[小文字][小文字]「えっと…………。はい、ローレン先輩がですね。お誕生日ということで。お誕生日会の準備をしていきまーす！」
[/小文字][/小文字]小声ではじまる、鈴黎の配信。
[小文字][小文字]「え、あぁ。ローレン先輩には見られないよ。だって、熟睡中だもん。隣の部屋でね。ちゃんとスマホもパソコンもテレビも、何もない部屋だよ。真っ白の、本当に何もない部屋。」[/小文字][/小文字]
にっこりと微笑む、鈴黎にコメント欄は怖いで埋め尽くされる。
[小文字][小文字]「ひどいなぁ…。まぁ、しばらく作業配信になるからBGM扱いにしといてね」[/小文字][/小文字]

[小文字][小文字]「あ、ロレさんだし、赤の方が良くね？ロレさんっぽい」[/小文字][/小文字]
>北見いる！！？
>聞こえるのかよ。俺、なんも聞こえねぇや。
[小文字][小文字]「あー……。せやね。じゃあそこはっちゃって──うおっ！！」[/小文字][/小文字]
ガタンッ
「魁星っ！？」
[小文字][小文字]「──…大丈夫、？」[/小文字][/小文字]
>音的に、魁星がたぶん梯子でバランス崩して、落ちかけたところを鈴黎が支えたね。
>ニキネキ、助かる。
「[小文字][小文字]ネスも落ち着いて。魁星なら落ちただけだし。多分大丈夫だから」
「そ、それなら大丈夫だけど…。んじゃ、続きやるか」[/小文字][/小文字]
>考察ニキネキ大正解で草。
「出来たー？」
「おん、」
「うぇーい」
「出来たー」
「じゃあ、呼びますか。ローレン先輩」

>…………ん？
>あり、？

>呼ばないの、？




「ローレン先輩、連れてきましたー！」
「──…っす」
>ローレン、起きて―。
「えっと、お誕生日おめでとうございます！！！！！！！！！！？」
「ｗ、最後の疑問形いらないね。なんかではあるよ。うん」
「まぁ、ありがとう」