「[小文字][小文字]ゆ、め？[/小文字][/小文字]」
久しぶりによく眠れた気がする。
いつもならあの記憶の途中で終わるのに。
「あ、起きた？おはよう。鈴黎さん」
でも、思わないでしょう？
寝ていた場所が推しの膝の上だなんて。
「うぇ…？」
？？？
なでなでされてる？
え、あ、なんで？
良いことした覚えないんですけど..。
「体調は？大丈夫？」
「大丈夫れふ」
「ハヤトさん、大丈夫じゃなさそう」
「ですね……」
「水買ってきたーーーーーー！！」
三枝さんもいる。
「どの水飲む？結構何種類か買って来たんだけど」
いや、なぜ。
「鈴黎さん、どう？立てそう？」
はなれ、ないでほしいな
「もう、少し、この、ままで、いさせて、ください」
「うん。寝てな」
黛さんが優しくてよかった。
凄く申し訳ないけれど。
とんでもなく申し訳ないけれど。
でも、今は人肌が恋しい。