文字サイズ変更

声の届かぬ世界で

#4


鶴沢「あのー、先生。聞きたいことがあるんですが・・・」
先生「お、どうした?転校してきたばっかなんだから、遠慮するな。」
鶴沢「前職員室に行った時に見たんですけど、あの、金庫の中身って・・・」
先生「そんな事を知ってどうする?」
鶴沢「!?」
先生が怖い顔をした。
先生「いいか?2度と金庫のことを口にするなよ?分かったな?」
鶴沢「・・・はい、すいませんでした。」
先生「まあ、最初はわかんないことが多いから、仕方がないよ!」
いつもの先生に戻った・・・気がした。
その後、お昼時間・・・
伊藤「鶴沢さん、どうだった?」
鶴沢『聞こうとしたら、ものすごく怖い顔で黙らされた。』
伊藤「え?本当に?」
鶴沢『うん。私の勘が正しければ、この学校の教師全員口止めされてると思うんだ』
伊藤「多分、そうなんだろうな・・・。じゃあ、なおさら中身が気になるな。」
鶴沢『私は邪魔しないけど、バレないように頑張ってね?」
伊藤「任せて。あっちは僕を障害者だからって油断してるよ。きっと。」
鶴沢『あ、授業始まるわ』
そうして、その日の放課後・・・
伊藤(金庫の中身を見るには、パスワード4桁が必要・・・でも、)
  (朝探しても校舎内には出てこなかった・・・じゃあ、[大文字]外か?[/大文字]」
そして、伊藤は外へ向かった。
伊藤(外にあるとしたら、まずは学校の壁だ。そこに何かあるかもしれない!)
しかし、壁には何も書かれてなかった。
伊藤「はあ、はあ、走りすぎた・・・」
  「今日は帰ろう・・・」
そして、グラウンドの横を通って帰ろうとした。その時・・・
生徒「あれ?ボールになんか書いてある。」
生徒「数字だ。誰の落書きだよ!ったく・・・」
伊藤「!?」
生徒「何だぁ?[大文字]9[/大文字]って書いてるじゃん。」
生徒「反対にしたら6・・・不吉だなぁ。」
伊藤(まさか・・・・!?)




伊藤(数字は9、一歩近づいたぞ!)
  (でも、何でボールなんかに・・・)
  (ん?サッカー部・・・サッカー・・・4文字・・・・・あ!)
伊藤「そうか!」
  「サッカー部の[サッカー]の部分が、[大文字]数字の順番[/大文字]で、」
  「あの6が、きっとパスワードの数字だ・・・!つまり、」 
  「◯◯◯9、これが今分かってるパスワードだ・・・!」
その時、ガチャッ
春馬「希一、ちょっといいか?」
伊藤「全然いいよ。」
春馬『今日の夜ご飯、何がいい?』
伊藤「うーん、親子丼とか?」
春馬『いいね!頼んでくるわ。』
そう言って、春馬は出て行った。
もし、耳が聞こえるようになったら、
お兄ちゃんはどんな反応をするのかな?

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

どうも戸部夏実です!
最近読んでた小説が完結しちゃって・・・
はあああああぁぁん!!(ウルセェ)
命懸けでぇぇへぇええぇえ!!(野◯村議員やめろ)
今後とも宜しく頼みます!

2024/08/14 17:30

戸部夏実 ID:≫.psyZPMB6Zfrw
続きを執筆
小説を編集
/ 6

コメント
[2]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL