【参加終了】無くした記憶と宝探しの旅
誠「……ん」
ぼんやりと意識が覚醒していく。まだ目を開けていない視界は黒というより茶色で、明るい何かに照らされているようだった。
体を少し動かすと、関節や床に触れている肋のあたりが痛む。冷たくて硬い不慣れな床と独特な匂いが、寝ぼけていた自分を目覚めさせた。
誠「……っ、まぶし…」
目を開けると、眩しさのあまり目がきゅっと細まった。瞼がしょぼしょぼして、脳みその理解が追いつかない。
ここ、どこ。
一瞬だけ映ったのは箱型のテレビ。光源はそこからきていて、部屋は何かから切り離されたように薄暗かった。不気味なほどの静寂に耳鳴りがする。
バクバクと高鳴る心臓を抑えようと服の上からその場所を握り締め、目をこすりながら体を起こした。目を開けると、真正面にある画面いっぱいの砂嵐に動きが見られた。
『……こと…!さ……誠さん!目が覚めましたか!』
誠「……あんた、ガイドの…!」
テレビに映ったのは、アッシュゴールドの癖毛が特徴的ないつかあったガイドの子だ。だがその子にはあの浮世離れした冷静さはなく、光のない目に焦りが滲み出ていた。
誠「ねぇここってど──」
『詳しい話は後です!落ち着いて聞いてください、メモーリアが亡くなりました。メモーリアが実現しようとした、ご友人たちを元の世界に戻す計画がすべて無かったことに…!』
誠「……え…?だって、メモーリアは神様だから…」
『貴方のご両親が今日の夜メモーリアを再び召喚して、貴方の記憶をもう一度消すよう頼みました。メモーリアが断るとご両親が逆上し、喉奥からナニカを放出して卒倒。その後──』
誠「やめて!!!!!」
息が、止まったような気がした。
背筋に悪寒が走って体と顎がガチガチと震えだす。最後まで聞かなくてもなんとなく想像がついた。
お父さんと、お母さんが?
誠「な、んで…」
『……すみません。言うべきではないところまで…』
きもちわるい。頭痛と吐き気がして、肺が狭まるような感覚がした。
もうわかんない。わかんないよ。助けて。
助けを求めてばかりの自分に嫌気がさす。どうして自分は何もできないんだろう。何もしようとしないんだろう。
みんなは、自分の命を懸けてあたしをここまで連れてきてくれたのに。あたしは何も返せないの?
ぼんやりと意識が覚醒していく。まだ目を開けていない視界は黒というより茶色で、明るい何かに照らされているようだった。
体を少し動かすと、関節や床に触れている肋のあたりが痛む。冷たくて硬い不慣れな床と独特な匂いが、寝ぼけていた自分を目覚めさせた。
誠「……っ、まぶし…」
目を開けると、眩しさのあまり目がきゅっと細まった。瞼がしょぼしょぼして、脳みその理解が追いつかない。
ここ、どこ。
一瞬だけ映ったのは箱型のテレビ。光源はそこからきていて、部屋は何かから切り離されたように薄暗かった。不気味なほどの静寂に耳鳴りがする。
バクバクと高鳴る心臓を抑えようと服の上からその場所を握り締め、目をこすりながら体を起こした。目を開けると、真正面にある画面いっぱいの砂嵐に動きが見られた。
『……こと…!さ……誠さん!目が覚めましたか!』
誠「……あんた、ガイドの…!」
テレビに映ったのは、アッシュゴールドの癖毛が特徴的ないつかあったガイドの子だ。だがその子にはあの浮世離れした冷静さはなく、光のない目に焦りが滲み出ていた。
誠「ねぇここってど──」
『詳しい話は後です!落ち着いて聞いてください、メモーリアが亡くなりました。メモーリアが実現しようとした、ご友人たちを元の世界に戻す計画がすべて無かったことに…!』
誠「……え…?だって、メモーリアは神様だから…」
『貴方のご両親が今日の夜メモーリアを再び召喚して、貴方の記憶をもう一度消すよう頼みました。メモーリアが断るとご両親が逆上し、喉奥からナニカを放出して卒倒。その後──』
誠「やめて!!!!!」
息が、止まったような気がした。
背筋に悪寒が走って体と顎がガチガチと震えだす。最後まで聞かなくてもなんとなく想像がついた。
お父さんと、お母さんが?
誠「な、んで…」
『……すみません。言うべきではないところまで…』
きもちわるい。頭痛と吐き気がして、肺が狭まるような感覚がした。
もうわかんない。わかんないよ。助けて。
助けを求めてばかりの自分に嫌気がさす。どうして自分は何もできないんだろう。何もしようとしないんだろう。
みんなは、自分の命を懸けてあたしをここまで連れてきてくれたのに。あたしは何も返せないの?