二次創作
拾ったなろくんがなんかすごい溺愛してくる。
side ●●
ここにきて、まさかの大失態。
着替えがないって話だけど.....
私はかわいい系のフリフリした服よりも、動きやすくてシンプルな、カジュアルな服が好きだから、基本私の私物の服はほぼ男女兼用と言っても過言ではない為、彼が私の服を着ても違和感はないだろう。
だけど.......
その、うん。言わずともわかるあれ、下着がないんだよね。
「どうする、今から買い出し行く?」
なけなしの振り絞った言葉がそれで、夜中に男の子と二人きりで買い物に行くなんてとんでもない発言をした自分に少し驚いた。
彼はその事への意識が全くないのか、満面の笑みでこう答えた。
「い、行きたい......!お買い物行きたいっ.....!!」
.........まじか。
んーー.....まあでもこの子の事だし..そんな変な事するような子じゃないし...
しょうがない、行くか。
「....じゃあ行こっか。まだでっかいショッピングセンターは空いてるだろうから...」
そして彼は、またもや満面の笑みを浮かべかわいらしくうなずいた。
「うんっ...!!」
[水平線]
「うわわわわ....ここが、リオンモール...!」
[小文字]天の声:かの有名なイ〇ンモールさんの頭文字を変えての、ご覧のスポンサー・なろっこさっきーの提供でお送りします。[/小文字]
そんなに驚く....?
この大きさといい、広さといい、そこまでではないと思うんだけどな...
このリオンモールは6階建てになっており、内5階と6階は駐車場。そして1~4階には、ショッピングする場所があったり、フードコートがあったりで、たくさんの店舗が並んでいる。
多分このリオンモールに住めば、衣食住には当分困らないだろう。
そんな事を考えていると、隣から忽然と彼が消えていた。
「あ、あれっ...!?」
自分から出たのはそんな間抜けな声で、自分でも驚いた。
.....ほんと、あの子といると知らない自分がどんどん解放されていくみたい。
.......違う、そんな事考えている場合じゃない。今はあの子を探さなきゃ。
私は、自分に体力が一ミリも..いや1ミクロンもない事を知っている。
だからそんなにモール内を走り回れる事が出来ない為、私はモールの端の方にある、インフォーメーションへ向かう事にした。
[水平線]
side なろ屋
う、うわああっ.......!!
広い、大きい、きれいっ.....!!
こんなところ、初めて来た...!!
そしてあたり一面を見渡すと、きらきらしたお店がたくさん並んでる。
どうしても行きたいという衝動が抑えられず、僕は夢中で走り出してしまった。
そして僕が入ったのは、きれいな宝石屋だった。
わあ.......すごく、きれい。
目の前にあったサファイアの埋め込まれたブレスレットをじいっと見つめていると、声をかけられた。
「あら、かわいいお坊ちゃん、それが気になりますか。」
声の主の方へと顔を向けると、そこには『店長』の小さなプレートのついているおばあちゃんが目に映った。
........わ、店長さんだ。
「美しいサファイアをうまく埋め込めた、自信作なのですよ。」
おばあちゃんはそう言って、にこりと微笑んだ。
あれ、今..自信作って言った....?
不思議に思い、僕は思い切って言葉を口にした。
「あ、あのっ......お、おばあちゃんがこれを、つくったの...?」
「そんなたいそうな事じゃないけどねえ...趣味の一環だよ。」
...........え?
や、やっぱり...これ、このおばあちゃんが作ったんだ....!
確かに、同じ商品がすべて各1つずつしかない事から不思議だったんだ。そりゃ、同じ商品をすべて正確に手作業で制作するのには手間が大きすぎるしね...
「誰かにプレゼントでもするのかい?」
おばあちゃんはそう言って、ショーケースからサファイアの埋め込まれたブレスレットを取り出した。
「えっ、えっ....い、いいよ、大丈夫!!」
何をするのか大体予想のついた僕は、その取り出されたブレスレットを遠慮するそぶりを見せた。
「じゃあ、今はお貸しさせてくださるかしら。」
「.......え?」
僕はもう唖然するしかなかった。
ぴーんぽーんぱーんぽーん
『本日もリオンモールにご来場いただきまして誠にありがとうございます。ご来店中のお客様に迷子のお知らせを致します。緑色のジャンパーに、黒いズボン、グレーの髪色にミントグリーン色の瞳をしています。』
そしてモール内にそんな大きな声が響き渡ったと同時に、その迷子は僕なのだと瞬時に悟ることができた。
「...迷子とは君の事じゃろう。持っていきなさい。いつでも戻っておいでね。」
おばあちゃんはそう言って、僕にブレスレットを手渡してきた。
「ありがとうっ.....」
僕はこの感謝には感謝しきれず、ぎゅうっと手渡された手を握る事しかできなかった。
「ほれ行きんさい。インフォメーションセンターは一1階の端の方に店舗してあるよ。」
こくっとうなずいて、僕は宝石屋をあとにした。
ここにきて、まさかの大失態。
着替えがないって話だけど.....
私はかわいい系のフリフリした服よりも、動きやすくてシンプルな、カジュアルな服が好きだから、基本私の私物の服はほぼ男女兼用と言っても過言ではない為、彼が私の服を着ても違和感はないだろう。
だけど.......
その、うん。言わずともわかるあれ、下着がないんだよね。
「どうする、今から買い出し行く?」
なけなしの振り絞った言葉がそれで、夜中に男の子と二人きりで買い物に行くなんてとんでもない発言をした自分に少し驚いた。
彼はその事への意識が全くないのか、満面の笑みでこう答えた。
「い、行きたい......!お買い物行きたいっ.....!!」
.........まじか。
んーー.....まあでもこの子の事だし..そんな変な事するような子じゃないし...
しょうがない、行くか。
「....じゃあ行こっか。まだでっかいショッピングセンターは空いてるだろうから...」
そして彼は、またもや満面の笑みを浮かべかわいらしくうなずいた。
「うんっ...!!」
[水平線]
「うわわわわ....ここが、リオンモール...!」
[小文字]天の声:かの有名なイ〇ンモールさんの頭文字を変えての、ご覧のスポンサー・なろっこさっきーの提供でお送りします。[/小文字]
そんなに驚く....?
この大きさといい、広さといい、そこまでではないと思うんだけどな...
このリオンモールは6階建てになっており、内5階と6階は駐車場。そして1~4階には、ショッピングする場所があったり、フードコートがあったりで、たくさんの店舗が並んでいる。
多分このリオンモールに住めば、衣食住には当分困らないだろう。
そんな事を考えていると、隣から忽然と彼が消えていた。
「あ、あれっ...!?」
自分から出たのはそんな間抜けな声で、自分でも驚いた。
.....ほんと、あの子といると知らない自分がどんどん解放されていくみたい。
.......違う、そんな事考えている場合じゃない。今はあの子を探さなきゃ。
私は、自分に体力が一ミリも..いや1ミクロンもない事を知っている。
だからそんなにモール内を走り回れる事が出来ない為、私はモールの端の方にある、インフォーメーションへ向かう事にした。
[水平線]
side なろ屋
う、うわああっ.......!!
広い、大きい、きれいっ.....!!
こんなところ、初めて来た...!!
そしてあたり一面を見渡すと、きらきらしたお店がたくさん並んでる。
どうしても行きたいという衝動が抑えられず、僕は夢中で走り出してしまった。
そして僕が入ったのは、きれいな宝石屋だった。
わあ.......すごく、きれい。
目の前にあったサファイアの埋め込まれたブレスレットをじいっと見つめていると、声をかけられた。
「あら、かわいいお坊ちゃん、それが気になりますか。」
声の主の方へと顔を向けると、そこには『店長』の小さなプレートのついているおばあちゃんが目に映った。
........わ、店長さんだ。
「美しいサファイアをうまく埋め込めた、自信作なのですよ。」
おばあちゃんはそう言って、にこりと微笑んだ。
あれ、今..自信作って言った....?
不思議に思い、僕は思い切って言葉を口にした。
「あ、あのっ......お、おばあちゃんがこれを、つくったの...?」
「そんなたいそうな事じゃないけどねえ...趣味の一環だよ。」
...........え?
や、やっぱり...これ、このおばあちゃんが作ったんだ....!
確かに、同じ商品がすべて各1つずつしかない事から不思議だったんだ。そりゃ、同じ商品をすべて正確に手作業で制作するのには手間が大きすぎるしね...
「誰かにプレゼントでもするのかい?」
おばあちゃんはそう言って、ショーケースからサファイアの埋め込まれたブレスレットを取り出した。
「えっ、えっ....い、いいよ、大丈夫!!」
何をするのか大体予想のついた僕は、その取り出されたブレスレットを遠慮するそぶりを見せた。
「じゃあ、今はお貸しさせてくださるかしら。」
「.......え?」
僕はもう唖然するしかなかった。
ぴーんぽーんぱーんぽーん
『本日もリオンモールにご来場いただきまして誠にありがとうございます。ご来店中のお客様に迷子のお知らせを致します。緑色のジャンパーに、黒いズボン、グレーの髪色にミントグリーン色の瞳をしています。』
そしてモール内にそんな大きな声が響き渡ったと同時に、その迷子は僕なのだと瞬時に悟ることができた。
「...迷子とは君の事じゃろう。持っていきなさい。いつでも戻っておいでね。」
おばあちゃんはそう言って、僕にブレスレットを手渡してきた。
「ありがとうっ.....」
僕はこの感謝には感謝しきれず、ぎゅうっと手渡された手を握る事しかできなかった。
「ほれ行きんさい。インフォメーションセンターは一1階の端の方に店舗してあるよ。」
こくっとうなずいて、僕は宝石屋をあとにした。