漢字]恵美子[/漢字][ふりがな]えみこ[/ふりがな]!」
春子「逝きましょう・・・」
そう言って、4人は消えていった。
足元に10,000円札を四枚残して。