睡眠部のねんねちゃん
「おはようございます、おねーさん」椿高校新1年生の橘ハルカは、小学生くらいの女の子に話しかけられた。「どうしたの?君小学生だよね?学校行かないの?」「学校?あー中退した」「えっなななんで?」「私、スイ。この高校にねんね部を作りに来たの!そこでおねーさんには部長になってほしいの!名前は?」「私?橘ハルカ」「ありがとう!部長になってくれるんだね!」「勝手に話進めないで!?」「さあさ、ハルカしゃん、こっちきてー」「え?え?」連れて行かれるままについていくと、校舎裏に小さな建物。「これが部室ー」部室まですでに確保されていることに驚きを隠せないハルカだが、「先生には言ってあるの?」と冷静に聞く。「うん」「えっ!?行動力すごっ」「さーハルカしゃん、部活動書にサインしてー」「…どうしよ…」スイのキラキラした目線のプレッシャーに負け、ハルカは部活動書にサインしてしまった。
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