不器用な君と、遊び人の僕。
龍斗視点
『龍斗(りゅうと)さん!よければ付き合ってくださいっ!』
{龍斗くん!私と付き合ってくれない?}
[私なんかじゃ嫌でしょうけど付き合ってくださいっ!]
龍「…俺なんかでよければ。」
最初、あんな返事をしたのが間違いだった。
なんとなく付き合って、趣味が合わなかったりすると
『龍斗くんがそんな人だと思わなかった。』
龍「じゃあ、別れようぜ。」
『そ、それとこれとは話がちが…。』
龍「じゃあ言わせてもらうけどよ、俺は最初から今までお前のこと好きだって言ったか?」
『ど、どういう意味…?』
龍「はぁ…最初から本気じゃなかった。最初からお前のこと、好きじゃなかった。」
『じゃあなんで私の告白をOKしたの!?断ればいいだけの話でしょ!?』
龍「ただ…。」
少しでも愛が欲しかったから。
『なんなのほんと…もういいわ。それじゃあ。』
そんなことを言われた。
俺はどう考えても被害者じゃない。
だけど…被害者ヅラしてしまうのは、俺がクズだからだろうか。
それともただ単純に、''人を愛せないから''だろうか。
そんなことを思っていたある日…
?「うわっ…!」
俺の目の前で人が転んだようだ。
せめて手くらいは差し伸べてあげよう。
そう思い、手を伸ばした。
?「あっ、ごめんなさい…焦ってて…。」
龍「俺は大丈夫だけど…血は?出てないか?」
?「ええ、大丈夫です。」
そうして、彼女は僕を見上げた。
その瞬間、なんだか胸騒ぎがした。
心が波のように荒々しくなっていく。
この感情はなんなんだ?
?「ごめんなさい…お礼は後日にさせてください。今日はありがとうございました。」
軽くお辞儀をし、学校の廊下を走って行った。
黒い髪が横切る風とともに靡いていた。
『龍斗(りゅうと)さん!よければ付き合ってくださいっ!』
{龍斗くん!私と付き合ってくれない?}
[私なんかじゃ嫌でしょうけど付き合ってくださいっ!]
龍「…俺なんかでよければ。」
最初、あんな返事をしたのが間違いだった。
なんとなく付き合って、趣味が合わなかったりすると
『龍斗くんがそんな人だと思わなかった。』
龍「じゃあ、別れようぜ。」
『そ、それとこれとは話がちが…。』
龍「じゃあ言わせてもらうけどよ、俺は最初から今までお前のこと好きだって言ったか?」
『ど、どういう意味…?』
龍「はぁ…最初から本気じゃなかった。最初からお前のこと、好きじゃなかった。」
『じゃあなんで私の告白をOKしたの!?断ればいいだけの話でしょ!?』
龍「ただ…。」
少しでも愛が欲しかったから。
『なんなのほんと…もういいわ。それじゃあ。』
そんなことを言われた。
俺はどう考えても被害者じゃない。
だけど…被害者ヅラしてしまうのは、俺がクズだからだろうか。
それともただ単純に、''人を愛せないから''だろうか。
そんなことを思っていたある日…
?「うわっ…!」
俺の目の前で人が転んだようだ。
せめて手くらいは差し伸べてあげよう。
そう思い、手を伸ばした。
?「あっ、ごめんなさい…焦ってて…。」
龍「俺は大丈夫だけど…血は?出てないか?」
?「ええ、大丈夫です。」
そうして、彼女は僕を見上げた。
その瞬間、なんだか胸騒ぎがした。
心が波のように荒々しくなっていく。
この感情はなんなんだ?
?「ごめんなさい…お礼は後日にさせてください。今日はありがとうございました。」
軽くお辞儀をし、学校の廊下を走って行った。
黒い髪が横切る風とともに靡いていた。
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