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”あの頃”のわくわく感に打ちひしがれて心臓発作を起こすかもしれない。注意

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中学自転車伝説釜石編

#1

第一章「すべての始まり」

 俺は現役自転車好き中学生。そしてここは山に囲われた港町(港はない)、釜石市鵜住居町だ。さて、俺が自転車好きになってしまった原因だが、それはとても些細なことだった。時は西暦2020年、二年生の秋ごろだったか。俺は来年のとあるイベントにおびえていた。交通安全教室だ。ここ鵜住居唯一の小学校、鵜住居小学校では、三年生から自転車を使った交通安全教室があるのだが、この時は自転車に乗れないどころか、自転車すら持っていなかったのである。
 さあそうなったらやることは一つしかない。練習だあ。そうと決まれば父さんと母さんは俺の手を引き、東北地方特有の、「ホームセンター♪サーンデー♪」とうざったいほど流れるホームセンターサンデーへ。そこでしぶしぶ俺は青色のキッズチャリンコを買うことになる。
 そして家に帰り、父さんの猛特訓。そのころには秋の紅葉も枯れ落ち始めていて、練習するうちに手はかじかみ、タコができ、手の感覚は麻痺する。そんな苦悩を耐え、やっと電柱から電柱に渡れるようになった。練習することで、「できるようになる」喜びを実感した、初めての瞬間だったなあ。

.......ということで次回、「自転車冒険への旅路」御楽しみに!

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作者メッセージ

このころは僕の人生で最も輝いていた時期でしたと言っても”過言”。
ここからもっと面白くなっていきますので、何でもいいのでコメントください!

2024/08/04 18:15

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