【参加〆】孤城の姫と夢世界
数分歩いていると大きなお城を見つけた。
「ここかなぁ?」
「神野様ですか?」
門から執事らしき人が出てきた。
「はい。神野明日ともうします。」
「でしたら中へ。他の方々がお待ちです。」
私以外にも居るんだ。そう思いながらも中に入る。
「あ!はじめまして。私は[漢字]海鳴想歌[/漢字][ふりがな]かいなりそうか[/ふりがな]。よろしくね。」
一番に話しかけてきたのはお姉さんという雰囲気がある女性だった。
「あ、俺、[漢字]流幻翠[/漢字][ふりがな]りゅうげんすい[/ふりがな]!よろしくー!」
「...[漢字]瀬戸宮雅流亜[/漢字][ふりがな]せとみやがるあ[/ふりがな]。よろしく。」
「僕、[漢字]星馳有流[/漢字][ふりがな]ほしはせあるす[/ふりがな]。よろしく。」
「私は[漢字]姫宮瑠々[/漢字][ふりがな]ひめみやるる[/ふりがな]。よろしくね。」
「私は瑠々様のメイドの[漢字]如月離羅[/漢字][ふりがな]きさらぎりら[/ふりがな]と申します。以後お見知りおきを。」
みんなの自己紹介が終わったとき、コツコツとこちらに向かって歩いて来る音がした。
「みなさん、はじめまして。私は[漢字]浅葱終[/漢字][ふりがな]あさぎしゅう[/ふりがな]。みなさんをお呼びした張本人です。」
浅葱さんという人は気品のある人だった。顔からは感情が読み取れない。
「では、ルール説明をしてもよろしいでしょうか。」
「あのさ、ルール説明の前に聞いてもいい?...ここってなんなの?」
星馳さんが浅葱さんに質問した。
「ええ、ここは夢世界。貴女方は今、現実世界では眠っています。」
みんなはざわつき始めた。
「さて、ルール説明に戻りますね。ルールは簡単。姫の笑顔を取り戻してくれた方のみ、願いを叶えます。しかし、期間は1年間。それ以上は待てませんから。1年が経過した場合は願いは叶えれません。」
「はぁ!?」
「そして、姫の願いを叶えない、聞かない場合は天罰が下されます。それと現実世界に帰る場合はあのドアを通って下さい。」
浅葱さんが指指した先には大きな、綺麗な装飾が施されたドアがあった。
「...分かりました。」
「それでは、あと、姫はこの城の3階、屋上におられます。それでは。」
浅葱さんはどこかに消えてしまった。
「やるしかないのかぁ...。」
私たちはまず、姫に会いに行くことにした。
「はじめまして。」
その姫はとても小さく、見るからに病弱そうだった。
「顔色が悪いわ。」
メイドの如月さんは言った。
「お名前は、言えるかな?」
姫はなにも話さない。話す気力が無いのかも知れない。
「...水、綺麗な水を飲みたい。」
そう、姫は言った。
「分かったわ。みんなでもってくるね。」
私たちはその姫に振り回されることを知るよしもなかった。
「ここかなぁ?」
「神野様ですか?」
門から執事らしき人が出てきた。
「はい。神野明日ともうします。」
「でしたら中へ。他の方々がお待ちです。」
私以外にも居るんだ。そう思いながらも中に入る。
「あ!はじめまして。私は[漢字]海鳴想歌[/漢字][ふりがな]かいなりそうか[/ふりがな]。よろしくね。」
一番に話しかけてきたのはお姉さんという雰囲気がある女性だった。
「あ、俺、[漢字]流幻翠[/漢字][ふりがな]りゅうげんすい[/ふりがな]!よろしくー!」
「...[漢字]瀬戸宮雅流亜[/漢字][ふりがな]せとみやがるあ[/ふりがな]。よろしく。」
「僕、[漢字]星馳有流[/漢字][ふりがな]ほしはせあるす[/ふりがな]。よろしく。」
「私は[漢字]姫宮瑠々[/漢字][ふりがな]ひめみやるる[/ふりがな]。よろしくね。」
「私は瑠々様のメイドの[漢字]如月離羅[/漢字][ふりがな]きさらぎりら[/ふりがな]と申します。以後お見知りおきを。」
みんなの自己紹介が終わったとき、コツコツとこちらに向かって歩いて来る音がした。
「みなさん、はじめまして。私は[漢字]浅葱終[/漢字][ふりがな]あさぎしゅう[/ふりがな]。みなさんをお呼びした張本人です。」
浅葱さんという人は気品のある人だった。顔からは感情が読み取れない。
「では、ルール説明をしてもよろしいでしょうか。」
「あのさ、ルール説明の前に聞いてもいい?...ここってなんなの?」
星馳さんが浅葱さんに質問した。
「ええ、ここは夢世界。貴女方は今、現実世界では眠っています。」
みんなはざわつき始めた。
「さて、ルール説明に戻りますね。ルールは簡単。姫の笑顔を取り戻してくれた方のみ、願いを叶えます。しかし、期間は1年間。それ以上は待てませんから。1年が経過した場合は願いは叶えれません。」
「はぁ!?」
「そして、姫の願いを叶えない、聞かない場合は天罰が下されます。それと現実世界に帰る場合はあのドアを通って下さい。」
浅葱さんが指指した先には大きな、綺麗な装飾が施されたドアがあった。
「...分かりました。」
「それでは、あと、姫はこの城の3階、屋上におられます。それでは。」
浅葱さんはどこかに消えてしまった。
「やるしかないのかぁ...。」
私たちはまず、姫に会いに行くことにした。
「はじめまして。」
その姫はとても小さく、見るからに病弱そうだった。
「顔色が悪いわ。」
メイドの如月さんは言った。
「お名前は、言えるかな?」
姫はなにも話さない。話す気力が無いのかも知れない。
「...水、綺麗な水を飲みたい。」
そう、姫は言った。
「分かったわ。みんなでもってくるね。」
私たちはその姫に振り回されることを知るよしもなかった。
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