＿＿＿こんにちは。
昨日のお客さんかな。
じゃあ話そうか？昨日の続き。
あ、今日は閉店の時間が9時でね、予定があるんだ。
少ししか話せないが。話していこうか。

転倒した後転がる、男性の話。

どこまでやったっけな…あ、白い百合はもらったか？
…あぁ失礼、もらっていなかったか。

中学校に上がるとき。
彼は一言を言って学校をやめた。
「はは、ば～っか。」
先生が一輪の白い百合を投げてね。
それを拾い上げた彼は、校舎を飛び出した。

彼は、朝方に帰ったら親が心配するから、昼まで公園で時間をつぶしていた。
夕方まで家には帰らなかったがね。
あ、昼までは公園にいたんだ。昼のそのあとは、公園にたまたまいたピエロに勧誘されて、サーカス団に入るよう求められた。
最初は驚いたと思うさ。
自分の名前や年齢、詳細などすべて知っているピエロに話しかけられたんだからね。

それから数日。
彼は舞台で瓶を回していた。
少人数の観客だったが、たちまちサーカスは大賑わい。
うるさい箱へと化した。
うるさい箱だからこそ、ピエロの演技や態度はさらに大きくなった。
「ゴ本、練習シテナイケド、デキルカナ？」
「ぇ…それには無理が…」
無理やり渡された3本の瓶は、

客席の客の頭に見事命中。

ピエロも客も大激怒し、そのまま返されるバッドエンド。
最終的には自分の部屋の端で泣きわめく始末。
スマホを開けば、…元友達の暴言がずらりずらり。
「お前はいらない人間」
『俺を見習え』
『必要な人間である俺を見習え』
『何もないお前が平和を語るな』
『なかよしとか気持ち悪い』
『今度帰って来たらまた殴ってやる』

「…なんでほかの人に自分のことを分類されなきゃいけないのかな。」

うん、短いけどこれで終わり。
また今度かな。
どうしても続きが聞きたいなんて言わないで、受け付けない(？)
ほらほら、帰った帰った～。