【参加型】彼らに光を。
氷芽視点.
此処、「ディスペア」は、奇病専門の病院。そして、今日もまた、新しい患者がやってくる。
桜「先生、新しい患者です。」
院内でも特に精神系・発作系の奇病に詳しい医者「宮下 桜」が、俺にそう告げてきた。
氷芽「分かった。人数は何人?」
桜「4人です。」
氷芽「それじゃあ、一人ずつ見て回ろうか。」
桜「分かりました。」
氷芽「失礼します。」
カナメ「こんにちは〜!」
病室に入ると、元気な声が聞こえてきた。
カナメ「僕カナメ!よろしく!」
桜「先程検査した情報だと、この子は『解離性同一性障害』。原因は、両親からの酷い虐待で、治療法は分かりません。」
氷芽「分かった。……こんにちは、カナメさん。俺は風宮氷芽。」
カナメ「よろしく!氷芽さん!」
それから、カナメさんと他愛無い話をして、俺と桜は病室を出た。
氷芽「失礼します。」
中に入ると、無表情の女の子が居た。
彩花「僕…遊楽 彩花…よろしく…」
氷芽「よろしく、彩花さん。」
桜「この子の病気は『無情病』。原因は、おそらく過度なプレッシャーで、治療法は分かりません。」
彩花「僕…人間と天使のハーフ…だよ…」
氷芽「そうなんだ、すごいね。」
それから、彩花さんの検査をし、俺達は次の病室へ向かった。
氷芽「失礼します。」
飛鳥「こんにちは。」
見ると、エルフの男の子が居た。
氷芽「君の名前は?」
飛鳥「僕?飛鳥。」
氷芽「飛鳥さん、よろしくね。」
飛鳥「…知ってる?僕のびょーき。」
その言葉に、俺は考える。この大人しさと暗い感じは…
氷芽「…うつ病。」
桜「さっき本人から聞いた情報だと、原因はいじめだそうです。」
いじめなんてまだあるのか……。内心いじめっ子に呆れつつ、飛鳥さんの検査をし、次の病室へ向かった。
氷芽「失礼します。」
中に入ると、身体中縫い目でいっぱいの男の子が居た。
氷芽「君の名前は?」
海流「…僕は縫闇海流。」
氷芽「海琉さんは、縫合病だよね。」
桜「はい。本人に聞いてみましたが、原因が分からないそうです。」
原因不明…厄介なタイプだな。
氷芽「俺は風宮氷芽。よろしく。」
海流「…よろしくお願いします。」
それから、簡単に海流さんの検査をし、俺達は部屋へ戻った。
氷芽「ふぅ…結構患者が多いな。」
桜「そうですね。とりあえず、患者の気持ち第一に、明日から話してみましょう。」
氷芽「そうしよう。」
ようやく一段落つける、そう思ったときだった。
モブ看護師A「先生!大変です!」
桜「どうしたの?」
モブ看護師A「カナメさんの別人格の様子が悪化して、大変なことに…!!」
桜「分かった。すぐ行く。」
桜はそう答えると、駆け足で病室へ向かった。
此処、「ディスペア」は、奇病専門の病院。そして、今日もまた、新しい患者がやってくる。
桜「先生、新しい患者です。」
院内でも特に精神系・発作系の奇病に詳しい医者「宮下 桜」が、俺にそう告げてきた。
氷芽「分かった。人数は何人?」
桜「4人です。」
氷芽「それじゃあ、一人ずつ見て回ろうか。」
桜「分かりました。」
氷芽「失礼します。」
カナメ「こんにちは〜!」
病室に入ると、元気な声が聞こえてきた。
カナメ「僕カナメ!よろしく!」
桜「先程検査した情報だと、この子は『解離性同一性障害』。原因は、両親からの酷い虐待で、治療法は分かりません。」
氷芽「分かった。……こんにちは、カナメさん。俺は風宮氷芽。」
カナメ「よろしく!氷芽さん!」
それから、カナメさんと他愛無い話をして、俺と桜は病室を出た。
氷芽「失礼します。」
中に入ると、無表情の女の子が居た。
彩花「僕…遊楽 彩花…よろしく…」
氷芽「よろしく、彩花さん。」
桜「この子の病気は『無情病』。原因は、おそらく過度なプレッシャーで、治療法は分かりません。」
彩花「僕…人間と天使のハーフ…だよ…」
氷芽「そうなんだ、すごいね。」
それから、彩花さんの検査をし、俺達は次の病室へ向かった。
氷芽「失礼します。」
飛鳥「こんにちは。」
見ると、エルフの男の子が居た。
氷芽「君の名前は?」
飛鳥「僕?飛鳥。」
氷芽「飛鳥さん、よろしくね。」
飛鳥「…知ってる?僕のびょーき。」
その言葉に、俺は考える。この大人しさと暗い感じは…
氷芽「…うつ病。」
桜「さっき本人から聞いた情報だと、原因はいじめだそうです。」
いじめなんてまだあるのか……。内心いじめっ子に呆れつつ、飛鳥さんの検査をし、次の病室へ向かった。
氷芽「失礼します。」
中に入ると、身体中縫い目でいっぱいの男の子が居た。
氷芽「君の名前は?」
海流「…僕は縫闇海流。」
氷芽「海琉さんは、縫合病だよね。」
桜「はい。本人に聞いてみましたが、原因が分からないそうです。」
原因不明…厄介なタイプだな。
氷芽「俺は風宮氷芽。よろしく。」
海流「…よろしくお願いします。」
それから、簡単に海流さんの検査をし、俺達は部屋へ戻った。
氷芽「ふぅ…結構患者が多いな。」
桜「そうですね。とりあえず、患者の気持ち第一に、明日から話してみましょう。」
氷芽「そうしよう。」
ようやく一段落つける、そう思ったときだった。
モブ看護師A「先生!大変です!」
桜「どうしたの?」
モブ看護師A「カナメさんの別人格の様子が悪化して、大変なことに…!!」
桜「分かった。すぐ行く。」
桜はそう答えると、駆け足で病室へ向かった。
このボタンは廃止予定です