「鈴黎ーーー！！」
「にゃっは！北見くんやぁ！」
急ブレーキをかけたかのように止まる…わけでもなく、スピードは落とさずむしろ更に速く不破さんは本社の廊下を走る。
「！！不破さん！？」
いや、なんで不破さんがいることに驚いてんの？
「あっ、鈴黎！酒買ってきたーーー！」
マジナイス。
って言っても水筒に入ってるんだけどね。
「んにゃ、じゃあ俺が預かっとくわぁー」
「なんで！！？」
「レモンサワー、？好きなん？レモンサワー」
「当たり前じゃないですか。というか、くださっ！？」
ドンッ
「いっつぅ..........」
えー、只今ですね落ちました。
はい。
不破さんの背中から落ちました。
滅茶苦茶痛い。
「姫ぇ！！？ごめんなぁ…！俺がスピード上げたから…」
「あ、いえ…大丈夫です。私のせいでもありますし、それに階段から落ちた時より全然痛くなかったんで」
舐めるなよ。酒に酔った勢いで階段からどれだけ落ちたことか。
「そ、そっかぁ…まぁ、スタジオ目の前だししばらく休みな？」
「え」
いつの間に…！？