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【参加型】地獄の番人

#3

#2

”地獄”にはいくつものの地獄が存在しており、各地獄にはそれぞれ番人がいる。
番人は閻魔大王によって決められた実力者達だ。
ここ、”衆合地獄”の番人である[漢字]不知火椿[/漢字][ふりがな]しらぬいつばき[/ふりがな]もその一人だった。
椿「なんで”[漢字]人界[/漢字][ふりがな]じんかい[/ふりがな]”には人を一途に愛せる者がおらんのじゃ?ワシら番人など、恋愛を禁止されとるのに!」
椿はそう言いながら、堕ちてきた罪人達を針山に落とす。
罪人達の体に針が貫通する。罪人の断末魔が響いた。
椿「最近は何かと堕ちてくる人間が多いなァ……」
大鎌を肩に担いで、呆れたように溜息をつく。すると、椿の隣の地獄から叫び声が聞こえた。
「ぎゃあああああああああ‼‼‼」
「みっともないですね、大きい声で叫んで」
着物を着た小柄な、一見少女にも見える鬼族だ。だが、その雰囲気は大人の女性そのものだ。
椿「………炎夏、相変わらずじゃな」
椿の声に振り返った少女____[漢字]鬼城炎夏[/漢字][ふりがな]きじょうえんか[/ふりがな]は、呆れる椿を見て目を細める。
炎「貴方ですか………自ら命を捨てた人達に優しくする必要はないでしょう?あと、ここでは”[漢字]炎鬼[/漢字][ふりがな]えんき[/ふりがな]”とお呼び下さい」
椿「分かった、分かった……それにしても、”等活地獄”は叫び声がよう聞こえるなァ」
炎「精神が弱いからこうなるんです」
炎夏は着物の袖で口元を上品に隠した。

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作者メッセージ

一ノ瀬 空。さんの『鬼城炎夏』ちゃんを使わせていただきました!

2024/08/11 17:52

ID:≫apE8Ebt/Yxa52
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