「「「「「「「[大文字]うわあああああああああああ！！！[/大文字]」」」」」」」

ﾄﾞﾝｯ

七人（匹？）はサターンが言っていた【家】らしきところの床に落とされた。頭上では光が渦を巻いている。サターンに無理矢理転移させられたのだと全員が理解した。悪魔のくせになぜ光を操るのかは気にしないことにしよう！

「痛…何なのサターン……偵察とかめんどくさ〜………」
床にぶつけた頭をさすりながらそうぼやくのは[太字]レイ・ヒョウガ[/太字]。七つの大罪の一人、「怠惰」である。怠惰らしく口癖は「めんどくさい」だ。

「それよりも偵察って何すんだよ！意味わかんねー！」
床に倒れた状態からすぐさま起き上がり、ギャーギャーと騒いでいる「憤怒」担当、[太字]ツキ・フォイヤー[/太字]。うるさい。

「でもこの家結構広ーい…私この部屋がいいなぁ……」
いつの間にか立っているふわふわした超絶美女（美少女？）は「色欲」[太字]アリシア・ヴィント[/太字]だ。部屋の希望まで言っちゃっている。

「おお！この屋敷なら俺の家にしてやってもいいな！」
床に転がったままのくせにどっこまでも偉そうなこの男は「傲慢」………ではなく「強欲」、[太字]リュウ・ラグシャリー[/太字]。ものすごく傲慢である。担当は強欲だけど。

「アハハ、みんなで住むんだよ〜。リュウ君何言ってるの〜？」
間延びした声の言動は怠惰っぽい青年、彼は[太字]メラ・アルテット[/太字]。見た目に似合わず「嫉妬」担当だ。メラに笑われたリュウは顔を思いっきりしかめている。

「ここに何か紙があるのだ！手紙っぽいのだ！」
語尾が特徴的で元気な少女は[太字]ルキア・トリーカル[/太字]だ。「暴食」である。何を暴食しているのかは誰も知らない。怖。

アリシア「『お前らへ☆』……かぁ。絶対サターン様だよね、送り主」
リュウ「そうだな！アイツは語尾に☆がつく！」
レイ「とりあえず中身見よ………」