不器用な君と、遊び人の僕。
蒼衣視点
移動教室の時、誰かとぶつかり転んでしまった。
恥ずかしくて少し顔を上げづらかったが、お礼を言わなきゃと思い顔を上げた。
そこには悪い噂ばかりたっている、不良がいた。
その噂の内容はって?
例えばだけど…最近彼女作って振っての繰り返し、だとか。
本当クズだな、と思っていたけれどこれでちょっとわかった気がする。
[下線]彼、思わせぶりが得意そう。[/下線]
顔もいいし、優しくされたら惚れちゃう女子もよくわかるわ、って思うくらい。
それに運動神経もよくて、体育祭では無双して。
去年の文化祭では、軽音楽部のボーカルが休みで代わりにステージに立って歌っていた。
どうせちょっとうまいだけだろうな、なんて舐めていたが全然違った。
歌手だと言われても違和感がないほど、声もぶれず音程もあっていた。
そっからダンスもできるらしく、今年の文化祭で準備してるとか。
本当、完璧と言われてもいいほどの人間だ。
[斜体]龍「俺は大丈夫だけど…血は?出てないか?」[/斜体]
そういって手を差し伸べてくれる彼。
その手を振りほどき、自分で立った。
クラスメイトでほとんどかかわりがない人だとしても、男性と手を握るのははずかしいし。
蒼「ごめんなさい…お礼は後日にさせてください。今日はありがとうございました。」
無理やり彼の優しさをつぶし、時間がぎりぎりだったのであまりしたくないが廊下を走った。
走るたびにぴょん、と跳ねる黒髪がうっとおしかった。
それから私は彼を探すようになっていた。
同じ学年だけど、クラスは違うからB組に遊びに行くたびにちょこっと見ていた。
でも彼はすぐにどこかに行ってしまい、見失うことが多かった。
だから、今回は彼には悪いけどストーカーをすることにした。
チャイムが鳴り、授業が始まるころ、私は彼を探していた。
蒼「こりゃあ、内申下げられるわね。」
なんてちょっと笑いながら。
やっと見つけたと思ったら、屋上で黄昏ていた。
蒼「やっぱり不良だから、授業はサボってるのね。」
龍「…あ、前の転んだ子か。」
転んだ子、と覚えられるのははずかしかったが、まぁ仕方ない。
第一印象が最悪すぎたってだけだから。
まぁ、でも一応修正しておこうかしら。
それで覚えられるのも嫌だし。
蒼「転んだ子、じゃなくて。私は東雲蒼衣(しののめあおい)よ。」
龍「んじゃあ、蒼衣って呼ばせてもらうぜ。」
まぁ、そんな感じで彼と会話をした。
その結果、なぜか彼と遊ぶことになった。
移動教室の時、誰かとぶつかり転んでしまった。
恥ずかしくて少し顔を上げづらかったが、お礼を言わなきゃと思い顔を上げた。
そこには悪い噂ばかりたっている、不良がいた。
その噂の内容はって?
例えばだけど…最近彼女作って振っての繰り返し、だとか。
本当クズだな、と思っていたけれどこれでちょっとわかった気がする。
[下線]彼、思わせぶりが得意そう。[/下線]
顔もいいし、優しくされたら惚れちゃう女子もよくわかるわ、って思うくらい。
それに運動神経もよくて、体育祭では無双して。
去年の文化祭では、軽音楽部のボーカルが休みで代わりにステージに立って歌っていた。
どうせちょっとうまいだけだろうな、なんて舐めていたが全然違った。
歌手だと言われても違和感がないほど、声もぶれず音程もあっていた。
そっからダンスもできるらしく、今年の文化祭で準備してるとか。
本当、完璧と言われてもいいほどの人間だ。
[斜体]龍「俺は大丈夫だけど…血は?出てないか?」[/斜体]
そういって手を差し伸べてくれる彼。
その手を振りほどき、自分で立った。
クラスメイトでほとんどかかわりがない人だとしても、男性と手を握るのははずかしいし。
蒼「ごめんなさい…お礼は後日にさせてください。今日はありがとうございました。」
無理やり彼の優しさをつぶし、時間がぎりぎりだったのであまりしたくないが廊下を走った。
走るたびにぴょん、と跳ねる黒髪がうっとおしかった。
それから私は彼を探すようになっていた。
同じ学年だけど、クラスは違うからB組に遊びに行くたびにちょこっと見ていた。
でも彼はすぐにどこかに行ってしまい、見失うことが多かった。
だから、今回は彼には悪いけどストーカーをすることにした。
チャイムが鳴り、授業が始まるころ、私は彼を探していた。
蒼「こりゃあ、内申下げられるわね。」
なんてちょっと笑いながら。
やっと見つけたと思ったら、屋上で黄昏ていた。
蒼「やっぱり不良だから、授業はサボってるのね。」
龍「…あ、前の転んだ子か。」
転んだ子、と覚えられるのははずかしかったが、まぁ仕方ない。
第一印象が最悪すぎたってだけだから。
まぁ、でも一応修正しておこうかしら。
それで覚えられるのも嫌だし。
蒼「転んだ子、じゃなくて。私は東雲蒼衣(しののめあおい)よ。」
龍「んじゃあ、蒼衣って呼ばせてもらうぜ。」
まぁ、そんな感じで彼と会話をした。
その結果、なぜか彼と遊ぶことになった。
このボタンは廃止予定です