【参加型】不良少女、友達ができた。
____こうして海亜と友達になった詩。
『………お前、絶対私のことからかってんだろ?』
海「俺がそんな事する訳ねぇじゃん……」
二人で横に並んで商店街を歩く。すれ違う者たちは驚いた様に詩を見ている。
ずっと一匹狼だった詩が誰かと歩いているのだ。驚くに決まっている。
「詩ちゃん!お友達できたんだねぇ」
『ばあちゃん…別にコイツは友達とかじゃねェよ』
話しかけてきた老婦人に詩は顔をしかめながらそう言う。
海亜はコロッケ屋のおじちゃんから出来立てのコロッケを貰って頬張っている。
海「別に照れなくてもいいじゃねぇかー…ここのおっちゃんのコロッケ美味いな」
『………いいか?あくまでお前は私の連れって事だからな!』
海「はいはい、お嬢様ー」
見事なまでに受け流された詩は海亜に威嚇する。だが海亜は完全に無視し商店街の入口に目を向けた。
海「詩、お前ってさ”[漢字]藤堂龍人[/漢字][ふりがな]とうどうりゅうじん[/ふりがな]”って知ってか?」
『誰だそいつ』
海「てめぇはもうちょっと世間を知りなさい」
海亜はポケットからスマホを取り出す。白く細い指が画面の上で走る。
そして、目的の物が見つかったのか詩に画面を見せてきた。
海「こいつ」
そこに写っていたのは少年だ。
明るい茶色の髪にサングラスをかけた華奢な少年。
白い肌の首元にはバラのタトゥーが入っている。
海「こいつが藤堂龍人、俺らより2世代上の奴だ。一回だけ会ったことがあるが、強いぜ」
『それで?そいつがどうしたんだよ』
海「こいつも友達にしようぜ」
イタズラを企む子供のような笑みを浮かべる海亜。
そんな彼に詩は呆れたような溜息をついた。
『………お前、絶対私のことからかってんだろ?』
海「俺がそんな事する訳ねぇじゃん……」
二人で横に並んで商店街を歩く。すれ違う者たちは驚いた様に詩を見ている。
ずっと一匹狼だった詩が誰かと歩いているのだ。驚くに決まっている。
「詩ちゃん!お友達できたんだねぇ」
『ばあちゃん…別にコイツは友達とかじゃねェよ』
話しかけてきた老婦人に詩は顔をしかめながらそう言う。
海亜はコロッケ屋のおじちゃんから出来立てのコロッケを貰って頬張っている。
海「別に照れなくてもいいじゃねぇかー…ここのおっちゃんのコロッケ美味いな」
『………いいか?あくまでお前は私の連れって事だからな!』
海「はいはい、お嬢様ー」
見事なまでに受け流された詩は海亜に威嚇する。だが海亜は完全に無視し商店街の入口に目を向けた。
海「詩、お前ってさ”[漢字]藤堂龍人[/漢字][ふりがな]とうどうりゅうじん[/ふりがな]”って知ってか?」
『誰だそいつ』
海「てめぇはもうちょっと世間を知りなさい」
海亜はポケットからスマホを取り出す。白く細い指が画面の上で走る。
そして、目的の物が見つかったのか詩に画面を見せてきた。
海「こいつ」
そこに写っていたのは少年だ。
明るい茶色の髪にサングラスをかけた華奢な少年。
白い肌の首元にはバラのタトゥーが入っている。
海「こいつが藤堂龍人、俺らより2世代上の奴だ。一回だけ会ったことがあるが、強いぜ」
『それで?そいつがどうしたんだよ』
海「こいつも友達にしようぜ」
イタズラを企む子供のような笑みを浮かべる海亜。
そんな彼に詩は呆れたような溜息をついた。
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