文字サイズ変更

とあるパン屋さんにて

#4


その日の夜・・・
晴島「テレビでもつけるか・・・。」
そう言って、テレビをつける。
晴島「えーと、幽霊が集まりやすい場所・・・?」
  「そこは・・邪気が溜まっている・・・?」
晴島「ええ?僕の店に邪気が溜まってるだってぇ?そんなバカな・・・」
[大文字]心当たりはある。[/大文字]
ここの店は、パン屋になる前は「[大文字]幽霊相談所[/大文字]」だったらしく、
噂では、成仏しきれていない幽霊たちが相談をしにきて、代金を渡すらしい。
晴島「うーん、状況が一緒なんよな・・・」
つまり、幽霊達は気づいてないのか。ここがパン屋だってこと・・・
いや見た目でわかるやろ!
晴島「明日も来るのかな〜。そしたらまた10,000円・・・!」
少しいい気分になって、眠りについた。



晴島「よし、店開くか!」
そうして、店を開いた。
パンが売れて、昼になった。
晴島「お腹すいたなぁ、よし、パン食べるか。」
そうして、取っておいたメロンパンを口に運ぶ。
晴島「やっぱり美味いなぁ!メロンパン!」
その時、客がきた。
晴島「おっと、いらっしゃいませ!」
??「あの、悩みを聞いてもらってもいいですか?」
来たきた!
晴島「ええ。良いですよ。」


3人目「[漢字]柴田友成[/漢字][ふりがな]しばたともなり[/ふりがな]」
柴田「僕は子供2人と暮らしている、いわゆるシングルファザーというやつです。」
  「でも、子供も大きくなるにつれ、お母さんお母さんって・・・」
  「こっちは汗水垂らして育ててんのに・・・お前らは気楽で良いよなって・・・」
  「思ってはいけないことばかり思っちゃって・・・そして・・・」
  「僕は子供2人を殺してしまいました。」
晴島「!!」
柴田「人の気持も知らないで、べちゃくちゃ言いやがってって・・・思ってしまったんです。」
  「子供が生きてることが、妻の最後の願いなのに・・・!僕は・・!」
  「[大文字]うわあぁぁああぁぁぁぁ!!!!!![/大文字]」
相手は泣いてしまった。そりゃそうだろうなぁ。
晴島「あなたは、僕からしたら最悪のことをしてしまっています。」
  「子供は、わがままな生き物なんです。仕方がないですよ。文句を言うのは。」
  「貴方は、ただ自分がしていることに自信を持てていられなかっただけです。」
  「そこが分かれば、良いと思いますよ。」
その時、女性が入ってきた。
春子「あなた・・・ごめんなさいね。先に死んでしまって・・・!」
柴田「[漢字]春子[/漢字][ふりがな]はるこ[/ふりがな]・・・!」
  「すまない!僕はほんっっとうに悪いことをした!」
  「いや、謝っても許されないんだ!ごめん!ごめん!!ごめん・・・・・!」
春子「もう、良いのよ。家族4人で、天国で暮らしましょう。」
柴田「僕は無理だ・・・子供を殺したんだ・・・地獄へ行くべきだ・・!」
春子「貴方が地獄に行くなら、私が引っ張るわ。」
柴田「!」
春子「貴方が居ない家になんて、子供たちは帰りたくないわよ。」
子供達「パパー!パパー!!」
柴田「[漢字]智[/漢字][ふりがな]さとる[/ふりがな]・・[漢字]恵美子[/漢字][ふりがな]えみこ[/ふりがな]!」
春子「逝きましょう・・・」
そう言って、4人は消えていった。
足元に10,000円札を四枚残して。

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

どうも戸部夏実です!
投稿が遅れます!
ごめぇぇん!!!

2024/08/14 21:14

戸部夏実 ID:≫.psyZPMB6Zfrw
続きを執筆
小説を編集
/ 6

コメント
[9]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL