【参加終了】無くした記憶と宝探しの旅
誠たちは二日かけて、想起㠀へ一ヶ月でいく最短ルートを考えた。
黒鵜「これで良さそうですね」
義人「こりゃなかなかのハードスケジュールだな…」
誠「あたし歩けるかな…?」
不安そうな顔をしている誠に凪が声をかける。
凪「誠君の体力優先だからね!大丈夫だよ!」
灯火「人間にはきついですかね?」
義人「鬼と人間比べないでもらえる?なんか虚しくなる。」
灯火「失礼しました…ところでお酒は持っていっても…」
ちら、と誠の方を見ると灯火に圧を送っている。
照「ダメに決まってるでしょ!灯火一ヶ月禁酒ね!」
灯火「えぇ…」
義人「灯火ちゃんはお酒好きなのか?すごいな」
黒鵜「酒癖は悪いですけどね」
誠「まぁ、早く出発しようよ!」
凪「僕準備してくる!」
[水平線]
凪side
僕たちが旅に出てから半日が経った。
誠「ねぇ義人?」
義人「なんでしょうか」
誠「これいる?」
誠くんが持っているのは農業用フォークであるピッチフォークだ。
義人くん曰く、『この辺は野生動物が多いから』っていう理由らしい。
絶対本来の用途とは違うと思うけど…
義人「いざとなったらそれでタヌキ叩かなきゃいけないだろ?」
誠「まぁ…そうか」
照「何が出てくるかわかりませんしね…」
灯火「それなら義人さんはどうなさるんですか?」
義人「僕?素手で投げる。」
え…?
黒鵜「…たくましいですね」
凪「もうそれはたくましいの域超えてると思うんだけど…」
灯火「そろそろここで野宿にしましょうか。」
黒鵜「テント出しますね」
素早いッ!
こっちも負けてられないな…
凪「よし、照くん!魚とるど〜」
照「え、あ、…お〜?」
はられ「私たちも取ります!」
美莉愛「魚って弓で捕まえてもいい?」
誠「どっちにしろ矢の無駄だからやめな」
[水平線]
義人「…」
[小文字][小文字]誠「うわ〜!はねるはねる!」[/小文字][/小文字]
[小文字][小文字]凪「羽濡れたぁ!」[/小文字][/小文字]
[小文字][小文字][小文字]照「僕もです…」[/小文字][/小文字][/小文字]
ザッ…